「頑張るオジサマ、ジェラルド・バトラー主演ということで楽しみに観始め...」ロスト・フライト おかきさんの映画レビュー(感想・評価)
頑張るオジサマ、ジェラルド・バトラー主演ということで楽しみに観始め...
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頑張るオジサマ、ジェラルド・バトラー主演ということで楽しみに観始めました。
序盤から色々なフラグ立てまくりで、これ系の映画としてはすごくわかりやすい展開です。
ただ、主人公を含めて人物の掘り下げがまったくと言っていい程ないので、物語として薄っぺらい印象が否めません。
父と娘の家族愛を描きたいのかもしれないけど特になにもなし。殺人犯のガスパールがもっと危うい存在かと思えば特に何もなく素直に協力してくれるし、彼の過去の過ちに関しても軽く触れただけでまったくわからない。
死線を潜り抜けるうちにトランス機長とガスパールの間に徐々に友情が生まれ・・なんて王道の展開もないです。これ、殺人犯っていう設定いりますか?
他の乗客もただいるだけで何も物語に絡まないし、落雷で壊れた飛行機も意外とあっさり直るし、通信手段がない絶望感も電話機を見つけてささっと修理してあっさり電話出来るし。
反政府ゲリラ達に捕らえられた乗客たちも一瞬で救出出来ます。
すんなり到着して助けに来てくれた部隊も強すぎて、反政府ゲリラに囲まれた絶望感というものがまったく感じられません。
物語としての盛り上がりが特にないまま最後まで観終わりました。
こういうベタな設定の映画はもっと面白く出来るだろうなぁと思うのに残念です。
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