君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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ジブリの世界観を堪能
ストーリーなど事前情報がないことに何か意味があるのかというと、特に意味はないのかなと思った。
別の世界に行ってからのジブリ感満載な世界観はやっぱり見ていてワクワクするし楽しめるものだった。
主人公が何をきっかけに大きく成長や意志を持ち出したのかは明確ではなかったが、子どもの成長とはそんなものなのかと思い、ファンタジーの世界でもリアリティを感じた。
寝落ちした
7/15午後に視聴。大きな劇場が満席でしたが、途中席を立つ人がちらほら。ぼくは2回ほど寝落ちしました。
戦時中から戦後にかけての話で、空襲で母を亡くした主人公が、母代わりの叔母を探すうちに不思議な世界に迷い込み…
という展開。
宮崎駿さんぽい魔物がうようよ出現する世界観は好きですが、ストーリーがわけがわからない。主人公以外の脇役の登場理由や動機が説明不足で、唐突に新しい脇役が出てきて主人公と絡んで、また次の脇役との絡みへ。この繰り返しと、なぜ主人公を邪魔するのか理由が不明な魔物との戦いが繰り広げられる。物語になっていないです。
ストーリーが破綻した綺麗な映像を120分近く見続けたら、寝落ちもするし、途中退席もする。
宮崎駿さんじゃなければ、ぼくも退席していた。
間違っても小さな子ども連れでは行かない方がよい。山場もないし、退屈してぐずると思います。
期待していただけに残念。
星1つは、声優陣やスタッフさんへのねぎらいの意味。
私は好きな作品です。
昨日から公開なのをうっかり忘れていて、午前中に定期検診を入れてました。昨日、日テレで宣伝してるのを見て「しまった!唯一映画館で観られる朝イチ上映は?」と調べてみると…
大迫力音響『Dolby Atmos』を最大画面、追加料金なし!の謳い文句が!
なんということでしょう!映像の匠、人は彼をジブリの魔術師と呼ぶ、そんな宮崎駿監督の技を10年ぶりに感じられる土曜の朝。(加藤みどりさん風に)
前置き・枕はこれくらいにして、一応『枕』に韻を踏んでみるとまさにビフォア・アフターではないですが、観る前の気持ちと観終わった後の気持ちがこれほど劇的に変わるとは思ってもみませんでした。
前情報があまりにないことと、急に観ることになったせいで予習不足は否めず、このままでは赤点必至なので、封切り日のまだ少ないレビュー40件くらいを見てからの鑑賞。『宮崎駿も終わりだ』『訳わからん』『駄作』みたいな書込みが多かったせいでハードルをくるぶしくらいに落としての鑑賞。
いえいえ、確かに難解で子供向けではありませんが(他のジブリ作品も大人向けのもの、結構多いですよね!)米津玄師さんのエンディング曲が流れた時には涙が出てきてました。もしかして本当に宮崎監督作品の見納め?という感情だけではないと思いますが、娘、孫まで3世代の情操教育を担ってくれたジブリ作品から宮崎監督が足を洗う(もっといい表現ないものでしょうか?)ことの寂しさをひしひしと感じたことは間違いありません!
正直1回目ではまだまだ消化不良ではありますが、これから何度か観直すごとに理解を深めながら感動も重ねていくことになると思います。
本編に触れるなら『ハウルの動く城』『千と千尋の神隠し』『となりのトトロ』『崖の上のポニョ』『魔女の宅急便』『思い出のマーニー(宮崎監督作品ではありませんが)』他、たくさんのジブリ作品のオマージュ、おばあちゃん軍団は湯婆婆やポニョの施設のお年寄りみたいですし、特に青鷺のおじさんはほぼカルシファーのキャラですよね。
強いて言うなら舞台を日本の戦中・戦後においた理由は今ひとつわかりませんが『風立ちぬ』も同じく宮崎監督の思い入れが大きいのでしょうね。ハウルとソフィのごとく眞人とお母さんのお互いを想う気持ちが痛いほど響いてきましたし、どなたか書かれていましたが積み木の数と宮崎作品の数、宮崎監督が離れたあとの『ぼくたち』はどう生きるか、が深く深く響いてきます。
あとは言うまでもなくジブリ作品特有の美しすぎる映像と久石譲さんの美しい旋律、声優をつとめられた皆さんの素晴らしさに感動です。宮崎駿監督作品をBlu-rayBOX(高かった!)で買って毎週、孫とトトロ鑑賞にいそしむ(ガンバレルーヤのまひるさんのごとくセリフを暗記してしまいそうです!)お年寄りとしては「いいものを観せていただきました!美味しゅうございました。(岸朝子さん?)」が率直な感想です。さあ2回目でもっと深掘りしなきゃ!
