君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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劇場でぜひ観よう
何となく観ることに二の足を踏んでいたが、冒険活劇感満載で、単純に面白かった。
これは、宮﨑駿監督の集大成!その要素を惜しげもなくふんだんに盛り込んでいる。
(若手のつくり手が観たらどのように感じるのだろうか)
オープニングの、美しくもやや不安を感じる作画で、もう引き込まれた。
練り込まれたストーリー、躍動するキャラクター、観ていて気持ちよかった。
エンドクレジットも素敵。
80歳を過ぎてもこんな発想できるものかと感服。
色んな愛が描かれているようにも感じた。
いまリアルに映画館でこの作品を観ることができることを思うと感慨深い。
海外向けの予告をみたが、国内向けには予告もつくらなかったのか。
きちんと回収されている、タイトルの「君たちはどう生きるか」を推してプロモーションをおこなったらどうだったのだろう。
多くの方に観ていただきたい。
(10.29.一部修正・追記)
宮崎アニメの集大成!
ようやく、終映近いかもと重い腰をあげて観ました。
「ハウルの動く城」後半で、完全に置いてきぼりに遭って以来、新作ジブリ作品から遠ざかっていましたが、久々に映画館で鑑賞しました。
古今東西のファンタジー小説、冒険物語のごった煮感はあります。
場面がどんどん切り替わり、ラストどうなるんだろう?と、眞人と様々な世界を冒険するのは、楽しかったです。
こういうお話は、ラスト、元の世界に戻るお約束なので、安心して観れます。
宮崎さん世代にとって、戦争の傷跡って大きい。
それをまざまざと感じました。
昭和生まれの私は、親や祖父母、親族から間接的にそれを感じ取った世代です。
世界が再び、戦争のフェーズに入ろうとしている今、私には何ができるのか、考えていきます。
エンドロールの米津玄師さんの「地球儀」は、心に沁みました。
泣きました…。
単体で聴くより、ずっとよい、主題歌ってすごいです。
そして、豪華な声優陣に驚き。
帰宅後、ホームページで誰がどの役か確認しました(^-^;
今まで500本以上の映画を観てきましたが、「風の谷のナウシカ」は私の不動の1位です。
コロナ禍で、映画館で鑑賞できたことは、僥倖でした(6回観ました!)。
ナウシカに出会わせてくれた宮崎監督には、ホントに心から感謝しています。
ありがとうございました。
どう生きれば良いんですかね…
やっぱり映画館で観たほうがいいよなと思い、滑り込みで鑑賞
小さめのスクリーンだったのが逆に良かった
大伯父さんは宮崎駿監督ってことでいいのかな
眞人も宮崎駿監督っぽいけど…
塔はスタジオジブリ=積み木、石は創造主?
ワラワラは人間って言ってたけど、きっと宮崎駿のアイディアで、ペリカンは内部の人かな…?
インコも内部の人かなー日テレっぽい
アオサギは鈴木敏夫プロデューサー…かも
ネタバレがほとんど耳に入ってこなかったけど、ネタバレしようがないからだったんだろうな
眞人が自分でつけた頭の傷、自分で悪意と言っていたけど本当に悪意なのかな
悪意だとしたら、それは眞人だけの悪意なのか
そうさせた何かは悪意ではないのか
自分はこんな感じで生きるけど、君たちはどう生きんの?
って言われましても…どう生きれば…(呆然)となった
どうすればいいんですかねえ…
レンタルで
観たい方は、レンタルでどうぞ。
怖いもの見たさで観てしまったが、ジブリに求めてるものは無かったです。ジブリ作品でなければ、受け入れられたかも⁉ぐらいです。
内容はともかく、設定が気持ち悪いに尽きます。
「君たちはどう生きるか」に返答する前に、「何故この設定なのか」を問いたい。
老兵は死なず、ただ消えゆくのみ?
