アイスクリームフィーバーのレビュー・感想・評価
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映像が綺麗
観た瞬間、映像アートだなって思った
しかしながらストーリーはしっかりしていて疑問を抱かせ、スクリーンから目が離せなかった
彩度の高い映像だっただけに前半の菜摘のメイクには違和感があったけど、女子全員オシャレ。可愛い。
八百屋のサイケっぷりも良かった
貴子の物語は弱かったので、冒頭にダンスを入れて欲しかったな
アイスクリームを作る際、押し問答と途中のseには悶絶した。
佐保の笑顔が素敵だった
手を繋いで走った瞬間、私が泣いた
EDではトイカメラで撮ったようなスナップが出てきて、その中に佐保を見つけ嬉しくなった
(古川以外は)幸せな気分に浸れる作品でした。
好きかも?
きゃりーぱみゅぱみゅさんのFM冠番組にアートディレクターとして親交のある監督の千原徹也さんがゲストとして出演、対話した回、途中から聴いたこともあり、そして正直全く彼を知らなかったため「今日のゲストは千原ジュニアさん?なんか雰囲気違うな?」って言う感じでした。(関西弁じゃないから気づけよ!って感じですが)
でも初監督作品、かつ封切り直前ということもあり不安を隠しきれない口調がかえって好感と興味を持ってました。
恒例の我が家のお姫様を迎えに行く前の劇場初回上映作品の中からちょっと不安ながら鑑賞。(本音としては吉岡里帆さん目当てではありますが)度胸のない私はイオンシネマの6ミタクーポンでタダ見で予約したのですが‥なかなか楽しい映画でした。
正方形に切り取られた画角、ハンディカメラのごとく揺れるところなんかには不安を隠しきれませんでしたが、観ていくうちに不思議な伏線回収(ほとんど回収は観た人にお任せ感はありますが)4人のヒロイン達がどう絡んでいくのか興味津々で鑑賞できました。
吉岡里帆さん、松本まりかさんを大画面で見られるだけでも観る価値ありかな?くらいの非常に軽い気持ちで臨んだのも正解だったかもしれません。
「URであ〜る」のCMで初めて見た時は(今回もそうですが)妙に制服が似合う人だなくらいでしたがその後のどん兵衛のCMや出世作(と勝手に思っている)『見えない目撃者』ぐらいからはマークし続けている女優さんです。
モトーラ 世理奈さんの、実際には吉岡里帆さんの何歳か歳下らしいのにタメがはれる存在感、南琴奈さんの自然な空気感、水曜日のカンパネラの方々の不思議感、それぞれこれからの作品が楽しみな女優さんたちですね。
吉岡さんと松本さんがもっと絡んでくるのかと思いきやなんだかニアミスっぽいところがかえって新鮮な展開でしたね。まあ絡みすぎると「これで洗っただけ!」って柔軟剤のCMのセリフが出てきそうなのでよかったかも。
好みは(評価は)大きく分かれそうな作品ではありますが
『シャレオツ?』な作りではあるものの、特にそこを狙ったとも思えないし、千原徹也監督のこれからが楽しみだと思いました。
追伸
最初に「私たちは叫ぶ」?みたいな字幕があった気がしますが米澤穂信さんの『氷菓=I Scream (アイスクリーム)』(ネタバレかも?)に関係するのかと思いましたが関係ありませんでした!
映画館でじっくり見る「映画」です
ただただお洒落?
内容もなんて薄っパラく話もつまらない。
おしゃれな画角で衣装もイケてて演技もなにか気が抜けててリアルでって思って制作されたであろう、しかし全くダサく気持ち悪い、何が核の話なのか分からない。20年前の映画だったら許されるであろう、ウォン・カーウァイなどあの時代だから受け入れられた(リスペクトの意味で)初めてあんな取り方をしたアジア映画が流行った。
現代置き換えてもただ監督が真似ただけのパクリ映画かもしくは時代の分かっていない自分大好き映画。
特に松本まりかの演技が鼻につき感情移入ができない。
下北沢映画ではなく、もう少し泥臭くなく渋谷映画にしたかっただろうが、完全に失敗している。観客はアホではない、それぐらいは見抜く。
機能性よりデザイン重視の映画
80点 新たな発見!面白い映画です!
すごくはないが面白い映画です。
映像は「渇水」と同じ感じでしょうか。初めてそういう昔のフィルム?みたいな映像で見ましたが自分的には良かった!
