「今作品が観ていて1番痛みを感じる映画(特に男性限定)」ジョン・ウィック コンセクエンス ソニー・クロケットさんの映画レビュー(感想・評価)
今作品が観ていて1番痛みを感じる映画(特に男性限定)
前作でウィンストンに撃たれコンチネンタルを追い出されキングの元で復讐の為に身体を治していたジョンは首長を射殺し主席連合にケンカを売ったがウィンストンのいるNYコンチネンタルは没収されコンシェルジュのシャロンも失ってしまう、そんな中ジョンは旧友のシマズを頼りに大阪に向かうがそのジョンを追って旧友のケインが刺客として放たれてしまい自由を求めてジョンの戦いは激化する。
監督がやりたいアクションを全て注ぎ込んだ今回のメインディッシュはチャド・スタエルスキ監督風ラストサムライ、座頭市、燃えよドラゴン、蒲田行進曲、続・夕陽のガンマン等のアクション映画のオマージュを盛り込み家族、友情、愛情ソース添えです。
物語の前半で大阪コンチネンタルが登場し支配人としてシマズ役の真田広之が登場するが元JACは伊達ではない、キアヌに負けないアクションを披露していた。でもハリウッドの描く日本は少々誇張表現があるみたいで銃火器に刀や弓矢、手裏剣のスタイルで挑む姿はラストサムライを彷彿とさせた、そして物語ラストにて決闘場所に向かう時に222段の階段をせっかく登ったのに1番下まで転げ落ちるシーンは痛いを通り越してそのまま昇天しそうなシーンであるがそれよりももっと痛いのは男性限定にしかわからないアレのシーンだろう。
キアヌのガンアクションは前作までのスリーマッチガンシューティングにヌンチャクと刀が加わりパワーアップしているが銃弾が切れたら相手の銃を鹵獲し反撃しそれも弾切れを起こしたら投げ付け更には銃をフィールドストリッピングしフレームをナイフ代わりに使い反撃、もはや銃としての役割を果たしてない(笑)
タイトルのコンセクエンスの伏線回収は色々あるが殺し屋としての報い、家族を失った報い、復讐の報い等色々考えられるがやはりこのシリーズを続けていく報いではないだろうか?何処かでケリをつけなくてはならない時はある。始まりがあるから終わりがある、終わりがあるから次がある。
実際にジョンウィックのスピンオフ企画もあるそうだが次の作品にバトンタッチは出来た終わり方だったのだろうか?
最後にジョン・ウィックシリーズ教訓!!
家族と犬は大切にしましょう!!