シモーヌ フランスに最も愛された政治家のレビュー・感想・評価
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タイトルなし
時間がいったりきたりする設定は、相変わらず疲れてしまうけれど、この作品は、時間の流れとともに進むより、この方がよかったと思える。
彼女のこの強さが、貫かれる信念が、元々持っていたものなのか、戦時中の体験によるものなのか、それはわからない。
でも、確実に戦時中の体験は彼女の人生に多大なる影響を与えたのは容易に想像はつく。
姉の件は、見ていて、正直こたえた。生き延びた生存者なのに。
後半になると収容所が描かれる割合が増えていき、映像だけではなく、シモーヌの語りでもその凄惨さが語られる。
やはり、それがこの映画の、シモーヌの人生の、コアなのだなと。
そして、この時代にこれだけの活躍を残した女性には、やはり理解のある伴侶がいるのだなと思った。家庭に入ることが当たり前の時代に、そうしない妻を受け入れ、支えた夫の存在。
さらにそういう生き方をすすめる母の存在。
司法の世界の女性進出の厳しさを見て、理解のある伴侶を見て、母を見て、ふとRBGを思い出す。
こういう人たちがいたから、今がある。そう思わずにはいられない。
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ヴェイユの名前はフランスでとても聞いていたのに、どういう人なのか...
ヴェイユの名前はフランスでとても聞いていたのに、どういう人なのかよく知らず、とても感動した。女として闘ったということはもちろん、法と正義を求め、自身のトラウマと闘いつつ、刑務所の人権ようご、エイズのサポートなどを進めてきたことを知る。パートナーも最後には彼女を支える側に。そして、彼女の母へのオマージュ。何が何でも生き抜くことを伝え、乗り越えるたびに強くなることを伝える。EUへの期待。フロントナショナルに負けない気概。
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アウシュヴィッツの生き残り
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