「"殺人症候群"」サイコティック　万年 東一さんの映画レビュー（感想・評価）

何年ぶりかの休暇と一人での旅行、なぜか警察に追われる身、それの自覚すらない、彼女と出会った人々がそれぞれに尋問されながら深まる謎、旅の目的は恋人に会う為、空港で出会ったアンディ・ウォーホル、そして再会、探していたのは会ったこともない男にさせる自分の目的達成の品定め。

エリザベス・テイラーの作品を初めて鑑賞したような、観た理由はアンディ・ウォーホルが出演していたから、物語が進んで行く程に停滞してしまう事柄全て、追われる理由や彼女の行動と願望が最後まで理解出来ずに、劇中で言及される表現すら皆無！？

彼女の取る行動に少しのズレを感じながらも不穏な何かよりも周りの人間の可笑しさや怪しい雰囲気が異常に思えたりしながら、殺したい欲求よりも殺されたい側になる異常性、その為の異常な行動力？？