君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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残された私たちへ向けた『遺書』
開始早々に涙ぐんでしまいました。
<こんな描写はあなたにしか出来ないよ>
と、胸が熱くなりました。
スクリーンには、生きた『駿ぶし』が存分に描かれています。
彼が作り上げてきたジブリ作品の面影が『思い出たち』がここにも、あそこにも、ふんだんに散りばめられていて、宝石箱の様です。
どなたかも書いておられますが、まるで宮崎監督の『走馬灯』を観せて貰っている様な、そんな映画なのです。
宮崎監督の作品は、これで最後かも知れません。
リアルタイムで、公開初日に宮崎監督の作品を劇場で見られるなんて、こんな贅沢なことはありません。
私は今日、彼の『遺書』を観ました。
そんな気がしてなりません。
ストーリーとしては、考察が必要なシーンが多く『何かを比喩しているんだな』『なんのオマージュだろう?』といった視点を持てない方は、少し退屈かも知れません。
一緒に観ていた相方は『つまらない、眠かった』という感想を持った様です。
この映画は、大衆を満足させる為に作られたものではないと思うのです。
宮崎監督が『最後に好きな様にやらせてくれよ』と言って、筆を取ったのではないか?と勝手に妄想しています。
人は死にます。
どんな天才でも、いつか必ず死にます。
『俺を見ろ、俺はこう生きた、君はどうする?』
そんな声が、私には聞こえてくるのです。
宮崎監督、あなたが現役で輝いている時間を、共に生きる事が出来て、幸せです。
魂で生きるとは、魂を表現するとは、こういう事を言うのだと、教えて頂きました。
本当にありがとうございました。
P.S 考察が得意な方!私には読み解けない部分が多くありましたので、レビュー待っています!
作画は最高!内容は分かるようで分からない絶妙なライン
宮﨑駿監督10年ぶりの新作。公開されるまで、タイトルとキービジュアル以外はなんの情報も解禁されてなくて、ドキドキしながら劇場に行った。
映画の作画もめっちゃ綺麗でジブリ感がめっちゃあって素晴らしかった!けど、内容が分からんようで分かるみたいで絶妙なラインやった。もっかい見たら理解できるのかもわからん。
・なんか、いろんな鳥が出てきたけど意味とかあるん?
・ワラワラが成長して現実世界の赤ちゃんになるのなら、向こうの世界は黄泉の国の逆の世界(生まれる前の世界)ってこと?でも、火の姫(主人公のお母さん)とかキリコばぁさんは生まれてから向こうの世界に来てた?から、、、
・なんで向こうの世界でキリコさんはワラワラの世話をしてたのか?
・なんで大叔父さんはインコとかペリカンを向こうの世界に持ち込んできたのか?
・石の積み木を13個を3日に一個ずつ積んむってどうゆう意味があったのか?
現実世界では哺乳類特に人間が支配してるけど、向こうの世界ではインコが人間食うし、ペリカンは赤ちゃんになるワラワラを食う。これは人間が鶏肉を食べたり卵を食べたりする現実世界の逆で、もし鳥類が哺乳類よりも繁栄しているみたいなパラレルワールドを表現してたのかと思った。
大叔父さんが住んでる棟?屋敷?がルパン三世カリオストロの城でクラリスが閉じ込められた棟に似ててそこはテンション上がった。その他もジブリのオマージュっぽいところがところどころあって面白かった。
話はシンプルなのかシンプルじゃないのかよく分からんけど、とりあえず見た後スッキリはせんかった。ワラワラかわいかったなぁ。早くパンフレット買って読みたいから早く発売してくれー!
あとIMAXで見たけど、よくあるIMAXデジタルはなんちゃってIMAXで、どうせ見るならIMAXレーザーGTの方が良い。IMAXデジタルに¥500追加するならIMAXレーザーGTで¥600追加する方が遥かに価値がある。
俺の理解あってる?
公開当日に事前知識なしで、レイトショーにて鑑賞。
これって生死(精子)の話だよね?