また違和感もなく(吉岡里帆さん、松本まりかさんが綺麗で素敵すぎます)最後まであっという間に時間が過ぎました。
映像は派手ではないが、物語の主人公たちの持ち物、着ているもの(90年代を表現しているそうです)が面白く、その世代じゃなくても楽しめます!
また音楽も上手く使い、こういう演出もありなのねと。面白い視点です。
出演している方も豪華で、歌手(詩羽、水曜日のカンパネラ)からお笑い芸人(ジャルジャル)まで幅広いなぁとそこも面白かった!モトーラ世理奈さん起用も素晴らしいと思います!MEGUMIさんも合いすぎ笑。役にピッタリです。
めちゃめちゃ評価高くしても良い作品だと思います!パンフレット買った方が絶対いい!
あと最初の「これは映画ではない」はズルいなぁ笑面白い!
今風でもある様な,且,洒落た感じを狙ってるのか…⁈
「こう言う映画好き」
100万年君をアイス
短編小説「アイスクリーム熱」を原案にして4人の女性の想いを繊細に描いた小さなラブストーリー。美しく繊細な雰囲気でイメージは良いが、ストーリーに纏まりが無く、メリハリに欠ける印象で何度も眠気に襲われた。
2023-108
音を使った演出が伏線に乗る心地よさ
演者の各個性が光りながら、潰し合わずに引き立て合う。
ストーリーが複数の軸で進みつつも、けして散漫にならず、先が気になり、しかし時に立ち止まって考えたくなる。
絵作り、音作りで、それらのリズム感やストーリーの起伏を大切に演出していて、とにかく心地よく鑑賞できるし、悲しさや切なさがところどころにあっても鑑賞後は爽やかな気持ちでアイスクリームが食べたくなる、そんな映画でした。
私は大好きです。
映画とは
7月14日に公開された映画、あまりに個性豊かすぎる。同時に、映画とは何なのかを考えさせられる。絵画のようなもの、全編真っ暗なもの、60分のもの、MVのようなもの。映画館で見るべき作品とはどのようなものなのか。映画は、新たなステップへと足を進めているのだろうか。
モトーラ世理奈劇場。
彼女から湧き出る謎のオーラを、そのまんま映像化したかのような作品。今までになくこの女優の魅力が生かされている。が、奇妙。画面酔いは酷いし、不愉快な音楽で気分は最悪。1ミリ足りとも没入できません。完全にMV。昨年公開された蜷川実花の「ホリック xxxHOLiC」を思い出しました。蘇る嫌悪感...。
不思議な体験、感覚って言われたいのか?
マジで内容は薄っぺらくて面白くなく、視覚効果や音響によってその隙間を埋めようとしている感じ。埋めるどころか覆いかぶさっていて、ストーリーも無いに等しいんだけど。なんだこれ。無理やり2時間近く伸ばし、映画にしてまでやることじゃない。個展をやってはいかが?
はぁ。何が言いたいんだか。
好きな人はとことん好きだろうけど、私はこのビジュアルに全振りしているタイプの映画がどうも好きなれない。しかもエンドロール後のあのシーン。イラッ。余計な要素多すぎます。
キャストが面白いけど、それが仇になったかも。
モトーラ目当てですがなにか?
これは映画じゃない!って初めに逃げを打つのはいささかダサいと思ったが、映画じゃないとしてもこの点数だなぁ。
モトーラの使い方もよくある感じ。
詩羽の出番多すぎ、1/3で良いと思う。
松本まりかの声が甘すぎて気になった。
コムアイと松本の見分けが出来なかった。
南琴奈は初見だけどカッコ良い、鼻が好き。
吉岡はあまり期待してなかったが見終わった時には好きになってた。
ちょっと厳しめに書くけど全体的に登場人物に色々見所作りすぎてテンポ悪くなり、観てる人の求心力を失ってしまったんじゃないかと思う。いい感じの映像とインサート、ふんわりと雰囲気で持っていくにしてもアイデアが積層されず、どこかポイントずれてる感じがした。
音楽は変わった使い方をしていたがカッコいいと思えなかったし効果を感じなかった。こういうのが今の渋谷系なのだろうか?この辺は個人の趣味だからまあいいや。
アートディレクター初監督だとこんな感じかな、ギリ原作と役者に助けられというところだろうか。
オシャレな群像劇
原作は小説らしいですが未読です。
予告編を観て、尋常じゃないオシャレ具合に心を撃ち抜かれました。
邦画ギライな僕が、楽しみに待っていた作品です。
予告編どおり、まーオシャレ♪
オシャレなインスタみたい、画を観てるだけで楽しめる♪
カラフルにオシャレに色が凄く印象に残ります。
フィンランドの映画『ガール・ピクチャー』を彷彿。
同映画が好きな方は好きなのでは?
