劇場版 SPY×FAMILY CODE: Whiteのレビュー・感想・評価
全334件中、321~334件目を表示
大満足です!!
まず私はSPY×FAMILYが好きで、利害の一致による偽装家族ではあるんだけど段々と家族の絆が芽生えてるフォージャー家が大好きで、そのフォージャー家の活躍がオリジナルストーリーで観れて楽しくて仕方なかったので、甘々の評価になる事はご了承下さい。
フォージャー家の簡単な紹介から始まり、星獲得に向けて調理実習で作るデザートの為の旅行、その道中で軍の機密にアーニャが関わってしまい…という流れですが、中盤まではフォージャー家の旅行を楽しむシーンがほとんどです。
合間に物語の伏線が散りばめられますが、まったり進んでる感じであまり進展しないので、もしかしたら退屈に感じる人もいるかも?私は全く退屈しなかったですが。
アーニャが攫われた後半から捲し立てるように物語がガンガン動い、それぞれ別の場所で家族を助ける為に戦ってはいるんですが、飛行船の舵をきるシーンは3人協力してるのが家族の絆が深まる感じで胸熱でした。
全体を通して作画は素晴らしいですが、戦闘シーンは特に良かった!めちゃ動く!
アーニャが便意を我慢したり、う◯この神様が出てきたりこの辺のギャグはもういいから!となりつつ笑ってしまった…。便意に悶えながら逃げ回るアーニャがシュール。
個人的にボンドがお留守番じゃなくて良かった!ペット用の乗車券付けてたり、もちろんレストランは入店禁止だけどボンドにもご飯もあげてて、敵船に乗り込む前にフィオナにボンド預けてたり、ちゃんと大事にされてて嬉しい。
あと、ラストに手を繋ぎながら並木道歩いてるシーンもなんかすごく…家族じゃん。いや、家族なんだけど。
オリジナルストーリーなので少々不安はありましたが、ロイド、アーニャ、ヨルはもちろんボンドも活躍の場があり、他の準レギュラーのキャラも出番があり、本当に大満足です!
ツッコミどころはありつつも、SPY×FAMILYらしいというか。
原作の進行に影響でないようなオリジナルストーリーでほぼ全キャラ出して、よくここまでまとめたなぁ!と思いました。
それからゲスト声優の情報は全く知らず、違和感なさすぎて鑑賞後に中村倫也さんと賀来賢人さんと知ってビックリしました!賀来賢人さんは他の作品で上手いの知ってましたが、中村倫也さんもめちゃくちゃ上手!良い感じのモブキャラだったのが良かったのかもしれませんが!
SPY×FAMILYってコメディ部分が多くて、描写もコミカルだから子ども向けと言われますが(今回のう◯こギャグとか特にね)、一見平和そうに見えてもいつまた戦争が起こるか分からない緊迫した状況というのも根っこにはあるから、その辺子ども向けだけではないと思うんです。
なので子どもと一緒に大人も好きになってくれたらいいなぁ…と思ってます。
SPY÷family CODE:Brown
IMAX版で鑑賞
この映画はどの世代を対象にしているのか?
確かに子供・ファミリー世代がメインの対象だと思う。しかし、未成年が行けない深夜先行上映をしている。ということは製作側は大人を含めた全世代に見てもらいたい思いがあるはず。であるのなら今回の映画は少しまずかった。
鬼滅や呪術は 大人の鑑賞に耐えうる内容で多くのリピーターを生んだ。しかし今作は内容には多くの不満が残る。多くのリピーターが来てくれるのかは疑問である。
初見の人向けに登場人物紹介があるので付き添いで見に来た人には安心です。しかしあくまでスパイ映画である。中盤まで特にスパイ映画らしい見せ場は無い。
そして私が一番問題であると思う中盤。急に画風のタッチが変わる。別に画風の問題では無い。いきなりクレヨンしんちゃん風になるから。
終盤の敵との対決もただゴリ押し。場面の変化の工夫も無い。
CODE:White の意味は?
寒い地方に行って雪があるからWhiteなら殆ど意味がない。もっと雪上の戦いや何かが必要。もし医療現場の用法なら問題の対象はむしろアーニャ側。意味が不明。何も考えずに付けたが正解か?
