「既視感」もう、歩けない男 みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
既視感
お湯の映画を観たいという妻を押し切ってこちらを選択。
妻には申し訳ないことをしたかも。
まず、主人公に感情移入しにくいのは事故に遭う前の状況。
それほど敏腕というわけでもなく、結構なお調子者。
事故後も当然同情すべき点はあるものの、
障害を負ったからと言って傍若無人な振る舞いは許されるものではない。
家族の献身や葛藤もそれほど描かれることもなく(恋人に至っては逃避して)
結構裕福な感じもあってかなり違和感を持ちつつ推移する。
ロシア人女性(なぜこの時期ロシア?の観はあるが、事実に基づいて?)の登場はかなりインパクトがあって、
爽快でここから一気に上がるのかと思いきや・・・・・・。
最後までスッキリせず、ラストは唐突で尻切れトンボと感じた。
実話に基づく物語、全体の流れには既視感がある。
最強の2人?
深みに欠けた。
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