「”ご都合主義が一番気持ちいい”」ロスト・フライト szmushiさんの映画レビュー(感想・評価)
”ご都合主義が一番気持ちいい”
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「「着実に一つずつ」」
自分が本作から受け取ったメッセージはこれに尽きる。
機長 ブロディ・トランスが、危機的状況におかれたときに副機長 サミュエル・デレに対してかけていた言葉である。
ブロディは、どんな状況においてもできることを考え、すぐに行動に移していく。
その結果、ほとんどの場面で主人公の都合のよいように物語は進んでいく。
不時着した島から救援を求める際も、難なく連絡をかけることができ、
乗客を人質に取られた際も、結果的に全員を助けることができ、
島脱出の際も、誰ひとり欠けることなく逃げ切ることができる。
どんなに困難な状況でも、”今、できることを考え一つずつ前に進んでいく”
このことの大切さがよく分かる内容だった。
予想を裏切られる映画のような満足感はないものの、全てが都合よく進んでいく物語は、
観終わった後に爽快感があり、”これはこれで最高だ!”と感じた。
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