結論から話すと、これは受精から出産までの話。
【生について】
1. 青鷺はコウノトリ(優しくいうと)
2. 真人はコウノトリに誘われ、7の羽を持って塔へ案内される
-> かえるやこいに煽られたのは射精のメタファー
-> 塔(意味深)に向かったのは受精までの過程
-> 7の羽は受精から着床するまでの期間を指している
3. 受精場所(卵管)を通じて、夏子さんのいる産屋(子宮)に向かう
-> これは着床までの道のりを描いている
-> 夏子さんに会って着床した
-> 夏子の不穏はつわりやホルモンバランスの乱れを意味している
4. 邪魔してくるとりの存在
-> 着床するまでの過酷さ、困難さを描いてた
5. インコ大王は陣痛
-> インコ大王と手下が向かった先の天国は羊水のある子宮内(赤ちゃん居心地いいよね、栄養(食材)もあって温かい環境)
-> インコ大王が石(胎盤)を壊したことで破水が起きた
6. 破水によって世界が崩壊
-> これによってそれぞれ扉を開いて現実世界に戻る(出産)
(補足)
扉は年代を示していて、時間軸は違うが出産の概念を示している
【死について】
1. 側頭部の自傷行為
これは自○のメタファー。慣れない環境、母親の死に対する絶望感からと察する。
2. 傷をつけたことの自認
最後自分が傷つけましたと自認。これは生と向き合い生きることを決意した。
(だから友達を作るとかの話をした)
【まとめ】
ぱやおは受精から出産までといった生まれるまでの過程を見せること、
加えて死に向き合い生きることを決意した真人を通して、
命の使い方、尊さを描きたかったんだと思う。
他のコメにあったような
今作はジブリの集大成だの、映像に力を入れているだけだのは違う気がした。
ぱやおは人生最後の作品として、生命の尊さを描いたんだね。
これは確かに広告打てないわ。それほどまでの話。
デートでこれ行ったら終わります
映画好きのコミュニティで出会ったカップルならまだしも、普通のカップルが千と千尋や君の名は感覚で入ったら○にます。
作画とキムタクのイケボと監督の意欲的な姿勢に2.5です。
岡田斗司夫界隈みたいな考察好きの方からしたら「あそこのオマージュが〜、メタファーが〜」とか、「この前情報を知ってると〜」みたいに楽しめるだろうけど、僕にはさっぱりでした。パンピーの僕からしたら、庵野作品特有の小難しい言い回しみたいなのが増えたな、って感じです。登場人物の行動も世界観も説明不足感がして、全てが突飛な展開に見えたので、イマイチ感情輸入できなかったです。
「ハクと千尋」や「アシタカとサン」といった、かつての名コンビと違って、今作の主人公は仲間やヒロインとの二者間での物語の積み重ねの描写が少なかったから、「こいつら何で急に仲良くなってんだ?」感が否めなかった。
まあヒロインに関しては、主人公が思い入れを抱くのはストーリー上当たり前だろうが、いかんせん劇中での2人の絡みが少なすぎて、2人揃ってる印象がかつての作品に比べて全然残らない。
最後の後継者問題のくだりは面白かった。現実のジブリとかけてるのかな??
あと、あの久石譲の音楽ですら、今回は全く印象に残らなかった。
トトロや千と千尋やもののけ姫を期待して入っていこうものなら容赦無く打ちのめされる映画です。
専門的な知識と教養のある方は違って見えるかもしれません。けど自分の事をただの映画好きの一般人であると自覚している人は、ある種の覚悟を決めて観に行く事をオススメします。
タイトルは別にして観るべき?!
巨匠の映画を初日で体験
広告は不要の時代に、、、?
ストーリーはおまけ…かも?
IMAXで視聴。
ぽかーんとしてます。
悪く言えば今までのジブリ作品のセルフオマージュ。
ストーリーも、色々なジブリ作品を繋ぎ合わせたような…夢をそのまま映像作品にしたそんな映画でした。
しかし、胸にズシンと残るものがある…。
これはなんだろう…?
ストーリーは上記のようなものだし、一個の作品としては正直言ってまとまってない。
わからん!という人も、さもありなんと思います。
色々考えたのですが、私はこの作品はすべてのクリエイターに対して「俺等(ジブリ作品)の真似をせず、自分の物語を創作(つく)っていって欲しい」との願いを込めた作品だと強く感じました。
俺達はこう創作(いき)きたぞ、お前たちはどう創作(いき)るんだ?と。
何かを創作する人には、とても強く刺さる作品だと思います。
宮崎駿はどう生きたか
乱暴な言い方ですが、もう充分に老いたギリギリのじいさんの戯言です。
ただ遂に宮崎駿の数々の鮮烈なイメージは誰からも脅かされる事はありませんでした。
御大のおそらくは最後の作品。
ハウルの頃からすでに起承転結は手放していますし、内容はあってないようなものです。
純文学を読んでたのに、挿絵が増えていって、散文詩と絵本で終わった。そんな感じです。
さらに動きも舞台も背景も設定も世界観も全て、彼の全盛期を知っている我々からすると悲しい程に衰えている。
ですが、凄みはあります。
具体性の塊であるアニメにおいて、凄みだけがある、というのは異常な状態です。
それだけで劇場で映画を観る価値はあります。
そして本作を観て、彼がどう生きたか、もうすでに彼の映画作品達から受け取っている事に気付きました。
君たちはどう生きるか、という問いは、俺はこう生きてきた、という晩年の叫びと表裏一体なのでは、と思いました。
そして更なる次回作を、期待しております。
夢のよう
(´∀`*)これは、、、、。
とにかく説明が少ない
肌に合いませんでした
自分は作品のストーリー性やキャラクター造形にひかれるタイプなので、率直に言って本作は好みの作品ではありませんでした。なので低評価です。すみません。
絵はすごく丁寧でキレイでしたし、メタバース展開も面白く見ました。ただ、結果的に印象に残ったのは主人公のマザコンぶりで、相変わらず宮崎監督はお母さん大好きなんだなあと。空、海、鳥、魚、ワラワラ・・・ 描きたいものの、描きたいシーンだけを目いっぱい作品に詰め込んで、監督的には大満足の仕上がりだったのではないでしょうか。残念ながら自分は途中でついて行けなくなり、中盤で心理的ドロップアウトしました・・・
観る人に拠って受け取れる物が違いそう 二回目鑑賞
二回目鑑賞してきました。
一回目は確かにメッセージはたくさんあるんだけど、、
という印象でしたが、
分からない所は無かったです。全て説明されてます。
多分、わからない人は自分の経験や知識に頼り過ぎるのでしょう。
映るものをそのまま受け入れたら、すんなり入ってきます。
以下は一回目の感想
エンドロールが終わったら拍手が起こってました。
宮崎駿さんの本当に最後の作品に、感謝と慰労の意を込めてでしょうか?