幼少の頃より宮崎駿監督の作品は見続けています。久石譲氏の音楽の素晴らしさと相まって、美しく描かれた風情の中で生き生きと動き回るキャクラクターたちは、宮崎駿監督が作品に吹き込む生命の素晴らしさをまざまざと見せつけてきました。
見るものを魅了する珠玉の作品の数々は、監督が同時代の天才であることを象徴していたようでした。
そう、その時代では。
今はどうでしょうか?監督の他にも様々なアニメや監督が生まれています。
その中で生み出された本作は、まるで宮崎駿監督が若い世代の監督に刺激を受け、自分の描きたかった作品をひたすらにまとめ上げたのではないのか?そう思えました。
もしも監督がまだ若く、才能のみならず勢いも持ち合わせていたのなら、ともすれば散文的な作品に陥ち入りかねない数々を、一つの作品としてまとめ上げる強大な説得力を、その作品に吹き込むことができていたのではないでしょうか。
しかし、もはやその力は失われたのでしょうか、本作はただひたすら監督の描きたかった場面と場面をつなぎ合わせただけの、ツギハギだらけの作品に仕上がったように思えます。
作中に主人公の叔父が、主人公に跡を継いでくれないかと問いかけるシーンがあります。多くの方がこれは象徴的なシーンだと捉えるでしょう。当方もそうです。しかし、既に、ともすれば監督を超える才能を持つ新進気鋭の作家が出てきている中で、自分の跡を継いで欲しいというその台詞は、ある意味高慢とも感じました。
しかし思い返してみれば、そのセリフは同時に、宮崎駿という作家は、まだ死んでいないにだ、と捉えることができました。この作品は遺作などではなく、若い才能に嫉妬した監督が、自分ならこのシーンはこう表現するんだ、こうできるんだ、そう高らかに宣言している、そういった意地とも見れると感じました。
老兵は死なず、ただ消えゆくのみとなるのか、または再び作品を作ろうとするのか。これが本作の楽しみ方でした。
世界観
「宮崎駿監督」「スタジオジブリ」ときて、期待しない人はいないと思う。
しかし、伝えたい事がよくわからず、キャラにも思い入れ出来ず、なんて感想したらいいのかわからない。
物語に引き込まれる事なく終わってしまった。
題名は主人公が手にした本の題名だという事を後から知って、そこは理解できた。(タイトルと内容が結びつかないなと思っていたので。)
でも、よくわからないキャラがたくさん出てきて、少し気持ち悪いキャラも居て、鳥は悪者?と思ったり、なんだか色々ホラーなシーンにみえてしまった。
子供も大人も楽しめる、もっと夢のある作品を期待していただけに少し残念。
ただ、ジブリ作品を観てきた人なら、これはあのキャラ?これはあのシーンに似てる!?って言う世界観を感じる楽しみはあります。
ジブリならではの疑似空間作品
どの作品を観ても表情や背景は同じストーリーもややこしくてもう少し誰もが気軽に観れるストレートに描けないものか?主役級以外の端役まで知名度のあるタレントを起用するのはいかがなものか?
タイトルと中身のギャップ
2023年10月15日
映画 #君たちはどう生きるか (2023年)鑑賞
この映画をどう捉えるかは十人十色。個人的な感想だと #宮崎駿 監督が遺作と考えて作った作品
過去の作品の名場面を彷彿させるシーンが満載であり、アニメーターとして僕はこうやって作ってきたと若いアニメーターへの挑戦状と思いました
いや、最高でした。これまでのジブリ映画で一番好きかもと思った。トト...
いや、最高でした。これまでのジブリ映画で一番好きかもと思った。トトロ、ラピュタ、魔女、、とジブリ映画と共に育った世代ですが、2023年にもなって、こんなどえらい新作を観られるなんて思ってなかった。のっけから動きの全部がすごかった。随所随所に、天才の反射神経を感じる瞬間、動き、エピソードが散りばめられてて、この映画のどこにどこまで宮崎さんが関わっているのかなんて知らないけど、すごすぎた。天才たちがいる、、と思った。興奮しっぱなしで二時間半がたった。階段をのぼる、という動きひとつとっても、その人の気持ちが伝わってくる。わざわざアニメーション映画で作る意味ってこういうことだよなあ、、セリフより、画面の動き全部で、今どういう状況でどういう気持ちなのか、この先どういう展開の予感なのかが全部伝わってきてすごかった。ファンタジー世界をアニメーション映画で見せてもらえる醍醐味がすごかった。次から次に別の扉が開きまくって、今何してる途中だっけ!?っていうのは常にあって、でもこれこれこれだよっていう気持ち。まみれてこんがらかって気づいたら別のドアから戻っている感じ、、骨格は古き良きいくつもの物語たちを踏襲しつつ、具体的な細部や動きがサイケでハートフルでとにかく本当に最高でした。映画館でまだ見たい!
そんなことはない
「難解だ」と家内も申しておりましたが、そうでもないんではないかと。筋立てとしては所謂一代記における幼少期からの青春期の一コマ。最初30分くらいは退屈でしたが後はセルフオマージュ全開で面白かったです。題名にどこまで意味を含ませているのかは分かりませんが監督に説教する意志はないと思いますよ。
いろんな感想があっていい!
■ [一回目] 2023年7月18日
どこがどうとか、何がどうとか説明できないんだけど…
映像だけに関しては装飾のディテールや、
主人公以外のキャラクターが面白くて興味深くて、
ひとつひとつに注目させられつつ、冒険要素も入っているので、
自然にワクワクさせられて魅入ってしまった。
老若男女がそれぞれに楽しめる娯楽としても正統派だし、
ジブリの何かを考えさせようとする小難しさ作用も働いているし、
非常に面白い作品でした!
いろんな人の感想を聞きたい。
きっと、バラバラで楽しいはず!!