不安だったラブストーリー具合ですが、ラブストーリー度は弱く、
生き方を模索する女性達、オシャレな群像劇
って感じ。
キャストは90パーセント女性で、男性が極端に少ないです(笑)
オシャレさんに強くオススメ、ぜひ観て下さい♪
美術系の学校へ通ってる女の子とかは、特に好きそう(笑)
話は、少し考察いりますね。
もう1回観たい♪
諸行無常
ファッション系CMかと思うようなお洒落な映像に目が行きがちで、
観ている間は盛り上がりに欠けて何だかなあともやもやしていたが、
観終わってからあれこれ考えてみたらこれは諸行無常を描いた、
ある意味達観した人にしか描けない世界観の映画だと思った。
登場人物の感情に寄り添うというよりは一歩引いた視点から出来事を
追っていく。観客に共感を求めたり感情を揺さぶることは避ける。
監督自身、特段登場人物の人生観に思い入れは無いのではないか。
むしろ画面サイズや撮り方を工夫して自分らしい絵柄を残すことが
一番やりたかったことだろう。
舞台となるアイスクリーム屋の佇まいは普通だしアイスクリームを
食べる場面、その他食事をする場面いずれも飯テロ的な描写はなく、
ありがちな「映画の帰りに○○を食べたくなった」のような感情を
呼び起こさないのも徹底されていた。
主要な登場人物は○○を目指していたけれど結果的に△△に落ち着く。
それ以外にも人生の中で節目となるような体験があったりもする。
この映画ではいずれもさらりと描く。ドラマチックにしようと
思うなら葛藤の末に・・・とかショックで呆然と・・・みたいな
描写を入れて熱量を上げてしまうだろうがそれをしない。諸行無常を
描くならこういう映画があっても良い。
大手映画会社の映画ならこうは撮れなかっただろう。商業的成功の
ために泣かせどころや感動的な場面を盛り込んで受けの良い映画に
しようとしただろう。そうしなかった製作者の潔さを感じたし、
自主製作映画のように監督が自分の撮りたいように撮った感じが
伝わってきて良かった。千原徹也監督は演出家というよりも映像作家
と呼んだ方がふさわしい感じ。103分の上映時間も程良い。
出演の女優たちは個性がはっきりしていた。原作がそうなのか、
男性はあまり出てこないし影も薄かった。
商業映画としての成功を目指していないから当然と言えば当然なのだが
「売れる」映画ではないと思う。現に7月14日公開ながら映画館に
よっては7月27日終映予定となっている。仕方がないか。
かく言う自分も、もう一度映画館で正規の料金を払って観たいか?
と聞かれたらう~ん?となってしまう。
終わり近くになって伏線回収っぽいところがあったが、自分は
頭が悪いので完全には理解できなかった。説明しすぎないところが
良かったりもするけれど。VODならもう一度観るかな。
意外に心情リアリティ深さがありましたが、演出の好みは‥
(ネタバレですので鑑賞後にお読み下さい)
※本来の長いレビューを書く時間が最近ないので、短く
映画を観ていてなんだか奇をてらったストップモーションやカメラワークの演出が鼻について、表面おしゃれで人間理解の浅いありがちな作品かな?と思っていたのですが、川上未映子さん原作の力か意外に心情リアリティに深さがあり面白く見ました。
特に高嶋優を演じた松本まりかさんの演技が素晴らしく、姪の高嶋美和役の南琴奈さんの自然な演技含めて、ドラマ性と映画性がある映画になっていたと思われます。
常田菜摘役の吉岡里帆さんや橋本佐保役のモトーラ世理奈さんの演技も相変わらず良かったです。
(新旧水曜日のカンパネラの詩羽さんとコムアイさんが同じ映画に出ているのも興味深かったです‥)
ただ姉の高嶋愛(安達祐実さん)と妹の高嶋優(松本まりかさん)とが彼氏を取り合った古川イズミ役が後藤淳平さんというのはちょっとミスキャストでは?とは思われました。
映画の最後のカットで中谷清也(マカロニえんぴつ・はっとりさん)がベランダの軒に姪の高嶋美和(南琴奈さん)が完成させた花の絵を剥がすのも、とにかく不快。
あれは、映画で描かれた女性の世界を理解できない男性を皮肉っているのか、それとも逆に男性側から女性の世界を皮肉っているのか、分かりませんが必要だったのですかね?