DNAを揺さぶる宮﨑駿の脳内プロジェクション
公開初日のレイトショーで鑑賞。上映開始直前まで情報を遮断したかったので、SNSは開かず周囲の会話も耳にしないようイヤホンを装着したまま座席に着いた。ここまでまっさらな状態で向き合う映画体験が昨今あっただろうか。声優のイメージや事前情報による余計な先入観に引っ張られることなく、物語と絵に全ての集中力を注ぐことができた…いや、そんな能動的な状態ではなく、全神経が勝手に持っていかれた。それだけで至福の時間だった。
最初から最後まで宮﨑駿節が全開。彼にしか生み出すことのできない、あの独特の絵の表現、キャラクター造形、ストーリーとが凝縮されていた。(詰め込むだけ詰め込んであった、という方が正直なところかもしれないが…。)「私はいま宮﨑駿の新作を見ているんだ・・・!」という興奮がずっと続いた。と同時に、本当にこの作品をもって引退するんだな、という決意というか哀愁を感じて、エンドロールではホロホロと涙が溢れてきた。米津玄師の主題歌も良かったな…。
監督の自叙伝的なお話しと聞いていたが、まさに監督の思想や悔恨みたいなものを映像化した、監督の脳内をスクリーンにプロジェクションしているような、そんな作品だった。「君たちはどう生きるか」は劇中で主人公が読む本のタイトルだった。母親から主人公へと贈られたその本はどんな内容なのだろうかと、そこにも興味を惹かれた。
「難しかった」とか「よく分からなかった」みたいな感想を抱く人もいると思う。でも私は、難解さや意味不明さがイコールつまらないにはならないと思っているし、分からないからこその面白さが宮﨑駿監督作品の醍醐味ではないかと思うくらいだ。私自身、小学校低学年の頃に「風の谷のナウシカ」を観たのが宮﨑駿作品との出会いだが、あの時の「・・・よく分からないけど、なんかすごい面白かった・・・」(それから何度も繰り返し観た)感覚はもはやDNAに刻まれていると言ってもいい。中年になった今日に、幼少期と同じ感覚を呼び覚まされた、そんな体験だった。日本に生まれ、宮﨑駿が生む作品と共に育ってきた私には、条件反射のように揺さぶられる感情があるのだ。
さて、もう一度劇場で鑑賞したら、どんな感想を持つだろうか。確かめてみたいと思っている。
分かりにくいから、考える
一度見ただけでは、ストーリーが分かりにくい、というのがあります。
ん?今の場面はどういうこと、っていうのがあるので、見ながら考えることが多々あります。
最後の大叔父さんのセリフを聞いて、見直すと、きっと見方も変わるんだろうなぁと思います。
不気味さも怪しさも、怖さもあり、子どもは(৹˃ᗝ˂৹)°·๐に、なってました。
物語としては、ハウルと千と千尋に、少し風たちぬかなぁ。宮崎駿作品の後半の映画が好きなら、楽しめるし、トトロとか魔女宅とか好きなら???になるのかなぁと思います。
アニメ動画としては十分たのしめる
隣にホットコーヒーはまだしも、スパイスの効いた臭いのキツい食べ物持参してきた人が座ったおかげで、飲食物の入り交ざった臭い立ち込めてずっと気になって集中が削がれました。どうか、映画館で観るときは臭いと音には思いやりをもって来てください。売店でも臭いが立ち込めるようなものは売らないように工夫してほしいです。
さて、事前宣伝が一切なかったので、公開後に気づいて、観てみようと思った。宮崎駿監督82歳になっているし、抽象的なものが仕上がっているんだろうという先入観で観ました。
抽象的すぎて眠くなるのかなと思っていたら、案外、ストーリーらしきものはあったように思いました。亡くなった母の居る世界が、下の世界なんだろうなと解釈してしまいました。そこで死んだ人々と生きている人々が混在した世界で、少年は元の世界に戻るという設定。
そこになにかメッセージを読み取ろうとすると、何か特別なものがあるわけでもないので、求めれば求めるほどわからなくなるので、難解ということになる。アニメの動画としての臨場感は相変わらずでたのしめたし、そこだけでも十分だと思いました。
そのウソ、ホント?
