不思議の国の数学者のレビュー・感想・評価
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学問は美しい
久々の韓流映画でした。韓流らしく、ドラマチックな展開が面白かったです。
序盤、学校の殺伐とした雰囲気の中で浮いてるジウ君に少し親近感がわきました。だからこそ、同じく脱北して社会の中で浮いてる人民軍ことハクソンさんと気が合ったのではないかと思います。その2人が数学を通して心を通わせ、自身の人生と向き合っていく姿がとても感動的でした。
主演のチェ・ミンシクの映画は初めて見ました。演技に渋みがあり、オーラを感じました。でも、数学の話をしている時だけ子供っぽくてさすがだと思います。ジウ役のキム・ドンフィもどこか暗いけど人懐っこくて素直な演技にとても好感が持てました。
本作は現在の韓国国内のみならず全世界の学校の在り方を投影した作品だと思います。学生は将来のため内申のために学び、親や先生も将来のいい暮らしのために学ばせる。でも、本来の学問はもっと純粋で、無理に詰め込むものでないと思います。そういった視点を持てた人が学問を美しく感じられるのではないでしょうか。この作品は学問を学ぶ姿勢を改めて教えてくれた作品でした。
年に1,2本、想像を遥かに越える感動作に出会える事がある❣️
年に1,2本、想像を遥かに越える感動作に出会える事がある❣️
「不思議の国の数学者」素晴らしい映画でした😆🎉
これだから映画鑑賞、止められません❤️🧡💛💚💙
(原題) 이상한 나라의 수학자
2人のやりとりもすごく穏やかだったし、照明の温かみから季節の変遷の映像はとっても美しいし、カメラワークも他にない独特な方法でとっても魅力的でした。音楽も良かった。数学というテーマでもしっかり南北問題を取り扱うのは韓国映画の得意技ですね!
王道の中にある美学。
ある意味王道のストーリーだけど、生きる上での大切なヒントが詰まった素敵な映画でした。脱北して高校の警備員をしている天才数学者のおじさんと超進学校で早速落ちこぼれる男子生徒。
数学を愛するその生き方に触れながら二人の秘密の授業が行われる。たとえ誤答だったとしてもそこまでの過程が大切。今日がだめならまた明日。勇気を出して向き合ってゆく。韓国ならではの問題も交えながら正しい答えが導かれてゆく。
それぞれのキャラクターも分かりやすくて良かった。腹立つ奴はちゃんと腹立つし、真の仲間は裏切らない。ジャンプの青春漫画みたいな終わり方も清々しかった。良作!
正解だけが全てではない!
数学と言うマニアックな題材でしたが非常に面白かったです!警備員と落ちこぼれ学生の心温まる話。円周率のピアノも本当かよと思いつつも聞き入ってしまいました。ラストもとても素敵でした。観終わると幸せな気分になります。今年観た映画でベストでした!また池袋の新文芸坐に観に行きました。イイ映画だなー
数学版ベストキッドにセントオブウーマン
キャスティングが絶妙
主人公のジウがイケメンでないのが良い。どちらかと言うと情けない、見てるこちらが頑張れと応援したくなる顔。
物語は王道。世を拗ねて隠棲しているその道の神様老師が、押し掛け弟子の指導をしていくうちに、自らの過去の過ちと向き合い、再生する話。
ベストキッドの数学版。それもジャッキーチェン版。
解法だけを追い求める担任と、一見勝ち負けに関係なさそうな基礎訓練をやらせ、本質を教えてくれる真のマスターとの対比もそのまま。
でもそこが良い。
数年後少し頼もしくなったジウとの再会も良い。
映像的には、数式を板書しながら黒板の裏から表にワンカットで回り込むカメラワークが素晴らしい、
パイの演奏も音楽が良い。
老師はパイを何桁まで暗記してるのだろう?
老師の業績としてリーマンのゼータ関数の予想を持ってきたのも上手い。
難問であり、解いたとする数学者も急死して未だに、証明されておらず、もし証明されたら、素数を使う現在の暗号通信に多大な影響がある
ヒューマン映画
もっとダークでサスペンスぽいかと思ってたら、
思ってたより軽く、少しラブコメ要素あり、けっこうポップだな(笑)
韓国ドラマ観ないけど、たぶん恋愛系の韓国ドラマのノリなんでしょうね(^^;
好きじゃない(笑)
若い子達の演技も安っぽいな…(笑)
そんな感じのヒューマン映画です。
思ってたのと違って、残念(笑)
浪人中に文転するのは、脱北じゃなくて脱理?