(原作にあるのであれば申し訳ないですが‥)
とにかく鼻につく演出含めて男性陣が総じてとにかく浅くて不快。
それをあえて描いたのであれば、もう少しまともな男性もいることも伝えた方がいいですよとは思われました。
内容は深さある面白さを感じながら、端々に自己主張してくる演出に私的嫌悪を感じる、個人的には近年なかなかない作品だなと思われました。
入り口のABCのオブジェがかっこよく見える人にはお洒落なんだろう
氷菓子
役者陣の振り分けが不思議な作品だなと思い鑑賞。監督はこれが初監督作品、良い方向に転がってくれるのか、それとも…。
はい、悪い方向に転がりました。相性の問題だとは思いますが、オシャレ一辺倒でどうにもむず痒かったです。画角だったり、止め方だったり、こだわりが強く感じられたのですが、商業作品でやる事ではないなと思いました。
ストーリーは時系列が少しズレているオムニバス的な作品で、美大を卒業したのちアイス屋で働く女性、1つの小説を書き上げて以降、書けずにいる女性作家、恋人を実の姉に奪われたOL、実の父親を探しにきたOLの姪たちの物語が交わったり交わらなかったりしながら進んでいきます。
アイス屋の女性と小説家の話、互いが夢をやり切れてない2人が出会い百合っぽい事やってたら、小説家は失踪し、アイス屋は店長任されたりという感じでポンポンポンと終わっていく事に疑問しかなかったです。小説家がアイスコーンを投げ捨てる演出、本物か偽物か知りませんが、食材を雑に扱った時点でこの映画はダメだなと思いました。このシーンが別に何かに活きたわけではないので、少しムキッとしました。
OLと姪の話、これ姪がとにかく振り回しまくっててイラッとしました。勝手に転がり込んだ挙句、父親探しの手伝いをさせますし、基本家でダラダラしてますし、届いた荷物を勝手に開けますし、それについて怒られたら半ギレしたりしますしで、好感度は地の底に落ちました。核兵器の話をし出したあたりで監督か原作者が憑依したんじゃないかぐらいベラベラ喋っていて相当キツかったです。
カメラワークのクセは気になるほどではありませんでしたが、ぶつ切りのようにシーンごとに映像を止めるのが気になって仕方がありませんでした。そのカットがかかるたびに画面への集中がプツンと切れてしまい、ショートムービーならそういうのもありだと思いますが、しっかり100分超えてる映画なので、そういうのはノイズだと誰か口止めしなかったのかなと思いました。
画角もスクリーンに映された時に一眼で分かる小ささで違和感が拭えなかったです。あとこれは劇場サイドの問題かもしれませんが、エキゾチックな音楽たちが爆音で耳障りでした。主題歌が流れるシーンは普通だったのに、劇伴だけ大暴れしていたのでそこも頭を抱えてしまいました。
詩羽さんが踊り出すシーン、もうこれは本当踊らせたかっただけだろと突っ込んでしまいました。踊る理由は訳分かりませんし、それがシーンに活きてきるわけでもないので、詩羽さん演技がとっても良かっただけにこのシーンが無駄にもっていかれたなと思いました。
全体的に女優さんたちの表情の喜怒哀楽が楽しめるので、その点では良かったかなと思います。特に松本まりかさんの色気と可愛らしさと悲哀に満ちた表情と、松本まりかさんのキャリアがドンと解き放たれていたなと思いました。
良いところもあるにはあって、背景の家具や服装のこだわりはとても感じられました。オシャレでしたし、役者陣もこの格好が似合うので、ここは見事に噛み合っていたなと思いました。あとアイスは食べたくなりました。シャレオツなお店のアイス1個分くらいの値段で買える業務スーパーの2Lアイスを食べました。
こだわりが全面的に出てきてしまうと独りよがりな作品が出来上がってしまうのが残念でした。監督も従来の映画の形とは違うものを作りたいという意識のもと作ったんだと思いますが、それをやるならフィールドはYouTubeやInstagramの方が形式的にはあってるのかなと思いました。こういう考えを無くしてどれもこれも映画と解釈できるようになれば良いんですが、長編PVにしか思えなかったです。数少ない今年のワースト候補です。
鑑賞日 7/17
鑑賞時間 11:35〜13:30
座席 C-7
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