かなり酷評されていたので全く期待せずに劇場へ。結果、意外と楽しめました。巨匠の自伝的映画だと思って観ると良くない気がしました。負のスパイラルに陥ると思います。
途中、巨大な怪魚に「甘い生活」を、紙が巻きつくシーンに「未来世紀ブラジル」を想起したりして、何となく宮崎監督の頭の中にある玉手箱を見ているような気分に。
ただ、主人公のブルジョアな感じは嫌味でしたね。吉野さんの「君たちはどう生きるか」にも感じた部分ですが。
彼が世界を受け入れる話。
今、世界は揺れている。
未曾有のパンデミック。大国による侵略。金利上昇に伴う銀行危機。
挙げだしたらキリがない。科学技術は進み、数十年、数百年前の世界と比べてみれば、世界は確実に豊かになったと言えるだろう。しかしこれは、人々の人生が良くなったことを意味するのだろうか。
世界は揺れている。
崩れてしまうのかもしれない。それでも彼は、皆がいるこの世界を愛し続けるのだ。
斯様な主張が感じ取れる今作であったが、前作に『風立ちぬ』を撮ったとは思えないほどケレン味溢れる描写が多く、特に序盤の炎に包まれるシーンは、御年82歳にして新たな扉を開けたようだった。
ただ、前述の主張にたどりつくまでのプロセスが十分に描ききれていなかったようにも感じる。なぜ彼は大叔父の提案を拒むほどに世界を愛しているのか。
ナウシカっぽい終わり方だし、ナウシカくらい感情移入しにくい主人公だった。
*追記(2回目)
あれ、あんま面白くない?
ストーリーわかった状態でもう一度見てみると、この映画、思ったよりもとっちらかっている。
「夏子を取り戻しに行く」という目標はあるものの、ワラワラに出会ってみたり、インコに殺されそうになったり、ヒミとご飯を食べたり、本筋と関係ないようなことが多すぎる。
テーマにしても同様で、複数のテーマが同時に語られるので結局何が伝えたい映画なのか掴めない。まず分かりやすいものが「少年が母の元から巣立ち、自立する」という物語。そして「混乱した現在でも、生き続けなければない」というメッセージ。最後に「共存する生と死」という概念。これはワラワラという生命の源が魚を殺さなければ生きていけないことや、そのワラワラを食べるペリカンですら自分たちの命のために行動していることからも分かる。
宮崎先生の人生の振り返りの物語?
作画は綺麗だったが。。。見終わった後、開いた口が塞がらない??ポカンと。。。心おいてけぼり。。。
宮崎先生の映画🎞人生の振り返りの物語なのかな?マヒト君が=駿さんなのかな?
駿さんが言いたいのは、私達、一人一人の人生も、不安定な白い積み木?みんな紙一重で精一杯生き抜いている。。。って言いたいのかな?
マヒト君は、お父様の都合で継母と生きて行く、血の繋がらない兄弟と生きて行く事を最後、必死に掴みとった???
上記を踏まえて例えて、駿さんは映画を観た、わたし達に、白い積み木を人生に例えて、いつ崩れてもおかしくないかもしれないけど。。。自分らしく置かれた環境で生き抜く精神力を持ち、尚且つ、例え火の海の綱渡りのような人生だったとしても自分らしく生きる事が大事って言いたいのかな???
とにかく難解です。。。
駿さんは、私達にこの映画を観た後の捉え方を委ねているのか。。。???
僕たちは何を見せられたのだろう?
Twitter大喜利以外の事前情報無しに観ました。
素直に考えると、宮﨑駿さんの内なる情景、もしくは自伝的ストーリーと捉えるのが筋なんだろう。そういう意味ではこれまでのナウシカから風立ちぬまでもそうであったはず。
〜〜〜以下ストーリーの感想やら印象やら疑問〜〜〜
今時の流行りや商業ベース狙うなら、主人公は女の子かと思ったら、ストレートに男の子、それも美少年を強調してたのはどう言った意味があるのだろう?
城の大伯父さまと実母、夏子ママと、主人公の真人の血のつながりもかなり強調されていたのは、どういう伏線、もしくはテーマなんだろう?
主人公の真人の出自が地方の地主か名士の裕福な家系であるところから、パラレルワンダーランドに迷い込むところ、全てが終わって最後に東京という現実に戻るところまでが予定調和的だった。
インコの帝国は何かのパロディ(奪い奪われ合う現実の人間社会の?)かもだが、インコの王様は最後何がしたかった?
