「スリリングな展開・迫力のあるアクション・立場の異なる男2人の友情、を期待して観ると肩透かしを食らう」ロスト・フライト michimomichiさんの映画レビュー(感想・評価)
スリリングな展開・迫力のあるアクション・立場の異なる男2人の友情、を期待して観ると肩透かしを食らう
“体感40分”と謳ってますが要はその場その場でいろんなことが起こるだけで物語が膨らむ訳ではないです。危機的状況も都合よく解決していきます。アクションシーンは少なめで最後に大規模な銃撃戦があるぐらい。1対1の格闘シーンはプロレスのようでした。
そして肝心の機長と護送犯の2人ですが…これがぶつかり合うでも牽制し合うでもなく中途半端な関係性のまま物語が進むので、お互いの個性や魅力を引き立てることがありません。中途半端なバディ感がこの映画の致命的な部分だと思います。
唯一魅力的だったのが、航空会社の危機管理のスペシャリスト。この人を軸にした方がもっと面白くなったのでは?と思わずにいられません。(調べたら「ゴースト/ニューヨークの幻」のあの人でした!)
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