文転するまでは、情報通信工学志望の理系少年だったので、ネイピア数とかオイラー定理とかは数3で学んだはずなのだが、何故そうなるのか考え始めると試験を解くどころじゃなくなってしまい、結局公式の丸暗記になり、ついていけなくなってしまった。映画でも出てきたが、直径を斜辺とする三角形ってかならず直角三角形になることすら、忘れてしまっていた。この映画は最終的にはリーマン予想の証明が描かれているが、内容はちんぷんかんぷんだが、名前だけは知っている。
この映画、南北問題、脱北、越北と、ちゃんと韓国の置かれた現状も織り込まれているから、盛り沢山だが、ラストは感動的だ。イチゴミルクが飲みたくなったなー。
俺、大好きなんです、科学者の話。
科学者、数学者の話が大好きな上に、韓国映画らしく南北の関係を取り入れてサスペンス風味まで味付けしてくれた、自分には絶賛映画。う〜む、楽しい!!
学者の話が好きなのは、たぶん俺の憧れから。かつ学者ってベースが平坦な感じという思い込みがあるから、人間らしさを見せるとそれが際立つというお得感もある。
この映画もちゃんと偏屈そうな四角四面な感じの素性を隠して高校の警備員をしている数学者。彼が、数学で落ちこぼれている少年と、数学を巡って繰り広げる話。数学の魅力を、観ているこちらが飽きない、辟易しない程度に盛り込み、すぐに音楽と数学の素敵な関係を説教臭くなく美しいピアノ曲で伝える。
この監督、「数学は、やはり美しい」と呟きながらこの映画を撮っていそう。
一件落着かと思わせた後の後半は、南北絡めた(緩やかな)追跡劇も交えてこちらを最小限にハラハラさせ、そしてラストは・・というサービス精神満載の映画だった。
あ〜、面白かった。
おまけ1
学園シーンを中心に、台湾映画を観ているかのように感じた。俺が、台湾青春映画を好きすぎるのだろうか?ヒロインが台湾的だったんだろうか?
おまけ2
「イーのアイパイ乗プラス1イコール0」はやっぱ、美しいんだね。カタカナで書いても美しくないな。
おまけ3
好物はイチゴ牛乳、にもちゃんと背景があったね。それも悲しい背景が。こういうとこ、上手いよな。
おまけ4
間違った問いから正しい答は出ない。なるほど。
体当たりしてこそ仲良くなれる。労力を使って仲良くなれ。これはまた、数学者が言いそうもないセリフだが、ますますなるほど。
おまけ5
数学者に必要なのは勇気。解けない時、苛立つ代わりに「明日、解こう」という余裕。それが数学的な勇気。なるほど。感心。
おまけ6 Bacchusさんレビュー読んで思い出した。
三角形の面積、俺もすっかり騙されました。「図を描くの、下手だな」とか思いながら、「30でしょ」と頭の中で答えていた自分は、映画の残りの時間じゅう、外の廊下でバケツを持って立ってました。赤面。
〝脱阪〟とか〝越阪〟なんて言葉がない今の世界に感謝❗️
Q.E.D.(証明完了)は、ラテン語なんですね。
もしやと思い、調べてみると、AQUA(水)、REX(王)、メメントモリ(死を忘れるな)など映画でもよく聞く言葉がラテン語には多数あります。
ジュラシック・パークのT-REX、クリストファー・ノーラン監督のメメントなど、ラテン語の教養などない私でも普通に使ってます。
脱北という言葉は、日本の報道番組でもよく聞きますが、〝越北〟という言葉は、この映画で初めて知りました。
南から北へ。
そういう人もいるんだ、ということも初めて認識しました。南のように思想信条が(一応)自由であっても、運に恵まれなければ辛いことが多い社会よりも、絶対的な指導者に盲従するシンプルな北の社会のほうが精神的には遥かに楽かもしれない。邦題で言うところの〝不思議な国〟には、〝同志〟のことを考えるのに精一杯だから、自分探しなんかで悩んでる若者などいないだろうし、いたとしたら、危険思想に繋がりかねないとして矯正させられるのかもしれない。
もし戦後の日本が東西に分断されていたならば、脱阪とか脱京、越阪とか越京なんて言葉が存在していた可能性もあったということを想像すると、本当に運が良かったなと思います。(←見たばかりの『ジュリア』の影響)
生まれ変わりがあるのだったら、今度は数学の美しさが分かる人になりたい❗️
『博士の愛した数式』を思い出しました。
ジウくんも頭の形が直角だったかな?