〜〜〜
何年か何十年後かにまた、この映画の内容と宮﨑さんが伝えたかった事について考えることになるかもしれないが、それまでゆっくり温めてておこう。
ゲップが出る内容
ネタバレなしで書くと
監督の頭の中の内容を全て映像にしたイメージかな。
あちこちのシーンで過去の監督の作品らしいシーンを
彷彿とさせる映像が沢山出てくる。
それだけではなく、
影響された映画のシーンのオマージュらしき
映像もあった。
映像は凄まじいと形容したくなる出来栄え。
スタジオを一度閉鎖して
新たにフルディジタル?で作成したのか
美しさと複雑さが相まった新しい映像となっている。
この感想はプロのアニメーターに
解説してもらいたいと思う。
ストーリーは混沌としている。
この辺は監督らしいと言える。
カオスそのもの、
終わってみればそれが何なんだ、
と言うツッコミを入れられる・・・・
そのようにも捉えられる。
(ハウルやポニョのように)
でもこれが宮崎駿監督なんだろう、
と納得できるできばえだと思う。
映像の美しさだけでも堪能できる、
色々な楽しみ方を何度も楽しめる、
そう言う映画なのだと思う。
零号試写でどう宣伝すれば良いのかを
悩む鈴木プロデューサーの顔が浮かぶ。
相当悩んだのではないかと思う。
観て損はない。
観る人を試す映画なのではないだろうか。
作る前に誰も止めないのか?
義理の母といきなり近づきすぎ。
最後になって現実で鳥はなぜ消える?
地下の世界はあの後どうする?なくてよかったのでは?
婆さんのお守りたちはなに?
なぜ鳥?
題名何?
友達作る?なぜそれで納得する?
ハァ?ハァ??ハァ??
とにかく内容についてパヤオとかに指摘するとハラスメント系で誰も何も言えないとか?
一番良かったのは始まる前のIMAXの紹介映像は最高!
母亡き少年の成長物語
事前に明かされていたのは変な鳥が描かれた一枚のポスターだけ。内容やストーリー、声優は全てベールに包まれたまま公開に至り、しかも引退表明を撤回し、10年ぶりに監督・脚本を宮崎駿が手掛けるというのだから、公開前から期待値は高まった。
昨年公開された『スラムダンク』も内容が明かされないまま公開し、大ヒットを続けているが、これほどまで秘密主義ではなかった。よって、製作者の意図も鑑みて、あまりネタバレにならないようにレビューする。
本作のモチーフとなった、戦前に書かれた、題名と同名の小説『君はどう生きるか』は、数年前に漫画化され大ヒットした。その書籍は既読だが、これが戦前に書かれたものとは、思えない内容だった。現代に通じる思春期の悩みや葛藤をテーマにし、一歩ずつ大人への階段を登っていく少年の揺れ動く心情に、叔父さんのノートに綴られた言葉が染み渡っていく内容だった。
本作を一言で言えば、戦争によって母を失った少年が、母亡きトラウマから、再び歩み出そうとする物語。いろんな場面において、是々非々の判断をしていくのは結局は自分なんだということ。たとえ人を偽る事はできても、自分は偽ることはできないこと。そんな人としての生き方についてをテーマにしながらも、あの原作を、宮崎駿ならではの描写とストーリーによって、観る者をエンタメ性の高いファンタジーの世界へと導いてくれる。
しかしながら、この作品は賛否は分かれるだろうと思う。内容的に難しく、テーマが重すぎる。様々なジブリらしいキャラクターの登場はあったものの、容姿は変われどこれまでの二番煎じな感じは否めなかった。また、戦中の日本から始まり、和洋折衷の年代も関係なしの舞台が、次から次へと繰り出され、展開も慌ただしいので、小さな子供まで楽しめる作品とは言い難く、これまでのジブリ作品としては、異彩を放つ内容だ。
そして、そして…、本作の最大のサプライズは、ラストのクレジット・ロールにあった。声の出演者として映し出された名前を見て、「エッ!」と驚かされたのは、自分だけではなかったと思う。
初日鑑賞後???が巡った。
何コレどういうこと?
一夜明けてみると、宮﨑監督の集大成というか、ああなんだかすごいモノを見てしまった感に包まれている。
というか大風呂敷を広げてたくさんのモチーフを詰め込んで、敢えて閉じずにリリースされている気が。
見てはならないとか、持ってきてはいけないとかの神話的な部分や、木火水土金、鳥は人の魂を運ぶ存在であること、改めて生と死はとても近いところにあるのではないかと。
そして、下の世界の眞人さんの冒険は、チルチルとミチルの物語を思い出した。
子供の頃から宮﨑監督の映画をなんとなく見続けてきてきたけれど、この作品はきちんと説明されずに不可解な部分が特に多い…
ただそれらが意味するものに、興味惹かれて色々と考えてしまう内容だと思う。
プロモーションなしの是否?
