「緊迫感はあった」デシベル ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
緊迫感はあった
作品全体を通してツッコミどころは多々あった。
国の隠ぺい体質を描きたいのだろうが、自国の兵隊たちの生命を脅かす航路を軍事演習で使うのか?とか母娘がそこで目覚めるの?あんなに立派な爆発システムを構築できる人間だったらもっと早くに特定できるんじゃない?であったり、クライマックスの爆弾が爆発するのか間に合って解除できるのかのオチが読めちゃったりなんて。
でも、仕掛けられた爆弾が途轍もない破壊力ではなくて、そこに居合わせた人々を恐怖に追い込みながらじわじわと二の矢三の矢(作品中では〇番魚雷と呼ばれていましたね)が放たれて行くところはリアルさを感じて手に汗握っちゃいました。
ストーリーなんか作品の勢いで力技で抑え込む、韓国映画の勢いをまたもや感じました。邦画じゃこうならないんだろうなぁ……
韓流の役者さんの顔や名前に馴染みのないワタシ、奔走する副長さんと巻き込まれた記者さんが溝端淳平さんとオードリーの若林さんにしか見えなくって、シリアスなのに薄笑いが浮かんでしまったことを反省です。
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