君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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面白くない
間違いなく傑作
あなたたちはどう生きてきたか?あるいはどう死んで行くのか?
そんな質問をしたくなるような映画だった。コナンやマルコを描いた時の熱き想いはどこに行ってしまったのか?次世代へのメッセージのつもりなら、悔恨も含めて自分たちが生きてきた道とそしてどうやって死んでいくのかを示せば良いだけだ。
テクニックとしてのアニメーションの表現力には脱帽するが、オリジナリティーがありそうで、あからさまに白雪姫のガラスの棺や七人の小人ならぬ老婆、ふしぎの国のアリスのプロットを想起させられると、これはオマージュなのかと疑念がわくだけだった。
十年の沈黙を破って、前宣伝を一切なしにして、蓋を開ければ、オールスターキャストの吹替え、人気アーティストの楽曲は、残念ながら自分の気持ちには「沁みて」来なかったし、兵器を製造して財をなした父親が戦禍で妻を亡くし、その翌年に妻の妹を後妻に迎える様子を主人公の少年がどう感じて、果たして不思議な体験を通じて何を得たのか、自分には話が「深すぎて」、よくわからないまま映画が終わってしまった。
見応えのある素晴らしい映画
最初からわかってる
冒頭のシーンで「これは子供に向けた作りではないのかな」と感じました。
映画のタイトルがあの本と同じなので、子供や若者向けのメッセージ性のあるものなのかなと思っていたから意外でした。
宮崎作品にしては戦争の描き方が凄惨だったので。
なので大人に向けたファンタジーなのだと思います。
賛否両論なのはファンタジーの種類にそれぞれ好みがあるからかなと。
ファンタジーでありつつ、細部の設定や人間感情がリアリティであるものが好みか、
前後の脈絡がなく、寝ている時に見る繋がりのない夢のような世界観のファンタジーが好きか。
本作は完全に後者ですね。
私自身は守り人シリーズのような細部まで作り込んでいる設定のファンタジーが大好きですが、
本作にいたってはずっと夢を見ているような感覚で「夢で見る…あの感じ…」という世界観が非常に心地よかったです。
ストーリーで考えると初っ端から、
お父さんデリカシーもモラルもなさすぎ~
という感じですが、本作の伝えたいことはそこではないのでしょう。
この映画をどういう視点で見て、どう感じるか
全てこちらに委ねた作品の印象でした。
幅広く楽しめる作品ではないと最初から分かっているから公開まで宣伝しなかったのかな?
私にとっては初めから終わりまで楽しめる作品でした。
とんでもない怪作
混沌、2回以上観るのは必須
どう生きるか
先日、NHKテレビでこんな番組がありました
「哲学的街頭インタビュー」第一回「何のために生きていますか?」
この問いには比較的容易く答えられるのですが
"どう生きるか?"
この問いはとても難しい
何のためにだったら今現在の自分のことを述べればいいのだけれども
どう生きるか? と言われると今だけを見ていてはいけない、もっと先を見据えて今何をすべきかと言うようなそんな感じで捉えてしまうからしっかりと真剣に物事を考えて道筋を立てて答えなければ
反射的な思考しか思いつかない私にはとても困難な仕事なのだ
どう生きるか?
綺麗事を言えばみんな笑顔でニコニコ出来たらなんてことを言えばいいのだろうけど誰の心にも届かないし聞いてくれもしないだろうな
立ちはだかる色々な困難を払いのけ自分の力で切り開く人もいるでしょうがどうもそれとも違う
どちらかと言えば川の水のように生きたい
今思い出したのですがこの川の水
私が二十歳そこそこの頃にそうありたいと思い願った生き方だった
長年同じことを思いつつ生きてきたのかととても驚いてます
そう川の水です
源流はヒョロチョロと土から産まれたてのか弱さで遮るものがあれば傍へ逸れて遠回りしてでも先へ進むその姿はとても力強く思います
そう、そうだったのです
私は川の水になりたかったのだった
集大成
美術館をアニメにしたような哲学的作品
面白いんだけど。。。
???