再度戻るが、正月映画でファミリー層を取り込み、中ヒットでも良いから「その世代に特に楽しんでもらいたい」という思いなら正解です。でもリピーターを取り込み、特大ヒットを狙うのなら多分無理。初日に行くぐらいだから、特大ヒットして欲しいのではあるが…。私の予想が外れ「そういえば大外しなレビューしていたヤツがいたな!ハハハ…」となれば良い。
この映画を楽しめないのなら─
コンテンツの要素を至極素直に反映させた分かりやすい娯楽アニメでした。これを楽しめないというのであれば、この作品自体まったく見ない方がいいと思います。多分悪口しか出てこないと思うので─。
シリーズの笑いどころ満載で、そこに新たなストーリーが展開していて、めっちゃ面白かったです。映像も予想より良かったので、ダイジェストとか総集編のような姑息な商売なんかよりもずっとずっといいなぁと、心から思いました。
もう少しときめくものが欲しかった
人気のアニメの劇場版である。テレビアニメは全話見ているが、設定を受け継ぎながらのスピンオフという作りだった。はじめの方に大雑把な各キャラの説明があるので、テレビアニメを見ていなくてもそれなりに楽しめるとは思うが、説明が足りない部分もあるので、テレビアニメを見ておいた方が無難である。しかしながら、率直に言ってテレビアニメを全編観ているファンには、逆にかなり物足りない内容になっている。
西側のスパイの男ロイド・フォージャーがミッション達成のために偽装家族を構成する必要に迫られ、妻役と娘役をスカウトして俄かに作り上げたのがフォージャー家である。妻役に選ばれたヨルは実は東側の殺し屋であり、娘役に選ばれたアーニャは孤児院育ちで人の心が読める超能力を持っている。飼い犬のボンドは未来を予知する超能力があり、アーニャは犬の心も読めるのでその未来予知も共有している。アーニャはロイドとヨルの正体を当然知っているが、ロイドとヨルは互いの正体を知らないという設定になっている。また、ヨルはロイドに想いを寄せているが、ロイドはそれにも気付いていない。
前半はテレビシリーズで見たことのあるような話で、あまり目新しいものではない。アーニャの学校でお菓子料理コンテストがあり、審査員長を務める校長の好みを情報として知っていたロイドは、その菓子の試食のために家族を伴って校長の生まれ故郷に出かけるのだが、そこで想定外の人物が登場して話がややこしくなる。
メインの舞台は、爆撃機に改装された飛行船なのだが、そこに行き着くまでの展開がかなり長い。描き方が丁寧という言い方も可能なのかもしれないが、かなり焦れったい感じを受ける。飛行船内は火気厳禁であり、銃など使用してしまったら飛行ができなくなるのは自明のはずなのに、遠慮なくどんどんぶっ放す兵士たちには頭を抱えたくなった。また、口紅に火を近づけたところで着火するはずがないのは常識だと思うので、あの展開もいかがなものかと思えた。
序盤からアーニャに絡む2人の兵士が、下っ端なのにやたら登場場面が多いと気になっていたら、声を演じているのが中村倫也と賀来賢人だったらしい。二人ともこの作品の大ファンだということらしかった。
個人的に不満だったのは、ヨルの戦闘シーンや普段の絵面にときめくものが少なかったことである。アップになるシーンも数えるほどというのは、ファンが何を観に来ているのかを制作側が全く理解していないとしか思えなかった。アーニャの超能力の設定も、自分のために使うばかりで、少しはロイドとヨルの距離を縮めるのに貢献したら印象は随分違ったはずである。これで良しとしたのでは、脚本の鍛え方不足と言われても仕方がないと思う。
このエピソードがあってもなくても本編への影響が全くないというのも脱力すべき点である。次回の劇場版があるならもう少し考え直すべきだと思う。
(映像4+脚本3+役者3+音楽3+演出3)×4= 64 点。
シリアスとギャグのバランスは良かった
映画にする迄の内容だったか疑問です。ゲスト声優お二人の声が浮いていなくて良かったです。スナイデル役の銀河万丈さんと○○○の神役の千葉繁さんは流石でした。作中に、きちんと主要登場人物の説明があり、初見でも分かる内容だと思いました。シリアスな場面は小さな子供には難しい所があると思いますが、ギャグシーンはアーニャが頑張っているので、子供にもわかりやすいと思いました。まさか、○○○が連呼される映画だとは思いませんでした。このまま、旅行シリーズで映画を続けるのは可能だと思いました。アニメにハマった人は、期待値を上げ過ぎずに緩く観た方が面白いと思います。内容から、名探偵コナンやワンピース程興行収入は行かないかも知れません。エンディングのOfficial髭男dism - SOULSOUP [Official Video]は、映画を観る前に見ない方が良いと思いました。