見終わった後、お腹いっぱいになりました。
皆、分からないって書くだろうなぁと、思った通りのレビューが多いですね。
分からないとだけ書いてる文章を読んでも、何も得ないから読まないけど、、
水の表現が独特ですよね。
川や海の水が何故か粘度があるように見える。
今回、色々な群体生物にウワーッと取り囲まれる描写が凄く多かった。
良く見知った物に全く未知の物を掛け合わせた物も多かった。
兎に角、不思議な世界です。
宮崎さんの夢の中というか無意識に入ったのかな、みたいな。
宮崎さんは扉を半分開けれる人だからなあ。
メッセージはたくさんありました。
今は分からないけど、ゆくゆく、あ、アレは!と思い当たりそうです。たくさん宿題貰った感じ。
あと二回は劇場で見ようっと。
集大成とかで評価する人って、、、
僕はこう生きた、じゃあ君はどう生きるか
と言われてもそれは老害なんじゃないかと思ってしまう令和5年。老兵はただ去るのみ。
歌手が過去に発表した自分の作品を今の自分が再録してベストアルバムだしてそれが作品として評価されるのか?評価する人いるのか?
新しいものはなかったし心も動かない。
序盤数分以降は眠気が襲ってくる。
ジブリ・駿原理主義者だけがこの作品を礼賛しそうな風味が漂う。
それはそれで作家性がでていいのだけど、それなら前もってこんな作品ですよと宣伝すべき。
出ないと冒険活劇、ジュブナイル好きな人の期待をまるで裏切るし、それを承知で映画館に足を運ばせた罪は重い。なぜならぼくは!、貴重な時間で!、インディジョーンズを見たかったのにこちらを優先したからだ。
ぼくは!インディジョーンズがみたかったのに!
何を書いてもネタバレにさせるプロモーション
えーと、とりあえずコペル君はでてきませんでした。
映画のタイトルはミスリードを誘います。
あ、だからサギの絵が書いてあったのか。
内容は
千と千尋みたいなこの世でない何処か
ハウルの動く城みたいな魔法描写
紅の豚のオマージュみたいな乗り物の群れ
もののけ姫に出てくるような可愛いナニカ
風立ちぬのような戦争描写
カリオストロの城の悪役のようにサーベルを構える悪役
ラピュタのように崩壊する建物
思い出のマーニーを目の仇にしたような古びた建物の存在
ルパン三世1のタイムマシンに気をつけろのような江戸時代末期に現れるどこでもドア兼タイムマシンのベースとなる卵形の何か
となりのトトロのように母を探して行方不明になる子供
崖の上のポニョみたいに子供を守るおばあちゃん軍団
雀の戸締りみたいな自分探しの要素まであるなあ
集大成なんだろうな
監督の
壮大なテーマと思いきやそうでもないのか
主人公=吾朗
じっちゃん=駿
積んだ石=ジブリ
…ではないでしょうね、もちろん
細かすぎて伝わらないどころか、壮大すぎて何も伝わらんかったです
マジでこれを遺作にするつもりなのか、パヤオよ
駿作品では珍しく、男子が主人公でいろんな女性達から護られるお話でしたが
(アシタカさんは強いのでカウントしません)
なんかのメタファーかもしれんですが、2回観ても3回観ても多分、想像力の欠如しきった私には理解出来ないと思います
キムタクお疲れっした
ufotableもお疲れっした
ワラワラが可愛い
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