事前情報皆無が良い方向に転ぶ(ただしそういうのが好きな人だけ)
万人にウケない。そういう意味でこれまでのジブリではない。
もうちょっというとハウル以前のジブリではない。
例えばこれと同じストーリーを宮崎駿ではなく若手が出したらどう言われるだろうか?
おそらく雰囲気映画、説明不足、視聴者おいてけぼりと言われるだろう。
もちろんそれは宮崎駿が出していてもそう言う人がいる。正直、私もそう思う。
あれは何の隠喩、あれは何のメタファー、あれは何の象徴。深読みすると面白い…。
そんなもん「知ったことか」です。見てて面白くなければ娯楽作品ではない。
で、そんな出だしから始まりましたが星4です。
これは面白い。笑えるシーンは少ないし、混乱するし、場面転換や世界観の急激な変更についていけない事もあるけど、これは面白い。
「あれ?今こうですよね?」「それは何?」「なんでこうなったの?」こんなのの連打です。
伏線回収はありません。隠喩されているけど解釈は人によって違っても良いものになっています。
宮崎駿の頭の中ではしっかりできているのでしょうが、それは演劇で言う舞台装置の裏側です。
「あの役者が空を飛んでいるのは実はワイヤーで釣られているからでね」そんなもん本編には関係のない話ですし無粋です。
そういう世界がある。そういう人がいる。そういう展開だ。
まるっと呑み込んで そのうえで自分の中でゆっくり消化できるならばこの映画はとても示唆に富んだ面白いものだと思います。
冒頭で述べた通り、絶対に万人にはウケません。
ジブリでいうなら、ポニョがダメな人にはおすすめしません。
わかっているストーリーの答え合わせしか認めない人には本当に理解不能だと思います。
知らないものを楽しめる人はこの世界観に翻弄されて楽しめるのではないしょうか。
もちろん、楽めるかどうかと分かるかどうかは別です。「わかる人」という表現はやめた方がいいでしょう。さっぱりわからん。
わかった気になっている人、が正しいと思いますし、その「わかった」が正解かどうかは永遠に答え合わせできないです。ただし自分の中で「わかった」気になれた人は この映画を一番楽しめている人ではないかと思います。
そして「自分はこう解釈した」と発表できる方は それだけで発信者でありクリエイターとして賞賛しますし、その解釈の正誤や 齟齬なんかどうでもいいです。
他人の解釈のアラ探しするくらいなら是非 あなたの感想をお伺いしたい。
あえてひとつだけ言うとすれば……。
仕事で頭使ったあとの深夜映画で見に行くもんじゃありません。
猛暑で弱った体で行くもんでもありません。それなりにコンディション整えて「さあこい」って感じで見に行くと良いでしょう。
期待に対しては、、、
罪悪感から宣伝が出来なかったのでしょう。
説教くさく、押し付けがましく鑑賞中は終始宮崎駿監督の顔が頭に浮かんでしまいました、悪い意味で。
難しい事を考えず映画を純粋にエンターテイメントとして楽しみたい人には向いてないとおもいます。
私もそのタイプですので苦痛の時間になりました。
映像は素晴らしいと言う声が聞かれますが私には表現が押し付けがましく、キャラクターは不気味、風景構成は宮崎駿の影響を受けまくっている新海誠の方が美しく感じましたし、美術やデザイン的にセンスが悪いと思いました。
ジブリとして進歩、新しい感性も感じられずジブリの終焉を感じました。
おそらく制作サイドも出来の悪さを認識しており罪悪感から大衆に勧める事が出来なかったので宣伝無しになったのでしょう。
しかしながらジブリは終わっても日本のアニメ界全体としては進歩しています。
それは宮崎駿の多大なる影響があったからです、有難うございました。お疲れ様でした。
好きでも嫌いでも観てよかった作品
感想を読むよりも映画館に行き体験した方が分かりやすいと思います。この映画の1番のエンターテイメントは「事前情報無し」です。始まるまで、始まってから、観ている時はワクワクで止まりません。
そこからの好き嫌いは知りませんが。
