劇場公開日 2023年3月3日

  • 予告編を見る

「フリー素材…??」丘の上の本屋さん ababiさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0フリー素材…??

2023年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

やっすいBGM、フリー素材ですね??

あと、風景は綺麗だけど、いったいどこから撮ったの?
店先から見た感じでもないし…。
土地の全体像が見えない、取って付けたような切り貼り感。
まさか、これもフリー素材???

つーか、ここは本当に丘の上なのだろうか…???

おじいさんに向けられた、強めの女優ライトもナゾ。
最後にナゾの安安ロック…。

本への愛は伝わってきたが、人物描写が希薄で、
移民の少年の家族構成も、学校の様子も、何にも見えない。
そもそも、おじいさんは家でどう過ごしているの?
そんな事はきっとどうでもよくて、本屋が主役で、
本屋という場所を生命体として描いているのかな???
それくらい、各人物の詳細無視。

移民の少年は、別に差別されたり迫害されてる訳でもないのに
「世界人権宣言」とか唐突に渡されて、どういう気持ちになったのでしょう…。

ababi
きりんさんのコメント
2025年3月31日

こんにちはー

〉移民の少年は、べつに差別されたり迫害されたりしている訳でもないのに

イタリヤやギリシャの海岸には、上陸を阻まれたアフリカからの小舟が転覆してたくさんの水死体が流れ付いているのが現状です。
アフリカの対岸であるイタリヤやギリシャは、ヨーロッパの玄関口。難民や貧困層が命がけで渡ってくるのですね。
幸運にも生きて上陸しても「移民排斥の極右政党」による追い返し政策の迫害は猛烈なのです。

勝手にやってきたのだから追い返すのが当然かって?
そこが違うのですよ。
ヨーロッパの列強はかつて軍隊を率いてアフリカ全土を侵略し、アフリカの人たちの土地を奪いあって全土を植民地にしました。
殺し、レイプし、奴隷として本国に大量に現地人を輸入した。言葉を奪い、列強の国語=フランス語、英語、ドイツ語を使うことを強制した。
あの移民の少年はブルキナファソから来た子です。ブルキナファソは1960年まではフランスの植民地だったので今でも現地ではフランス語が残っています。

―これらの歴史あっての、今現在も続くヨーロッパの移民問題・差別問題なのです。

きりん
PR U-NEXTで本編を観る