君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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『ナウシカ』漫画版をじっくり読んで、宮崎駿が描きたかった世界をよ...
『ナウシカ』漫画版をじっくり読んで、宮崎駿が描きたかった世界をよく知っている人なら、この映画も スっと理解できる。楽しめる。単に起承転結がハッキリした「売れるジブリ映画」を好んできた人なら、「もう結構!」となるだろう。
死生観、ヒトと動植物・モノとの関係、人間の深層心理、空や異世界への憧れ…。そういった宮崎駿がモチーフとしてきた世界を、思う存分、描ききった、という点で『ナウシカ』漫画版に通じるものがとても多かった。
今まで、時間の制約、「売れなきゃ、話題にならなきゃ」という制約、お金の制約などに振り回されてきたのに、鈴木さんに「いくら時間かけてもいいよ」と言われて作れた作品。逆に、宮崎さんが不安になって鈴木さんの予定より早くできたらしい。
アニメに全く詳しくないこちらにも「このアニメは手間かかってんだろうなー、フツーは作れないな」と思わせる映像の数々。それだけでも見る価値アリ
新しい扉を開いた作品
まずは宮崎駿監督、枯れたと思っていてごめんなさい。
正直、創る力が衰えているし評価が割れている点もあって微妙な作品だろうなと決め付けていました。全く期待していなかったです。
が、良い意味で裏切られ、改めて創作者として尊敬しました。
映像表現は現代風になりましたね。新しいクリエイターの力だと思いますが、面白い見せ方が多くて感動を覚えました。
シナリオ構成、時代が昭和初期と言うことで近代の価値観に染まっている頭の硬い方は唐突な展開になんでこうなるの??と置いてけぼりにされそうだなと言う印象を受けました。
柔軟に受け取って自分なりに咀嚼して味わえる方には堪らない逸品かと思います。
久しぶりに繰り返して鑑賞したいと思える作品でした。
亡き高畑監督も喜ばれていると思います。
音楽の久石さんはポニョあたりから個を消して作品に沿うような音作りを意識されてるような印象なのですが、今作も音楽が主役を取るようなシーンが無かったと思います。
個人的にはもののけ姫のような久石節の効いた音楽をもう一度、作品に落とし込んで欲しいなと思いましたが作品に馴染んで溶け込んだ音楽も良いですね。
宮崎監督のご年齢的に次の作品が作り切れるのか不安もありますが、ぜひ新作を作って頂きたいし観てみたいと思いました。
よくわからん
事前にストーリーが難解だという情報だけを知った状態で観に行った。
自分は理解できる側の人間だと思っていたが、残念ながら違った。
よくわからなかった。
観終わってからしばらくはこの映画のことを考えてしまった。
観て良かったと思う。
考え方次第で星1にも星5にも評価できる作品だと思う。
映画の内容は置いておいて、宮崎駿が他人を気にしずに自分の描きたい映画を作った事実があるだけで正直満足。
こんなすごいアニメ映画に採点なんてできない
好き嫌いの★です。NHKのドキュメント観たら採点なんて出来なくなった。(あのドキュメントが良かったかって言われたらまったく良くなかったけど)
好きかって言われたら好きじゃない。特にラストの大叔父が出てくるところの前後が面倒くさい。大叔父の屋敷に入っていくあの入口のところから冒険が始まる感でワクワクがピークになって、そこから下がっていってしまった。船を操るところもワクワクしそうなのにできなかった。未来少年コナンの操舵シーンはあんなにワクワクするのに。
主人公がイケメンでまつげが長くて、UPの寝顔で震えました。あージブリが戻ってきた・・って。でもすぐ片側カリアゲくんにしちゃって・・ポニョ位から描線が太くなってますが(適当に言ってます)太くすると絵面が幼く見えるから本当は嫌です。
理解できないストーリーと内容で何故そんなに高い評価を受けるのか私には分かりませんでした
ストーリーも宮崎駿さんの想いも理解できず爆睡してしまった。ジブリマニアか宮崎駿信奉者しか理解不能だと思います。凡人には理解できません。
ジブリの世界観で哲学
ジブリ作品らしさの中に、死生観と世界(人間)の危うさ。を考えさせられた作品でした。
時代背景が無くても完成しそうな物語ですが、あえて具体的に戦時中の(ある時点)の話としている点に意図が感じられました。
好きか嫌いかは置いておいて、最高の映画体験
初日初回から2回連続で鑑賞!
