君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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レビューを見てから鑑賞しても良いかも
鈴木PはSLAM DUNKに倣って一切の広告宣伝を無しを貫きましたが、SLAM DUNKとの大きな違いは、鑑賞者が原作をある程度知っているかどうか。SLAM DUNKは主人公が代わり、その目線の違いや原作では語られなかったバックストーリーに評価が集まったのだと思います。
この「君たちはどう生きるか」は同名小説からタイトルを拝借しただけではなく、ストーリーの中で亡き母親から送られたこの小説を読んだ主人公が、社会での貧富の差や、人生における取捨選択などに対する考え方、接し方が大きく変わっていきます。その点では大枠としての原作は小説「君たちはどう生きるか」であり、それをファンタジーの世界で宮﨑監督らしく表現したのが、映画『君たちはどう生きるか』なのでしょう。
私も小説『君たちはどう生きるか』を読むどころか、あらすじすら知らずに映画を鑑賞して、直後は「何が言いたかったんだろう?」だったのですが、改めて小説のレビューや原作(あえて原作と言わせて貰いますが)を知っている人の映画レビューを見るとストーリーや、ファンタジーの世界に配置された各キャラクターの役割や意味、作り手が何が伝えたかったのかも凄くしっくりきて、納得できます。
(スタジオジブリのあり方や宮﨑監督が後継者に伝えたかったことまで言及するレビューは踏み込み過ぎだとは思いますが)
無広告無宣伝の戦略も、まずはまっさらな状態で見てほしいという意図だとしたら、わからないでもないですが、難易度高すぎますよ。
ネタバレがいやな方でも小説のあらすじやレビューを見てから鑑賞する方が楽しめると思います。
最後にジブリファンの方にも十分に満足できると思います。
敢えてそうしているかはわかりませんが、大叔父の衣装、大叔父と大王と話すテラス、旨そうなパンなどなど、宮﨑監督の過去作とのリンクするシーンがふんだんにありますのでそれを探しながら鑑賞するのも良いでしょう。
深大なメッセージの込もった渾身の作品
生と死の関わり、生きるためには他の命を犠牲にしなければならないカルマ。
好きで殺すわけではない。自分たちが生きるためには他者を殺さなければならない覚悟と自覚を感じた。
それと全体を生かすためには、少数の犠牲はやむを得ないこともある現実。
その少数の犠牲をとらえて批判する者もあれば、全体を生かした成果を称賛する者もある。
生きるうえでの根本を考えさせられた。
また、これまでの社会秩序の中で繁栄を享受してきたものが既得権益を守ろうとする価値観と歪んだ古い価値観を正そうと模索する賢人の葛藤。
そして最後は、古い社会秩序を打ち壊して新しい世界を作っていって欲しいという次世代へのメッセージを感じた。
ただ、他の人のレビューにもあるように難解。
ストーリー展開も特に後半は断片的で夢の中で見ているような感じがした。
でも宮崎ワールドの世界観は存分に楽しめる。
映像は美しいし、強く美しくカッコいい女性の活躍は胸が空く。
エンディングテーマの地球儀というタイトルにもちょっと意味を感じました。
もう1回見たら違う印象を感じるかもしれないので再度見てみたいと思います。
みんなはっきり言おう
みんな、はっきり言おう!
面白くないものは、面白くないと。
訳がわからないものは、訳がわからないと。
これが宮崎駿作品じゃなかったら、ジブリじゃなかったら、同じ評価でいられるか?
彼の考えや生き方がなんちゃらかんだらと言うレビューが多いが、そんなのみんな本当に知ってるの?
作品として、物語として面白くないものを作者の影響で面白い、素晴らしいとしてはいけません!
ジブリも宮崎駿も一部の作品は素晴らしく、応援したいとは思うけど、だからこそ面白くないものは面白くないと言いたい!
う〜ん。イマイチ
この映画は予告なく放映されました。
わかるのは、サギの格好をした人のポスターのみ。この方が主人公なのかと思いました。
まるでもののけ姫のポスターのように。
さぁ始まりました。
んっ!風立ちぬ?か?
引越し先?アリエッティー?
引越し先のキャラ?千と千尋?
青サギ出現?もののけ姫?
喋り方、モロの君?その後、ジコ坊?
森の中?トトロ?
海の上の沢山の船?紅の豚?
あの世の海の描き方?ポニョ?
あの世にいた人達?千と千尋?
あの世に出てきた白くて丸いやつ?こだま?
あの世で3人での食事?耳をすませば?
あの世へ母を探しに行くと?
ほとんどハウルの動く城?と
千と千尋の世界観だらけ?
