君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
全1245件中、661~680件目を表示
野生の思考による高畑勲越え
まさにブリコラージュの映画。
部分と部分のいい箇所を繋ぎ合わせた野生の構造。
宮崎駿の最後の長編映画で最も期待した事。それは終生のライバルであった高畑勲超えである。近代合理主義の権化でもある高畑作品の完璧な構造と作品性。それを超えるには、対極にある野生の思考しかないと、辿り着いた着いた作風だと感じる。
元来、全体を決めずに、漫画を連載する様に徐々に絵コンテを積み重ねる宮崎作品。もともとブリコラージュの様な作風が、さらに拍車がかかっているのは、いつもの鈴木敏夫の手綱が無い状態で本作が描かれていると感じる。観る側を想定した、いわゆるエンタメ要素を含んだその手綱が、今回は何故か見受けられない。
その手綱からの解放によって、高畑越えを実現させたかったのではないか。
神話はブリコラージュで作られたと言うが、まさにそれを狙ったのではないか。
鈴木敏夫のそんな考えが伺える。
本作を理解できなかった私には、高畑越えが出来たかどうかの判断は出来ない。
しかし40年弱ジブリのファンであった私は、好きか嫌いかの前に、宮崎駿の最後の問い掛けを解き、受け入れたい気持ちである。
君たちはどう生きるか・・・??
約10年ぶりの宮崎駿監督作品だったので公開前からめちゃくちゃ楽しみでした。
映画鑑賞をするようになってからはジブリ作品が初めてで、劇場でジブリ作品を見たのは「崖の上のポニョ」以来、約15年ぶりでした。
初日のIMAXで鑑賞しました。全体的な内容としては自分にとっては中途半端で少し難しいものでした。しかし、解釈によっては良い出来で、ジブリの新作を観れただけで満足なのでそれでよしとしました。
ちなみに、ジブリ作品では「猫の恩返し」が一番好きです!
パヤオを知らない人にはおすすめできない
大衆向けの映画作品としては全く面白くはなかった。内容も理解できたし、監督の半生を知っていたので作品の意味も理解はした。ただ、大衆向けの映画としてはいかがなものか。半生を加味しないで見るとやはり全く面白くない。全くワクワクもないし、こんなに見終わってなんにも感じなかったのは初めてだ。
映像と音楽は流石だった。美術作品としては星5だと思う。ジブリパークで放映するのが一番。
ゲスト声優に関してもあいみょんは役にハマっておらず減点。
宮﨑駿監督の集大成…でもまだまだ観たい!
途中まで、あんまり…という印象でしたが、最後まで観て、やっぱり観て良かった!という感想に変わりました。ネタバレして詳しく書くか迷いましたが、止めておきます。
宮崎駿監督最後の作品、というような触れ込みでしたが、たしかに今までの宮崎アニメの名シーン名キャラクターを彷彿とさせる場面も多く、それでいて絵の綺麗さ動きの滑らかさはどんどん進化していて美しかったです。場面転換が多くわかりにくいところもあり、黒澤明監督の「夢」みたいだなとも思い、炎の描写のあまりの美しさに、同じ金と手間を掛けるなら「ナウシカの続編を作ってくれたらよかったに」と思ったりもしましたが、最後まで観ると、しっかり娯楽作品に仕上がっており感動しました。
正直「ラピュタ」とどっちが好きかと言われたら100%ラピュタですが、ああいう娯楽超大作は若い時しか作れないと思います。今作もヒロインは可愛かったし、とにかく宮崎監督が好きなことを詰め込んだみたいな感じがしてとても嬉しい後味でした。
詰め込み過ぎ、端折りすぎでわかりにくい、という批判があるのも理解はできます。最高の宮崎アニメか?と言われたら、私的にはラピュタ、ナウシカ、トトロの後にはなりますが、十分面白い作品だったとは思います。宮崎監督の新作を劇場で見る機会がもうないかも?と思うと、是非劇場でご覧になった方がよいかと思います。個人的にはもっともっと、紅の豚みたいに、好きなことを詰め込んだ映画を撮ってもらいたいと思っています!
