「本当に面倒くさい親父!」オットーという男 abuさんの映画レビュー(感想・評価)
本当に面倒くさい親父!
細かくて、口うるさくて、独りよがり。でも…よくよく考えてみると、悪いことは何もしていない。むしろ“奪う”より“与える”側の人間だ。
頼まれれば、つい手を差し伸べてしまう。しかも、ただ与えるだけではなく、そこには積み重ねた経験と技術、そして寛容さがある。
それはきっと、妻の存在が影響しているのだろう。
そんな彼が人生の終盤に、どれほど豊かな時間を過ごしたのか。
不器用だけど、どこか愛おしい人物を描いた、心温まる一本でした。
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