それくらいずっと待ってた。
細かい事は書かないけど、
ジブリ好きとしては良かった。
宮崎駿が関わった作品の集大成的な感じもあるし、同時に宮崎駿自身の自伝的でもある気がする。
話は難解な気もするけど、ジブリで全てがわかりやすい作品なんてそもそも少ない気もする。
何よりキャストとかそのあたりも楽しんで欲しい。
懐かしく、新しいジブリ作品
今までのジブリになかった描写の仕方、躍動感の表し方がされていたので新鮮だった。懐かしさが感じられる場面も多くあるのでジブリ作品が好きなら絶対に今からでも行くべき。
さすが宮崎監督作品…小物から背景までの描き込みが半端では無かった。特に空の描写が相変わらず美しい。雲の前後で変わる色味や影の具合には感服した。ジブリの作画の美しさ、数々の拘りは作品に対する真心が感じられる。話が難しいとは聞いていたのでなんとか理解しようと夢中で見ていたが、正直1度の視聴では謎が多く残った。しかし、"わからない"では絶対に終わらせたくないので自分の考察と、他の方の考察を重ね合わせながら作品をゆっくり味わいたいと思う。
名作のタイトルを流用すべきではなかった
この映画の何が、一度勇退された宮﨑監督を突き動かしたのだろう?賞レースも獲りまくってるので、何かあるだろうと思い観てみたが、普通のアニメでした。
原作の「君たちはどう生きるか」は、周りに流される事なく如何に善悪を自分で判断し人生を歩んでいくかを、成長期の少年に叔父さんが諭してゆく素晴らしいお話しだったと記憶しているが、それを宮﨑風に描くとこうなると言う事なのだろうか?が、それにしても内容が違い過ぎると思います。原作を愚弄しているとすら感じる無茶苦茶な改変、せめてタイトルは流用せず洋題の「少年と青サギ」でよかったのではないか。作品内に原作本も出てくるので、原作にインスパイアされた程度に留めていれば私もこれほど酷評せずとも済んだのに。。。
原作本のアニメ化と思って鑑賞した人は、訳がわからず困惑してしまうでしょう。本作品は原作をないがしろにした典型的な例となるでしょう。
理解できない領域
はじめに、わたしは宮崎駿作品が超好きです。ただし「千と千尋の神隠し」までで、それ以降はハマったことはないです。
※ジブリで一番好きな作品は「もののけ姫」です。
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君たちはこれを観てどう思うか?
観る側の想像力に任せる挑戦的な作品でしたねー。自分は想像力追いつかず、全然ハマりませんでした!もう少しあたまが熟してからもう一回観てみようかな。
私には魅力を感じなかった。
今回の世界観やシーンの多くが、ジブリ過去作で観たことあるオマージュみたいなシーンばっかりだった。ただただ過去作を観たくなる、過去作の凄さを再確認した。
※唯一無二のアニメーション表現は今でも好きです!水や泥、人の表情、動物の動き、謎に美味しそうな食べ物など。ここに関しては100点です。
状況説明し過ぎな昨今のエンタメと真逆、分かりにくさを押し出した挑戦的な内容。挑戦的なのは良いんだけど…。
普通、説明が無さすぎると、普通はどんな設定なんだろ?あの意味って何!?って気になる。だけど,今回はあまりにもストーリーがどうでも良くて、気にならない。はい、そうですか…って感じだった。哲学的なの興味湧かないです…。
※駿さん、今に目を向けて作家性を出している、細田守監督や新海誠監督など素敵なクリエイターたちに影響を与えてるのは凄い!
すごいすごい消化不良なので、過去の名作「天空の城ラピュタ」「魔女の宅急便」「となりのトトロ」「紅の豚」を観て心落ち着かせます。
※あと原作の方の「ナウシカ」を久々に読もうかな!
ストーリーは難解だが、宮崎駿ワールドが広がる作品!
【あらすじ】
主人公の眞人は戦争で母を失う。母方の実家へ疎開するが、屋敷の近くには青サギの 住む塔が建っていた。眞人はこの塔の中から続く、不思議な世界へと導かれていく…。
【感想】
公開初日に行きましたが、レビューできていませんでした。
ジブリ映画…しかも宮崎駿の作品を映画館で観るのはかなり久しぶりで、期待感が高かったです!
今作は予告を一切やらないというマーケティングをしており、あらすじやキャラクターなど何の前知識もありませんでした。
このマーケティングのおかげでまっさらな気持ちで映画を楽しめました!
結論から言うとストーリーは難解で、この映画のメッセージやテーマもよく分からなかったです。「母の死からの克服」かと思いましたが、これが1番のテーマでもない気がします…。しかし、つまらない映画かと言われると、そんなことはありませんでした。
ジブリ特有の建造物の色使いや黒いスライムみたいなやつなど、「ジブリ映画を観てるなぁ」という気持ちになりました。
冒頭の火事で眞人が駆け出すシーンの躍動感もすごかったです。
鑑賞前はヒューマンドラマのようなジャンルかな?と思っていましたが、いざ鑑賞するとアドベンチャー色が強かったです。
青サギはイマジネーションフレンドかと思っていましたが、全然そんなことなかったです。笑
声優陣も豪華で、エンドロールで「え!この役の声、この人だったの!?」の連続でした。
久しぶりにジブリ映画・宮崎駿ワールドを楽しむことができました。
ジブリ映画や宮崎駿の映画が好きかどうかで評価が変わる映画かな?と思います。
【お気に入りのシーン】
冒頭の眞人が駆け出すシーン
ちぐはぐな映画
分る人には分る、みたいな映画はダメだと思う。巨匠というだけで持ち上げる風潮にも?と感じる。小学生にも見てもらうのなら、2時間以内に収めないと。とにかくちぐはぐな映画だった。唯一良かったと思ったのは、背景画の美しさだけだ。
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