簡単なカタルシスに流れてない
今のところ最後の長編作品。
意味のよくわからないところも含めてすごく良かった。期待高いだけに「ナウシカ風」や「ラピュタ風」になってたらがっかりだったので、その「宮崎駿」風の簡単なカタルシスに流れることなく、枠を色々ぶち込んだ先の逃れたイメージの飛躍があってよかった
色んなキャラクター出てくる作品だけど、このままプロモーションしないでグッズ展開しないでほしい。かわいいはすぐ消費するから
かなーり死生観を感じた
感じた後のもの
子どもの頃の風景も、匂いも、季節も、空想の世界も、小説も映画も。
感じた後にわかるもの、理解できるものもあれば、忘れてしまうものもある。
覚えている夢と、忘れてしまう夢。
覚えている記憶と、忘れてしまう記憶。
全てが一瞬で永遠で。
「理屈」抜きで。
産む生まれるということ
まさに宮﨑駿監督の集大成!
日向三代の産屋を連想しました。
こんな不安定な世の中だけど、手を加えることはできる。
この世に生を受けた1人1人が世界を変えることのできる神の技を持っている。
そんな次世代へのメッセージを感じました。
ちなみに弘法大師の俗名は眞魚でしたね。
熱風と足音の表現の素晴らしさにも注目して欲しい。
絵がとてもきれいでした
ジブリらしい美しい映像に初めから感動しました。「あっこれはあの映画の場面に似ている」というところもたくさんあり、宮崎監督の集大成といわれるのもよく分かります。ただ、途中で眠くなってしまい、どこから面白くなるんだろうと思っているうちに終わってしまいました。評価が分かれる作品かもしれませんね。
大きなものごとを受け入れたり 大切なものかを見極めたりするのって難...
大きなものごとを受け入れたり
大切なものかを見極めたりするのって難しいことだから
人は時間や経験が必要なのだろうなと思った映画
私はどう生きるかな
自分の芯を振り返りたいと思いました
なるほど。あえてプロモーションしなかったのか。
予告編すらないプロモーションZERO
予備知識無しの映画なんて
映画祭のシークレット上映ぶりだわ。
とか思いながらその体験を楽しもうと思ったら…
なるほど。プロモーションをやらなかったんじゃない。
出来なかったんだ。私は好きだ。
理解出来ない事を楽しむ作品だ。
それは逃げではなく
理解せず体感するだけでいい理由があるから。
そりゃ頭の中ですもの。
向かう方向は理解ではないです。
そして絶対的ジブリワールドてんこ盛り。
7人の小人ならぬ7人のおばあちゃん。
めっちゃかわいい(^ω^)
ジブリっぽい(^ω^)
なのに難解マルチバース。
そのまま投影。
それでも問う「君たちはどう生きるか 」
ジブリとは思えない難ストーリー
何を伝えたいか、何を表現したいか全く持って理解出来ない。ストーリーが繋がっていないし、何を言いたいか伝わってこない。ジブリと言えば子供達が楽しむ映画だと思っていたが、この作品は大人でも子供でも楽しめない。大勢の著名人が声優として吹き替えしているが、ストーリーが駄作なので勿体ない。ジブリの名に騙された感が半端ない。これだけ退屈で満足感のない映画は久しぶりだ。
とりあえずわけわからなかった。
個人的にはアニメはわかりやすいのが好きなので
自分的には全くはまらなかったです。
とにかく?が多すぎて退屈でした。
自分、バカなので理解力がないのですいません。
でも、バカも映画を見て感想を述べる権利はある。
🎵他の人には分からない
せめて劇場だけでも予告して🙏
とか思いながら、
今回の斬新なプロモーションに、
まんまと掛かった自分は、
映画好きと言うより、
ミーハーなんでしょうね🤣
他人に言われると腹立つけど😁
主役はマヒトくん。
昔友人にマヒトくんが居ました。
年下なんだけどいつも落ち着いてて、
岡山出身で笑いのセンスもあり、
彼女は切らした事なく、
男子にも好かれる存在。
ギターが上手くて作曲もして、
一緒に弾いたりしてました。
20年は会ってませんが、
今でも妬みの的です🤣
会いたい様なそうでも無い様な。
時代背景から、直ぐに前作、
「風立ちぬ」を思い出す。
リアルなの❓
ジブリはファンタジーじゃないと❗️
