「【人生の頂点に居た高慢な男が、自らの愚かしき行為により四肢麻痺になり死をも覚悟する程の絶望感から、家族の支えや、口は悪いが優秀なロシア人介護女性やリハビリ仲間の存在もあり這い上がる姿を描く。】」もう、歩けない男 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【人生の頂点に居た高慢な男が、自らの愚かしき行為により四肢麻痺になり死をも覚悟する程の絶望感から、家族の支えや、口は悪いが優秀なロシア人介護女性やリハビリ仲間の存在もあり這い上がる姿を描く。】
ー 今作は映画としては、作りが粗い部分がある。但し、実話である事と、アーロン・ポール演じるアダムが、四肢麻痺になってから、人間として成長する姿に惹かれた作品である。-
◆感想
・保険会社の営業マン、アダムは急遽部長の座に就き、一目ぼれしたキャサリンとアッサリ結ばれ、家を購入し、我が世の春を謳歌していた時に、新居祝いで酔っ払って池に飛び込み四肢麻痺へ。
ー 正に天国から地獄とはこのことだろう。-
・アダムはヘルパーや家族に当たり散らすが、元々は自分の愚かしき行為が招いた事だという事は良く分かっており、彼の怒りは実は自分への怒りなのである。
・そんな時にやって来た新しいロシア人ヘルパーの存在感が屹立している。アダムには出来るだけ出来る事は一人でやらせ、優しく接するというよりは、彼の自立心を掻き立てるような態度。そして、障碍者の男と女性のロシア製ポルノビデオなんかを置いていく。
・ロシア人ヘルパーはアダムに言う。”前の夫はハンサムな男だったよ。だけど、今の旦那の方が優しいんだ・・。”
■一度は、身障者用の車が壊れて自棄になったアダムが、ロシア人ヘルパーに暴言を吐き、解雇したアダムが、家族の支えやリハビリ施設で一緒になった仲間達の姿を見て、電動車椅子に乗ってロシア人ヘルパーに謝罪し、”もう一度戻ってくれ”と懇願するシーンは、彼の人間としての成長を物語っている。
<ラスト、職場に復帰したアダムは再び仕事に取り組んでいく。そこには、絶望した男の面影はない。エンドロールで流れた実在のアダム氏の写真や奥さんと娘さんと仲良く映っている写真は、沁みたなあ・・。>
なかなか良作でしたよね^ ^
アーロンポールはなかなかのハマりっぷりで引き込まれました。
途中から演技だとは思えなくて
ほんまにアダムにしか見えなかった。(T . T)
レナオリンも良かった!(^^)
すみません。レビュー中の彼女の名前がキャサリンになってたけど
クリスティンだったと思います。
m(_ _)m