「頑固親父を溶かしていくご近所さん」オットーという男 だいふくさんの映画レビュー(感想・評価)
頑固親父を溶かしていくご近所さん
じんわり、幸せと感動が染み入る映画でした。
トムハンクスらしく、演じるには彼でないとと思えるくらい。
死にたくても死ねない。普通ならかなり重いテーマなのに何か笑ってしまう、コミカルさがある。
それは完全に、前の家に引っ越したマリソルの存在。誰もが避ける頑固親父に面倒向かって接していく、明るい姿はこちらも幸せになる。
病院で心が大きいって爆笑する所は一緒に笑えました。
オットーの悲しい奥さんとの過去は、本当に辛いものでした。徐々に回想されるから余計にです。でも、彼の心を溶かしていく、マリソルや周りの人たちが、ちゃんと彼のことを思ってくれている。
死にたいから、生きると変わっていく、一人の頑固親父。何とも温かくなる作品でした。あと、流れる曲も全部良かった。
正直、ご近所付き合いなんて、全くしてないのですが、こういう付き合い悪くないなと思わせてくれました。
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