作品情報ゼロから鑑賞させられるという特異な状況を作ることの必要性はあるのでしょうか?経費を使わずにネームバリューと過去の実績で顧客を集客する新商売を試されたのでしょうか?
ジブリだし宮崎駿さんであれば普通にプロモーションすべきだと思いました。
作品を観るまでは!
このストーリーを要約したり、どこを切り取って予告編を作るか、という点が難解な作品です。
個々人で感じ方や評価も相当違うと思います。
私的にはストーリーは面白くなくジブリらしいファンタジーも感じられませんでした。残念ですが😢
評価は平均点をつけておきます。複数回観たいと思う作品ではないと感じました。
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追記
やっぱり皆さん気になって劇場に足を運んでくれたようですね。この先の動向がさらに気になりますね?
突き放してもなお、力がある。
観方によっては突き放すような作品。
その一番の原因は音楽ではないか。
今作の映像に、例えば千と千尋かもののけ姫のような劇伴が付いたなら、気分はかなり上がるだろう。音楽で盛り上げるのをわざと避けている気さえする。
弓に弦を張るとか、根でまかれた石の壁をよじ登るとか、波間を割る細い舳先(コナンOP)とか。そんなこんなから集大成との印象を受ける人もいるようだ。
しかし、過去作と同ポジでも、印象は驚くほど違う。
これまで常に、前作までと異なるものが追求されてきたと思う。むしろ、過去作と同ポジでも違うものを作るという並々ならない気概のあらわれのように感じられてならない。
風立ちぬは、監督自身と重ね、才能を持つ者への隠しきれない賛歌だったと思うが、今作はいわば真逆で、ついに、主人公は、良い人でなく、自傷までして偽るヤツになった。
元々良い人でなく、悪いところもある人・・・ということは誰もが、生き方を見つける様が提示される。
いくつものことが、じわじわと心に迫る。
これが最後なのか?
そういうつもりになるとは思えない。
だがしかし、この突き放し方では、200億円とか、とても多くの人が付いていくとも思えない。
今後も作りたくなったら作れるように、収益があがることを切に願う。
じゃあ自身はどう生きるの?と思ったら
まさにやりたい放題
やりたい放題やって行きやがったな、と思った
すばらしかった
彼自身の人生と作品の総まとめのようでありながらまったく読めない展開に食らいつくように情報がない分見入った
イマジネーションの世界を解放しなさいと言われているようだった
イマジネーションは無限だなと思う
夢の世界を大事にしなさいと言われているようにも思う
人間というのは斯くも意味不明であり可能性の詰め込まれた一人一人が存在であることを思い起こされた
マッドだった
彼はやはりも変人であった
群を抜いた変態だ
それが単なる酔狂でもなく圧倒的な説得力を以って迫ってくる
ただ、やりたい放題やってるのにエゴやわがままや傲慢さは感じない
あくまで普遍性の中でやっている
当然でしょ当たり前でしょ?のような顔をして。
ここまでの国家を作り抜いた人生生き抜いた人生はやはり素晴らしいとしか讃えようがない
人間愛なのだ
人間すげえぜやっぱり、と思わせてもらえた
いいエイガだった
事前に情報を一切出していなかったのもよかった
考えずにそのまま見て感じろ、という意図に感じた
考察したり深読みしたり伏線回収がどうとかという作品が近年多いと自分は感じていたから、こんななんの先入観もなくしかも巨匠の作品をいきなり見られることは贅沢だと思ったし、ただ「見て感じる」ことを久しぶりに体験できた気がする、子どもの頃見た作品は意味が分からなくてもずっと憶えているようなあの感じ
人間には感覚があるということ、それを大事にというメッセージにも思えるしもう一度思い出したい、思い出したくなったときにはまた見たい
と思った
初見、前情報無しでは理解できん
スラダン手法で宣伝してないって言われてるけど、普通に宣伝できなかったんじゃないかと思います。
宮崎駿の世界観は健在だけど、見所はわからない。
勝手な想像ですが、鈴木敏夫さんが「こんなの宣伝できないよ」って愚痴ってるシーンが思い浮かびました笑。
今迄の功績があったからこそ実現した宮崎駿作品。
他の方のレビューを見て、各々納得したらいいと思います。自由です。
個人的解釈では、アニメーターの方が観たらすごく響く映画だったんじゃないかと思いました。
宮崎駿さんは死ぬ間際まで何か描いて挑戦してそうですよね。
絵の動きや表情はほんとにお見事でした!👏
大画面で観れてしあわせ。
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