程無く怪しい青鷺。
喋ったら急に魅力ダウン😂
鋭く威圧的に見える人ほど、
近くに居るとダサく見える。
大量の腹ペコなインコ。
食べてはいけない分別はあるが、
割と何でも食べる雑食な、
とても日本人的な風刺なのか。
禁断の門の前に大量のペリカン。
学ぶと死ぬ、その門を、
強引に開けて傾れ込むのは、
身勝手な世論の様にも見える。
とまあ、「見える」様な場面ばかりで、
実際には訥々と進むだけ。
眠気すら覚えた作品だったが、
終わった後、前作の、
「ひこうき雲」が頭に流れた。
🎵他の人には分からない〜
映画って観客のものだと思ってるけど、
やっぱり作者、監督のものであって、
それを興行にするのは周りの話。
これが面白く無いからって、
駿が悪い訳ではない。
コミュニケーションは、
伝わらなければ発信者が悪いが、
映画はコミュニケーションでは無い。
その中で伝えたい事があれば別だが、
基本的には、自己満の世界。
それを覗かせて頂いただけ。
でも今作を高評価出来る方は、
やはり尊敬せざるを得ないですね。
さて、
その後マヒトくんに連絡してみました。
「呪術廻戦」にもマヒトくん居るそうで、
最近忙しいらしいです。
二週目の鑑賞、ようやくですね
普通のアニメファンであって、ジブリの作品は多分三、四部しか見ていません。でも「千尋」はこともの時の私にとって一番のアニメと言っても過言していません。今作は一週目は基本的にわかりませんので、いろいろみんなの考察を見て、今回はもしかしたら宮崎監督に理解しました。お疲れ様です!私は生き続きます!
どんな作品なんだろう
事前情報無し、公開から1週間経っても音沙汰なし、ようやく映画館に足を運ぶことができた。
80代となった天才、宮崎駿監督の最新作で、心情的にはおまけみたいな感じだった。
監督らしいファンタジーで、年齢を感じさせる作家性が心に響いた。
こんなアニメを作るのは、今後、難しいかもしれない、と思うと寂しいような。
自分の目と耳で劇場鑑賞しましょう、是非とも。
公開初日からのレヴューには、分からない、期待外れ、面白くない、ストーリーが矛盾?、破綻?しているを理由にしたネガティブ意見に溢れていました。
映画コムの星平均も徐々に上昇してきましたが、ネガティブ意見のあまりの多さ、とりわけその意見の過激さに辟易して劇場鑑賞を止めてしまった人が少なくなさそうな現実を残念に思っています。
制作者▪配給者側ではありませんが、是非とも劇場で本作を見て、自分の目で見て耳で聞いて、レビューの真偽を確かめてみて欲しいです。鑑賞した結果、付ける星の数は人それぞれでしょうが、星の数にかかわらず(個人のネガティブ評価にかかわらず)、本作は鑑賞するに値する映画、損はない映画と思います。劇場に足を運んで本作を見た上で、多くの人と建設的な批評を交わし合いたいです。
追伸 比較的好評価なレヴュー動画が出てきたことは嬉しい限りです。岡田斗司夫チャンネルとかBlackHoleチャネルとか。今日、「おまけの夜亅チャネルを見て、意外な見落としに気付かされました。これなどは見落として思い込んだままの鑑賞者は多いのではないでしょうか。確認をお願いします。
ジブリ版「幻の湖」。迷作というより奇作。
ストーリーの骨子は、非常に単純で過去のジブリ作品の何かに似ていると誰もが思うと思う。全体を包む雰囲気はジブリにあるようなそこはかとない明るさはなく、ホラー映画感である。
また、他の方が書いてるように、ストーリー中のイベントやキャラクターの言動も過去のジブリ作品で見た印象を強く受ける。
作中の唐突なシーンの切り替え、心理描写が描かれないキャラクターの行動の変化、異質な世界観を一つの作品に入れたために発生しているだろう、唐突な感じのするキャラクターの謎めいた台詞。
私は突然出てきた新キャラクターのある台詞を聞いた時に、過去に受けた似た感覚を辿って行って奇作と呼ばれる「幻の湖」の以下の台詞を聞いた時の感覚を思い出した。
「ファントムではなくイーグルだ。イーグルはすでに実戦配備についている。」(「幻の湖」より)
