「こんにちは あるいは こんばんは」劇場版 SPY×FAMILY CODE: White kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
こんにちは あるいは こんばんは
アニメ放映開始直後から見ていたのに、しばらくほったらかしにしてしまった。この作品は、Z世代に人気だとか評されているけど、もっと大人のほうが楽しめるんじゃないでしょうか。しかも冷戦時代を生きていた年齢層の人ほど・・・
劇場版になって豪華になったという印象はなかったけど(TVアニメ版も劇場版も同じテレビで観てるから比較もできん)、ド派手なアクションシーンに重点を置いていた点では一目瞭然。テレビアニメシリーズなんて、日常生活がメインだからなぁ。
夫婦や家族みんなスパイといった内容は別に珍しくないけれど、この作品の面白いのは、仮初めの夫婦となったロイドとヨルは互いの正体について知らないけれど、娘となったアーニャが心を読むことが出来るため全て知っていること。飼い犬となったボンドに予知能力が備わっているがアーニャだけが心を読んで知ることが出来ること。原作では伝わってこないかもしれない台詞にあるのだろう。
また、互いの秘密がバレないための行動にも笑わせてもらえるし、偽の夫婦でありながらキスすら交わしていないというヨルの純情さが凄腕殺し屋とのギャップを生んで引き込まれてしまう。エスパーなのに勉強が全然できないアーニャも面白すぎ。
この劇場版では『ミッションインポッシブル』のパロディ部分があったり、『未来少年コナン』のギガントのシーンを彷彿させたりして緊張感も半端ない。飛行船が墜落しそうになるのも『名探偵コナン』に影響を受けてたりして・・・
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