原作ファンですが、期待はずれ。アニメの方が面白い。
元から現実離れした無理のある設定の作品ではありますが、この映画のシナリオ自体が無理矢理感、詰め込んだ感がありすぎて話を素直に楽しめませんでした。(もちろん原作の設定やキャラクターたちは大好きなのですが、、)
作画や声優さんたちの演技は変わらず素晴らしいのですが脚本がなんとも、、
この映画で初めてこの作品を見る人にとってはわかりやすいのかもしれませんが、原作を追ってきた人からするとキャラクターの個性も出きっておらず物足りなく感じると思います。
ただ長く無駄なシーンが多い。
印象で原作の漫画やアニメを見た方がテンポも良く面白い。
今までと違う作画・作風のシーンがあり(他の方のレビューの言葉をお借りするとクレヨンしんちゃん風...?な)かなり幼児向けに作られている部分も。
しかし幼児向けとする割にはシリアス風な場面も多く全体的に中途半端です。中弛みもします。
エンディングに流れた主題歌2曲は素晴らしかったです。
映画への期待値が高すぎたのでしょうか。引き続き漫画やアニメは楽しみにしたいです。
万人受けを狙ってる感じ
スパイファミリー好きは楽しめる作品なのだろうか‥
アクションシーンや張り切っているシーンは伝わってくるが
途中 中弛みが多く
脚本が主に無理矢理感がありもったいなかった。
ロイドがなんとなく活躍し、髭ダンのEDが素晴らしい以外はあまり印象に残っていない。
何にも考えてはならぬ
あのね、クリスマスのパーティボックス、
あるいは幕の内弁当みたいな映画です。
細かいことをツッコミ始めたら止まりません。
でもね、これはきっとそういうことしちゃいけないやつなんだと思うの。子どものための漫画がベースで、大人が勝手に気に入っただけなんだから。
冬休みに家族で観に行って、アーニャちゃん可愛かったね。💩の神様面白かったねって言い合うためにあるんだと、そう思います。
スパイファミリーらしさ、がある
冒頭で家族の能力や立場をしっかり説明していて良かった。
軍に『黄昏』『いばら姫』としてはバレていないだろうがアーニャ含めて素顔はバレている。そういった所、含めて雑な作品
---------------【矛盾は、もうしょうがない】------------
原作からしてストーリーに無理があるから仕方ない。医者が襲われて殴っても治療の一環で納得し、医者でもないヨルさんが防衛本能で殴ったり原作からして最初からストーリーに無理がある。
---------------【店】------------
店の雰囲気や人柄も、凄く良いんだけど。
家族でしか食べられない店、正直、これが1番きつい。独り身の自分は、結構、こういう店で知らずに予約しようとすると断られたりするので、こういう店は、辞めて欲しいと思っています。テレビで紹介されてるから食べてみたいな〜って思っても諦める事があるので、家族でしか食べられない店と言うだけで個人的に嫌な気持ちになった。コラボ店が、できたら確実に入れない食べれない、断られる。悲しすぎる。
メレメレの作り方は秘密だが
材料は教えてくれる。
一般の作り方なら本にも載っているだろうが、店での秘密の部分があるなら、砂糖さえ見分けるロイドにそれさえも知られる危険性があるのに教えるのは、どうなんだろうか。
材料の場所を把握してるのが不自然、初めてきたなら、まず周るべき。それか事前に調査してる仲間がいるならわかるが、いない。
更に、ロイドが潜入したりと材料を探しているのだが時間が、それなりに経っているはずなのに、まだ日が落ちてない不自然感。
材料を用意したが持って行ったり食べるシーンがない。
---------------【ヨルさんの魅力】------------
戦闘シーンは迫力があって良かった。
ただヨルさんの勘違いが酷いが原作から、ずっと、こんな感じなので、いやいや、おかしいだろって部分がいっぱいあるのは目をつぶる
トイレに行ったが迷子にならない
ホテルにも普通にいける
弟の発言のフラグは、なんだったのか。
勘違いしながら敵を倒して戦艦を破壊して罪悪感もなく突き進む、戦闘でタイプFなんて死んでそう。