宮崎駿さんだって「よくわからない」のに素人が分かろうとしなくていいと思います。
ただ観に行って損は無いです。
私はもう一度観に行きます
会場の評価も1と5でしたね
事前情報がない=作品の予備知識が全くないっていうところで作品の評価が分かれているような。広告はある意味その世界観に入り込むための共通認識を作ってくれていたんだなーと。
そうであれば広告とかパンフレットが発売された後にまた評価が変わるのかなって思います。鈴木さんのキャッチフレーズとこれから与えられる物語の説明が今は楽しみ。
情報を与えられないと人ってこんなに頭使わないんだ〜って会場が物語ってた笑これもまた作品なのかも笑風刺画みたい。
フィクションなのか実写なのかファンタジーなのかポスター1枚の先入観で自分たちの中で物語と情報を創造し、その先入観と映画のギャップを毎秒ごとに受け入れていかないと一気に置いていかれて椅子から崩れ落ちそうな人ができあがる..笑
開始1秒の絵と音で時代と状況を説明したくせにっっ思わせぶりもいいところでした(先入観。笑)
でもまあ自分の思考の移り変わりを楽しむのが今回1番の目的だったので。めちゃくちゃ楽しかったです。それを含めなくても面白かったな!
もはや一貫したストーリーを作る能力がないとしかいいようがない。
※鑑賞後時間をおいて再検討
「君たちはどう生きるか」と仰々しいタイトルを持ってきた割には、映画を通して一貫したテーマがまるでわからない。「生きる力を得ました」「これからの生き方を考えようと思いました」って言っている人、どういう経緯でそう思えるようになったのか文章化して頂きたい。
この映画に出てくるキャラクターは全員、「はじめまして、こんにちわ」の初対面です。初対面の人となりをどうやって把握するかと言ったら、表面上にみえる姿や実際の会話でしか判断できないのです。主人公は継母を好きではなかった。姿がみえなくなった。じゃあ探しにいかないと思ったら、探しに行くんですね。内面は複雑な気持ちを持っていたのかもしれませんが、さっき書いたように「はじめまして、こんにちわ」の初対面。初対面なのに内面を理解しろとか、それは単なるエゴ。こういうエゴが映画の至るところにあってストレス。
意味の分からないシーンの連続でいちいち突っ込むのも大変ですが
〇地下の世界にいって序盤、開けてはいけない門のシーン
誰のお墓?なんでこの門を開けてはいけないの?? というか門以外左右に何もないので、門を開けなくても左右迂回すれば奥に進めますけど??
〇巨大な魚をさばくシーン
これ何の意味があります??生きていくなら他者の生命を頂く必要があるということがいいたいんですか?そりゃまあ大事なことですけど、それを入れる必要あります? 例えば「天空の城ラピュタ」でシータとパズーが二人で逃げるときに、唐突に動物を殺して食べ始めて「いのちを頂いている」なんてシーンをぶち込まれても「はぁ?」としか思えませんよね?テーマは大事ですが、入れる意味がわからない。
断片断片のシーンでそれぞれ何か意味を持たせようとしているのかもしれませんが、それが前後の脈絡関係なく唐突に出てくる。一個一個はなんとなく言いたいことは感じられるが、細切れぶつ切りでちらかしっぱなしで次のシーンへ移動、観客は置いてけぼり。そういう矛盾やらわからない点が時間が経つごと溜まってくるので、どんどんストレスもたまってくる。
年寄りの意味のわからない独り言を、横で座って聞かされているような気分。誰も意見を言えないような立場の人になったんですかね。あとに道を譲って引退されることをお勧めします。
ゲド戦記より酷いっていうので、見たことのない私は検索をしてみたら、宮崎駿監督が、息子の作ったゲド戦記に激怒するという動画を発見。一時間くらいで中座して一言「三時間くらいに感じた」。いや、あなたの映画もそのくらいに感じましたけど。とんでもないブーメランがかえってきたなと感じました(笑)
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