「ハズレのほうのシャマラン」ノック 終末の訪問者 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ハズレのほうのシャマラン
出エジプト記の災いや黙示録の四騎士を伝えたいがために作られた寓話のような。へー、そうなんだ・・・と頷くだけの作品。
そもそも、地球が滅びるから自ら犠牲になるものを差し出せとか、突拍子もない展開で困惑するばかり。被害者とも言える弁護士アンドリュー(オルドリッジ)の言動は一般庶民を代弁してるかのようだが、結局は銃に頼ってしまうアメリカの闇まで描いていたのだろうか。なんとなくキリスト教原理主義の匂いもするのだが、ここで中和剤のようにゲイカップルを主人公にするというあざとさ。
嘘だ虚言だとTVブレイキングニュースを見せられても作為的なものを感じるのが当然。ここのアンドリューとレナードの心理戦は面白かったけど、結局はそこだけ。得られるものは何も無いし、世紀末思想の押しつけのように感じられ、むしろ不快感を与えられて終わってしまった。
映画の感想は人それぞれ。冒頭のバッタも出エジプト記なんだよな~とか仮面ライダーへのオマージュなんだよな~(ウソ)とか、見終わった感想を語り合うのも面白い・・・違うか。
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