---------------【タイプF】------------
ハッキリ言ってヨルさんの敵じゃない
『それだけか?こんなもんじゃ俺は倒せん』って、めちゃくちゃ接近も許して攻撃も当たりまくってる。
機関銃だかマシンガンを避けながら無傷で接近してくるだけで恐怖を感じるべきなのに、なぜ、それでも自分の方が強いと思うのか最大の謎。ただ硬いだけなのに
目を狙えば良くね?って思った。
【うやむや感】
アーニャが通うイーデン校『星(ステラ)』獲得の為にメレメレの調理も練習もしただろうが星をもらってしまうと原作やアニメに矛盾が出るので原作にあわせる為に調理室を爆破して延期にして、うやむやにした感じ。他の生徒がもらっても、原作やアニメの際に星がない事になるので、できるだけ矛盾を無くしたかったのかも知れない。将来的に、その生徒に役割が発生したら困るから、うやむやにした方が都合が良かった可能性が高い
【大佐】
大佐との対決、グラムを書かれて負けたが最初からロイド側に、旨味がない。対決するなら更に何かしら上乗せするべきだろ大佐。何にしても器が小さすぎる男だった。
---------------【トイレ】------------
子供受けを狙ったのか、わからないが、汚いイメージでBD化したりした際に、もう1回見たいな〜とは思えなかった。
---------------【最後に】------------
余談だが、まず映画上映時間から20分にも、わたるCMにうんざりした。
上映中にトイレに行かないように、トイレに行って準備完了なのに20分間、見たくもない映画のCMやら流れまくって最悪な気分で見始めた。
まあ、こんな、もんだよって思ってたのでイメージ通りだった。
ファンが好きそうな要素を詰め込みつつかなり子供向けに仕上げた
アーニャの顔芸を見る子供向け映画、というのが見終わってからの感想です。
子ども人気があるため仕方ないのかもしれませんが、途中がっつり子ども向けな(小学生男子が大喜びしそうな)シーンが入ってきて正直かなり興ざめでした。大人にはきつい。
あとアーニャの顔面がほぼ崩れていて(作画崩壊ではなくそういう演出。ほぼ顔芸)、たまになら可愛らしいのですがほぼ崩れたシーンしか無かったので「あんなに見たくなかったな」という気持ちに。
ファンが好きそうな要素(キャラ同士の掛け合いや、そういう展開)がところどころ入ってきて、嫌でもニヤニヤしてしまいましたが、狙ってるなー、という詰め込み方に感じてしまい原作を読むような感動は無く。
終盤もツッコミどころ満載で、そんな気持ちで見たら駄目なんでしょうけど「そんな行動取らないだろう!」とか「なぜ気づかない!」とか考えちゃって駄目でした。
作画、色彩、キャラデザ、ゲスト含む声優さん方の演技は素晴らしいものだったぶん、演出、脚本が残念で惜しい映画でした。
「原作の要素を“表面だけ”寄せ集めにしつつ、平凡な脚本で繋げた映画」
「原作の要素を“表面だけ”寄せ集めにしつつ、平凡な脚本で繋げた映画」という印象だった。退屈。
「SPY×FAMILYの紹介」みたいな説明口調なセリフと、原作で既にやったようなフォージャー家の関係性の説明、みたいなシーンがずっと続く。勿論、初劇場版なのである程度の説明は必要だと思うが、感覚としては映画の半分以上そんなシーンが続くイメージ。
予告でもあった飛行船のクライマックスシーンに入るまでがとにかくだらだらと長く、そこに入ってからも盛り上がりは低めで非常に退屈。起承転結がずっと動かない。
「アーニャが心を読める」という面白さも活かしきれていない印象。
ロイドとヨルと一緒にいる場面で、二人が別々に考え事をしているときもアーニャは介入しないことが多く、展開が生まれない。
ロイドやヨル、その他の大人のゴタゴタをアーニャが心を読んで、その間を取り持って、直接的・間接的にアーニャが活躍し、事件解決に一役買う、というのが全然ないように感じた。こういった子供目線であるはずのアーニャの活躍が微妙なことや、例の神様あたりの流れから「子供向け」というより「子供だまし」に感じた。
「ファンなら楽しめる!」みたいなレビューもあるが、この"ファン"というのは「キャラクター達がなんか楽しそうにしてたらそれで良し!」くらいのファンを指しているような気がする。
自分にはSPY×FAMILYの面白さを理解していない脚本だと感じ、とても残念だった。
SPY×FAMILYは好きなので次の劇場版(があるなら)に期待したいと思います!!
