「問題が完全解決せずファイナルを迎えてもな~」劇場版 君と世界が終わる日に FINAL The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
問題が完全解決せずファイナルを迎えてもな~
コロナ第10波の兆し!従来株+新型株ダブル感染なのか・・・
そんな見出しが飛ぶなか、今日は「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」を観に行った。コロナ5類に成ってから敷き詰めた座席販売に成ってるんだけど どうしても後方席の激しい咳が気に成って仕方がない。マスクはまだまだ必須で鑑賞ですね。
2021年1月開始放送時からの出演者や関係者の方々、本当にお疲れさまでした。
この作品をTVドラマでは見てたけども、いつ映画化に成るんかと思ってたらやっと成ったんですね、しかもファイナルです。
場内に何故かバカップル?やドラマファンが多く来られてましたけども、涙ぐむ声もあちこち聞かれましたよ。ここまでやって来られた結果なんだと感じます。
今作にて抗体ワクチンが完成して完全解決で終了するんだと思ってましたが、そうでは無くて まだ続く感じがちょっとしてましたね。
つまり今作は メインの”間宮 響”編が完了と言う事なのでしょうね。
次作新シリ-ズがあるならば 娘のミライがメインに成るのでしょうね。
今作見た感想としてはテレビドラマで良いレベルですね。何で映画化にしたのかとは思いますし、本も演出もちょっとな~な所が多く目につきます。
ですが今作で最後なのでその点は止めときます。
仕上がりが★2個レベルとずっと思ってましたが、今作で良かった点を挙げるなら、ミライが幼女期⇒青年女性に成ってタワ-でずっとベット上で隔離されてた所まで戻ってきた場面ですね。
ボロボロの残された かつて自分の健康状態を記録していたビデオカメラを見つけ再生する所。バッテリ供給しただけで動作できるなんて?とはシビアに言うと思いますけども そこに最後の響(父親)のメッセ-ジが残されており、その言葉は本物の想いを感じました。
主演:竹内さんの最後の渾身の演技であったと感じます。あの時の伝え方手段としてはこの方法しかなかったと思うし、愛娘への思いとして非常に良かったと感じます。そこは グッと来たかな。(よって★3個としました)
彼は生身の人間では死んでしまう為、ウィルスを打ち込み不死身化した。頭を打たれるまで死なないからである。体には鉄の棒が刺さっており、最後は・・・。
ここのラスト展開だけども、抗体ワクチンは完成したとして 娘がゴーレム化した父へ投与し元の人間に戻す方が良かったと思う。
ただ鉄の棒が刺さっているので意識は取り戻しても 人としては数分で死ぬだろう。その死ぬまでの僅かな時間で娘と直接言葉(抱擁)で会話させて終える方が、観ている側としては非常に良かったと思うのだがな。
そう思うと、今作の最後の娘の行動がちょっと残念でしょうかね。
ファンの方は劇場へどうぞ!
セイコウウドクさんへ
感動物としてはちょっと程遠い物でしたね。このネタで興味の持続性も弱いので今作を最後としてまとめ上げた方が得だとは感じるのですがネ。
私はドラマをほとんど観ていないので、泣けなかった。ゴーレムウイルスの仕組みがよく分からず、潜伏期間がやたら短いと思った。心停止しても動くということは、細胞の集合体なのか?それでも細胞が生きるためには、何かしらのエネルギーを取り入れる必要があると思うが、科学的な根拠が不明。ただ、ウイルスが完成しても一度心停止した人は元に戻れないだろう。
ミライがとどめを刺したいと思うほど響に対して想いがあるのか。20年一緒に過ごした育ての親の大和たちに対する方が、想いがあるはず。続編は大和編。そしてミライ編か。その時に全ての謎が明らかになると良い。