軍事物でもなくスパイものでもない映画で唐突にキャラクターが独り言を言い、その後の話につながりもしない事で、不可思議な感情を巻き起こす、よくネタにされるこの台詞だが、「君たちはどう生きるか」も同様で、世界観の繋がりが(それを説明する設定があったとしても)異質なのである。
「幻の湖」も最高のスタッフを使った過去~現在~未来に渡るストーリーで、当時のヒットしそうな題材を一つに詰め込んだ映画だが、結果として奇作と呼ばれる作品となった。幾つかのレビューでジブリの過去の映画のパレードのようだった。というコメントがあったが「君たちはどいう生きるか」も要素の詰め込みの点で類似性がある。
映画の随所に出てくる唐突感、ごった煮感、異世界感を「パプリカ」の感覚に似ているとか、「2001年宇宙の旅」に似ている。などと評している人もいるが、パプリカの方が独特の世界観はスムーズに表現していて、2001年の方が壮大で流麗で整っていて、個人的には比較の土台に上げられるものではない気がする。この映画はただただ散文的でカオスである。
この散文的カオス感を「現実の世界では無いので」と一言でOKにしてしまう事もできるが、好意的に捉えれば、敢えて整理をしない形で、現実の世界の出来事の矛盾や内面の表現にチャレンジしてみたのかな。という気がするが、自分で書いてかなりこじつけ感はする。
舞台の切りかわりはあるのだが、話は自体は大きく進まないので、眠気を誘ってきて何度か寝落ちしそうになったものの頑張って最後まで付いて行く感じだった。
多くのレビューが、過去のジブリ作品や監督の生い立ちなどを紐付けて解釈しているが、逆に言うと、もし宮崎駿以外の人間が撮っていた場合、それらのレビューは成り立たくなるわけで、監督の過去作や生い立ちという映画外の情報が解釈に必要という事になると思う。
いろんな考察を付けられる余地があり、どれも正解でありえる映画だが、後から考察を読みたいほどの映画とも感じられなかった。
宮崎駿という権威がなければ、この映画はここまでヒットする事はなかったと思う。
もちろんこういう映画も存在していいと思う。ただ、迷っている人は、自分がよほどのカルト映画ファンでなければ、見なくて良いと思う。
映画は理屈ではなく感覚だ
これほど事前情報がシャットアウトされた映画ははじめて。ヒントはこの鳥?のポスターのみ😅 だからこれから一体どんな映画がはじまるのか⁉⁉️️と、興奮しながらの鑑賞。あまりネタバレしないように書く(これから観る人はこれも読まない方がいい)。
いやぁおもしろかった‼️😆 宮崎さんの前作「風立ちぬ」はどこか理屈っぽくてあまり好きではなかった。「君たち」はあまり考え過ぎずにストレートに宮崎ワールドを描き切っていてその清々しさが良い。そして絵(画)、これまた今までの宮崎作品よりも秀でていた。立体感がありとても美しい。光の具合も秀逸。それでいて時代の空気までも見えるようだ。時代といえば(キャラクターの顔つきや背景から)戦時中の空気感もリアルに感じられた。もちろんおれはその時は生きていないから実際の雰囲気は知らないのだけど、宮崎さんの生きた体感を見事に映像化している。物語は自由❗️😁 壮大なファンタジーが展開される。次々と新しい世界を観せてくれてすっかり引き込まれた。これは宮崎さんの夢の中の世界とも言えるね。シナリオはスパッとしている。回りくどい予定調和な段取りは省き、言いたいことだけ言って、はいおしまい、という簡潔さ。これでいいんだよね。映画には余計な説明はいらない(最近の映画は説明過剰でイライラしてる)。映画作家「宮崎駿」を前面に出した傑作だとおもう😄 久石さんの音楽はいつもの親しみやすい旋律はなくバックに徹している。しかしピアノを基調としたサウンドはリズミカルで透明感がある。さすがだ。キャラクターはいつもの宮崎さん好みの性格の持ち主だけどそれでいい(しっかりしすぎておれにはちょいと合わないが😅)。とはいえ凄い映画ですぞ❗️
全開
宮崎駿節全開。
一切の説明無し。
たぶんお話し自体は単純。
「母親を戦争で亡くした少年の葛藤と成長」
しかし、目まぐるしい展開。
監督もここまで自由に作品を作れたら
さぞ作家妙理に尽きると思う。
ゆっくり咀嚼しよう。
全1245件中、661~680件目を表示