グッズの種類の多さに圧倒されます。
劇場版らしいTVシリーズとはちょっと違う贅沢なストーリーです。
中村くんと賀来賢人の芸達者ぶりにも感心させられます。
ただTVシリーズに慣れてしまっているだけにちょっと長いかな⁈
見せ場もふんだん過ぎてお腹いっぱいになるかも…
もう少し短くしてショートストーリー繋げる2部構成にして欲しかった。
その方が軽快なスパイファミリーらしかったんじゃないかと。
ボンドは可愛いな😍
商魂逞しい?魅力的なグッズが沢山です!
売り切れ必須でしょうから観るつもりの方は早目に劇場に行く事をお勧めします。
CODE:◯◯
調理実習でステラを獲得するために、審査員である校長先生の好物であるメレメレというお菓子を作るため家族で本番の味を求めて初めて家族で雪国へ旅をするフォージャー家。
愛犬ボンドを連れて行く列車の旅で大方の予想通りアーニャがハプニングを…。
大筋はこのハプニングの回収なのですが、ロイドは相変わらずワイズからの極秘ミッションを陰で、ヨルは同僚の女性たちから吹き込まれた不倫する男の特徴にロイドが当てはまると振り回され疑心暗鬼に…といういつも通りの展開の序盤。
アーニャの喜怒哀楽でコロコロ変わる表情の豊かな可愛さ、ロイドのミッション・インポッシブルな奮闘、劇場版「いばら姫」の活躍ぶり、ボンドの役に立つんだか立っていないんだか分からない未来予知が物語を動かしているとも振り回しているとも(笑)
劇場版の大きなスクリーンと迫力ある音響で決してハズレを出さない納得の仕上がりと脚本だったと思います。
一方で『SPY×FAMILY』は原作の完成度が高いだけに、劇場版だから特別な何かがあったのかと言われると本筋から離れないサイドストーリー(SS)として展開されており、例えば『映画ドラえもん〜のび太の◯◯』や『映画クレヨンしんちゃん』のような突飛で特別な展開もありません。
これを安心して見られると考えるか、劇場版として物足りないと感じるかは人によると思いますが。
所で今回の劇場版のタイトルに付けられた『CODE:White』は一見すると雪国を連想させますが、ロイドを慕う後輩の夜帷(とばり)の髪色でもあるんですよね。作中ではヨルに成り代わろうとするかませ犬ですが、劇場版では存在感が地味ながらもあったように思えます。
作中に登場する全身が武器の人造人間はタイプFと呼ばれていたと思うのですが、フォージャー(Forger)家も各キャラクターも『黄昏(Twilight=夕暮れ)』『いばら姫(ThornPrincess=ヨル=夜)』『テレパシー(Telepass)』地味にTで共通点があり、アーニャ(007)はAnastasia「目覚めた/復活した女」の意味があり、ロイド=英国人風の名前と思えますがAndroidなどの操り人形的な意味や灰色という意味も。
今回のタイプFには、各キャラクターにはどんな意味が込められていたのか想像してみるのも面白いかもしれません。
こういう遊び心が今作のCODE:Whiteには雪の迷彩のように溶け込んでいるのかもしれません。
全334件中、321~334件目を表示