「頑なな男がほどけていく過程がいい」オットーという男 かずジーさんの映画レビュー(感想・評価)
頑なな男がほどけていく過程がいい
誰にでも起こりえる、不慮の事故から人生が狂う。
元来の性格にそのトラブルが加わると、自暴自棄になったり自殺を考えることは分からなくはない。
そんな彼にも、隣人の愛に救いがあった。それは彼自身の奥底が誠実で愛情深いからなんだろう。
自分もベタベタと優しくすることが苦手で、愛情表現が下手だと思う。
この映画を観て、”それでもいいけどこんな選択肢もあるよ”と気づかされた。
電話を借りに行ったシーンとラストシーンの遺言でホロリと来た。
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