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■ [二回目] 2023年10月4日
知り合いの美容師さんが4回も観てるということで、
触発されて、2回目の鑑賞。
視覚的な映像的な感想は言えるのだけど、
何を感じたか、何を考えたか、何を得たか、を説明するのは難しいね。
ただ、きちんと生きよう、みたいな、
何となく前向きになっている自分がいます。
歳を重ねた結果
歴代の有名な作家も晩年には、繰り言が増えたり、話の繋がりが取れていなかったりするそうですが、今回はまさにそれでした。
構想した人の中では繋がっている話なのでしょうが、鑑賞した立場としては繋がらない話が多い。一本の話としてまとまっていません。
また、ジブリのウリであったはずの食べ物と水の表現も、どぎつくなるばかりで、見ていて綺麗とか、美味しそうとは感じませんでした。
何を伝えたいのか、という制作側の思いだけでなく、それをどうやって受け取ってもらえるようにするか、という志を、スタジオとして今一度取り戻してほしいと思います。
極めてなにか、お金を払って見に来ているお客さんに対する侮辱を感じます
宮崎駿監督は素晴らしいんです。良いんです。
クリエイターだから。そういうもんだと。
ただ傲慢さを感じるんですよ。
宮崎駿監督に文句があるんじゃなくて、
ファンタジーなのに何のフリも説明もないから、
「は?ナニコレ?」になってお客さんをほったらかしにしてるのが
あまりにもお客さんを舐めてるというか、
見てて酷いなと思ったし、強く傲慢さを感じました。
こういうことをやるってことは、
「宮崎駿監督」や「ジブリ」の名前にあぐらをかいているようにしか思えなかったです。
どうせお客さん来るんでしょ?と。
プロデュースする側に対し、極めてなにか、
お金を払って見に来ているお客さんに対する侮辱を感じます。
宮崎駿監督に関しては、多分もうなに作っても同じようになるのかなと思うのですが、でもそれで良いんです。クリエイターだから。そういうもんだと。
機に臨んでは「右顧左眄するなかれ」
…というのが、本作に込められたメッセージだったのではないでしょうか。
そう思えました。評論子には。
一見するとアオサギのようにも見えるけれども、中身までもアオサギであるとは限らない。否、全くの別物であることも多いだろう。
また、俄かには理解しがたい摩訶不思議な事態に遭遇することもあるだろう。
しかし、そういう「見てくれ」や困難には惑わされず、母(継母)の命を繋ぐという自分の目的(価値観、使命)を肌で感じるなら、周囲に右顧左眄することなく、困難を乗り越えて、大道を突き進めと…。
「子供」から「大人」へと脱皮しようとしている少年に贈るには、まさに相応しいメッセージを、いかにもアニメーションらしい豊かな表現を駆使して活写したと、評論子には思われました。
当初は鑑賞の予定になかった作品なのですが、私が入っている映画サークルで、一本の映画について語る会の「お題作品」として取り上げられたことから、鑑賞しました。
アニメ作品はあまり観ない評論子なので、ジブリ(宮崎駿監督)の作品という思い入れは一切なしの、ただ評論子が感じたままのレビューということで、ご理解下さい。
ジブリ(宮崎駿監督)の作品としては一知半解の部分がもしあったとすれば、その点は、平にご容赦をお願いします。
メッセージ性の高さということでは、秀作と評して良いように思います。評論子は。
鑑賞動機:もう大して興味もないけどこの時期は夏休み向け作品が大部分だしなあ。10割
もはや動機がない。
過去の作品を連想させるシーンがたくさんあるなあ、
とか。
仮に裏の意味があるとしても、それに対してさして心動かされないし。
あまり掘り下げたらいけなさそうな別の方向性では興味を惹かれなくもないけど。
煮え切らない感想しか出てこない…。
失敗作。だけどエネルギッシュ
ほとんどの人が監督論で語るなんて、日本映画では珍しい。それを抜きにして観ると、単純にキャラクターの立ち位置が見えて来ないのでストーリーが破綻している失敗作。もっと簡単に言えばマザコンを描きたいのに、マザコンだとバレるのが嫌、と矛盾した映画。
青サギジジイはわけわからないし、セキセイインコ集団は大衆の比喩なのか、それでもよく分からない。
でもエネルギッシュ。そして瑞々しい。
次回作に期待してしまう。
エンタメじゃない
言いたい事はなんとなくわかる。映像はきれいだし、演出も秀でていると思う。でも、お金を取って人の時間を奪う価値のある話じゃない。これで内容を秘匿してスタジオジブリ、宮崎駿の名前で売ったら馬鹿が引っかかって金を落とすんだろう。そういう感じだった。内容を頒布しないのは詐欺への加担だ。表現の自由も言論の自由もあるけれど、映画はあくまでもエンターテインメントだと思うので、観客を楽しませる気がないのなら出てくるな。
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