数字の小難しい話ではない
疑似親子愛の話
それだけではなく、北と南の確執も交えながら話は進む
僕は高二で理系→文系に進路変更したが一週間知恵熱で学校を休み、ついていけなくなり…
但し数字は公式を覚え、出題者の意図を読み解くといった考えでなく、なぜそうなるのかを紐解いていくのが好きだったが、大学受験に間に合わないということも…
泣ける場面もあり満足
何人かの鼾は聞こえていたけど…
大袈裟に言うとシュリ以来の韓流感動作
よくわからない数学者の物語を南北問題に絡めて描き、しかも良質な音楽も交えながら後味の良い感動作に仕上げたのには率直に素晴らしい!と思えた。
チェ・ミンシクはシュリの名演がいまだに記憶に残っているが、今作でも圧巻の存在感を発揮している。どんな役にもはまる演技力は卓越したものがある。
もっと多くの映画館で上映すべき作品である。
チョットありそうにない小さな話が積み重なって素敵な物語が描かれています
韓国の超名門高校を舞台に、落ちこぼれの高校生と秘められた過去を持つ老警備員の交流を描いた物語です。
チョットありそうにない小さな話が積み重なって素敵な物語が描かれています。
この作品への感想は、見た人の韓国の認識度に左右されるのかもしれません。
自分は素敵な物語と感じましたが、事情に詳しいわけではないので感想はこの程度で。
ちなみに老警備員を演じたチェ・ミンシク、自分が初めて見た韓国映画で活躍していました。
(2000年公開の「シュリ」です。理念のためテロ行為を行おうとする北朝鮮特殊部隊長役です)
血気盛んな北朝鮮特殊部隊長から老いた警備員に変わった姿を見て、時間の経過を感じました。
懐かしいですね。
不思議なつくり
少年が主人公だと思うんだけど、途中から存在感なくなるのね。
ヒロインなんだろうなっていう同級生の女の子は、ほぼ出番なしというか、活躍しないの。
それで最後は用務員のおじさんが「実はすげえ数学者だったぜ」と権力を振りかざす感じで、問題解決して終わり。
不思議なつくりなんだよね。
でもみんな、こういう水戸黄門パターンは好きなんだろうな。
あと「一見冴えないけど、実は……」も人気があるね。
数学の美しさを示すのにオイラーの等式をもってきたね。
確かに不思議な感じがする。
韓国ドラマの真骨頂が生んだ映画!完璧👌😂
ありそうだけど、絶対にありえないんだけど
でも、あって欲しい(あるといいなあー)
これこそが、韓流だ!
受験、学歴、こそがの現代、
誰もが不定したい現実なんだよね
(日本も同じだよね)
その社会を、否定、非難する映画ではなく
その中でのドラマ。
空想が膨らんでいく!
超進学校のなかの落ちこぼれの彼(主人公)
彼が、気になる同級生(女子)
彼の家庭環境、彼女の家庭環境
その学校の用務員は、脱北者
(その実は、北の大学で天才数学学者)
彼を監視、見張る北の同胞
天才数学者と挫折寸前の劣等生の物語が
始まります。
ね!興味、深々でしょう😆
数式上の答え(正解)が重要ではなく、
正解を見つけるための過程こそが数学!と
名優チェ・ミンシクが演じる用務員は諭す。
公式を使わずに問題を解く「過程」の中に
本質を見つけ出す。
三角形の面積は?
深いなぁー、なるほどなー
間違った問い(問題)には、答えがない
GWは、たくさんの映画に、出会えました😃
韓国映画を観るといつも感じる、パワハラ酷くないですか?
いい映画ではある
あるのだが、正直、また脱北ものかとも思ってしまった。
北から来た女性ボクサー
北から来た女性ドライバー
で今回は北から来た天才数学者
政治的なテーマがただでさえ韓国映画は多いなと個人的には感じており、鑑賞している皆さんはどう感じているのか知りたい。
本当に
円周率はあんな綺麗なメロディを奏でるのでしょうか?物語の前半はライトな感じのストーリーが展開されますが、後半は少し重い展開になっていきます。イ・ハクソンとハン・ジウの年の離れた友情にも似た関係には熱いモノを感じました。
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