「守りたいこの笑顔」THE WITCH 魔女 増殖 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
守りたいこの笑顔
韓国済州島にある秘密研究所アークが襲撃され、1人の少女が生き残る。
その少女とは遺伝子操作により超人を養成する魔女プロジェクトの実験体の1人だった。
その後、少女は牧場主のギョンヒと弟のデギルに引き取られるのだが、ヤクザや工作員、超能力者たちが少女の元に集結。
1人の少女を中心に壮絶な戦いが幕を開ける。
前作が好きで楽しみにしていた魔女シリーズ第2弾。
内容をだいぶ忘れていたので直前に予習してから最新作を観に行った。
正直に言えば、予想はしていたけれどやはり1作目は超えられない。それは仕方ない。
1作目のあの展開の衝撃と感動を超えるのは相当難しい。
またシン・シアの演技も十分上手いけれど、キム・テリの演技力がえげつなかったんだと改めて実感した。
1作目の続編だが、新たな魔女の最強アクションを観るんだ!と思って観れば言うことなしの秀作。
とはいえ、前作を予習してるとしてないのでは全然違うので、断然予習をおすすめする。
今作では魔女プロジェクトの始まり、そして“増殖”した超人たち同士の戦いを描く。
新たな登場人物が多く、キャラ紹介のためか映画終盤のあの戦いに持っていくまで寄り道が多くてやや分かりにくい。
もう少し主人公の少女に絞って描いてくれると良かったかなと。
ただ、食いしん坊シン・シアちゃんが可愛いので100点。
ク・ジャユンの登場シーンは伝説のスーパースターが現れたような貫禄のカッコ良さに圧倒された。
この2点だけでも十分観る価値があると思う。
ク・ジャユンは人間界に上手く溶け込んで周りを利用し目的達成への強い意志を持つ、お世辞にも良い子とは言えなく良い意味で「悪女」と言った感じでこれはこれで良いのだが、今回の少女は人間界を知らない「聖女」と言った感じでこれもまた良い。
食いしん坊キャラだったり、死を哀しむ心だったり、少しずつ愛に溢れた人間らしさを習得していく姿が強調されており、そこは前作と特に差別化を図った部分なのかもしれないと思った。
寄り道が多いと前述したが、クライマックスのあの戦いで土偶や工作員のチョ・ヒョンらは物語の味付け程度に収まっている。
メインディッシュはやはり満を持して登場した少女のチート超能力だろう。
肝心のアクションは花火をバックに行うのは非常に見栄えが良いが、夜なので残念ながら暗がりで見えづらい。
強さをレベルアップした分VFXも強化されたため、前作のような一対一のアクションは観れなかった。
作を追うごとにヒロインが強くなっていて、物理攻撃メインのジャユンが弱く見えるほど。
3作目ではヒロインがまばたきするだけで地球滅亡させて終了するのでは⁉︎
なんでこの作品は敵がこんなにイキがるんだろうか。
ヤクザたちなんて太刀打ちできない相手だって分かるだろうに、自分たちが最強!みたいな顔して絡んでくるそのメンタル尊敬するよ。
とりあえずイキってるやつが成敗されてくのは気持ちいい。
最初のカーアクションからの車のドア飛ばすあたりいらんだろと思ってたけど、外人ニキ無駄にカッコいいのムカつくな。
続編はさらに魔女たちの血縁関係にフォーカスしていくのかな。
死んだはずの姉弟もいなくなってたし今後の展開に期待。
シン・シアちゃん顔も名前も覚えやすくて演技も良かったのでどんどん活躍していって欲しい!
あと、贅沢に使ってたパク・ウンビンが綺麗過ぎてとても牧場主の一般人には見えない……
唐揚げさん
今日は。共感ありがとうございます。
私は映画館の鑑賞でないためなのか、
乗りきれませんでした。
3(終章)がありそうですね。
今日は、のんびりして唐揚げさんのレビューを楽しませていただきました。
とても心に沁みました。