とつっこみどころが満載。
宮崎駿監督作品の集大成かなぁと思わせる
作品でした。
私はこれを見てこれで最後の作品
限界を感じました。
私的には
風の谷のナウシカ
ラピュタ
のような心躍るファンタジー
紅の豚のような飛行戦
そして主人公とヒロインのラブストーリーを
期待して待ってましたが。
残念です。
宣伝のしようがない。切り取れない映画
全体を通して感じたのは弟子でありライバルである庵野秀明エヴァンゲリオンへのアンサー、プロデューサー鈴木敏夫への悪友感、アニメそのものに対するスタンス、宮崎駿自身の心象風景、各ジブリ作品、不思議の国のアリスだった。
全体の一つ一つに意味があって、一部だけ切り取って広告にはできない迫力があった。
良かったー
ジブリっぽい感じはしなかった。
低評価つけてる人はジブリに期待すぎだと思った。
内容が全く公開されていないのであらすじを書いてみます。興味のある人どうぞ
僕牧眞人 戦争3年目で母を亡くし4年目で父のふるさとに疎開してきた。
新しいお母さんも出来た。ある日妊娠中の継母が忽然と姿を消してしまう。
人の言葉を話す不気味なアオサギに導かれ塔の中へと誘われ継母を探す旅は始まった。
そこは時空のねじれがあったり不思議な生き物達がいたり現実世界とは少し違う世界。
そんな世界で継母を探す眞人。
果たして眞人は継母を連れて帰ることができるのでしょうか。
ジブリっぽい感じはしないけど私は好きでした!
なぜか星評価つけられなかったのですが星4.5で!
星評価治ったため修正します。
あの作品を作った人がこれ。
映画館に足を運んでみる映画ではないですね。タイトルが大げさすぎて内容との乖離が目についてしまいます。魔女宅、風の谷などを同じ人が作ったとは思えない酷いものでした。何のエンタテイメント性もなく、何が言いたいのか、問題だけ出しておいて後は自分たちで考えなさいでは如何でしょうか?わからないので何回も見たいではなく何回見てもわからない映画です。途中眠気との勝負でした。次回がもしあれば次回に期待します。
宮崎駿版マルチバース!?
難しすぎて制作者の意図が最後まで分からず、ただ単に宮崎アニメの名シーンの総集編なのか、監督の平和への願いが込められているのか、はたまた若者への何かのメッセージが込められているのか…自分の理解が追いつかないまま終わってしまいました。
これからもしばらくは悩みそう…
宮崎吾朗作品みたいな退屈さ
ゲド戦記みたいに盛り上がりに欠ける展開や、音楽で雰囲気良いシーンアピールがしつこくて観てて疲れました。
ストーリーは行き当たりばったりで、物語に入り込む導線がまったくなってないと思いました。
宮崎駿の自伝として見るとなるほどなと思える解釈はありますが、フラットにアニメ作品としてみると浅くて見ごたえのない作品でしかありません。
引退作品がこれでは悲しいので、なんとかリベンジして欲しいと思います。
気難しいと噂の先生が面白い話をしてくれた感じ
っていう、感覚的な感想なんだけど。
そういう先生の資料室に入って、なんか難しそうな本が沢山あるなぁってちょっと中身見てたら、先生が帰ってきちゃう。「やべぇ怒られるかな」って身構えたけど、この資料は〜このメモは〜この時僕は〜って、先生がペラペラ話しだした、みたいな。あれ意外と怖くないな、言ってること難しくてよくわかんねぇけど。みたいな。
作品内でたくさん過去作のオマージュが出てきたのは楽しかった。制作側の人間関係とかは詳しくないし、あまり深く考察するのも慣れてないから、他人にこの作品の魅力を伝えることは私には難しい。
でも、あの先生けっこう好きかもな、話もっかい聞きたいな〜っていう気分になる。
ジブリのモリモリお子様ランチ
”君たちはどう生きるか”を読了していた私としては、
「”君たちはどう生きるか”は本としては嫌いじゃないけど、
あーいう、哲学っぽい、説教臭い感じだったらイヤだな〜」と思いつつ劇場へ。
結果、とてもジブリらしいファンタジーでした。
予想外に鳥がたくさん出てきて、鳥好きの私としては大満足。
インコの足だけ、最初は「はぁ〜!?、そりゃないでしょ!」って思ったけど、
最後には「あぁ、そういうことだったのか」と自分の中で納得しました。
冒頭の、階段を走って上り下りするところとか、火の中を走るシーンは、
さすがジブリ、すごいな!と引き込まれました。
作画、演出、効果音、背景などなど、ジブリ作品を数々見てきた人なら
「あー、ここは○○(作品名)だわ〜」と感じるところが盛りだくさん!
いろんなジブリが詰まっています。
ジブリ好きな私にとっては「ジブリのお子様ランチ」という感じで
最高に楽しめました。
宮崎駿さん、もうかなりご高齢だし、
今度こそ本当に店じまいしちゃうのかな、と感じさせられもしました。
でも、まだまだ「やめるやめる詐欺」は続けて欲しい。
駿おじいちゃん、がんばって〜!
もう一度、劇場で観たい作品です。
背景知識があれば(ネタバレ含む)
オカルト好きで背景にオカルト的な知識がある私は、割とすんなり理解できる世界観でした。
少なくとも、この映画には監督の死生観を垣間見たような気がします。
主人公が、奇異な世界に入り込んだ時に最初に見た風景を見た時に、私は「天橋立」の風景にそっくりだなと感じました。
天橋立は言わずと知れた日本三景の一つですが、丹後風土記によるとイザナギノミコトが天界と下界を結ぶために、梯子を作って立てておいたが、寝ている間に海上に倒れ、そのまま一本の細長い陸地になったのが天橋立だと記されています。
つまり、あのシーンは死後の世界を意味する常世(永久に変わらない世界)と現世(生者の世界)を結ぶ世界観を反映する象徴的なシーンであったと感じます。
その他、日本神話を背景としたオブジェやモチーフ、ノアの方舟を感じるオブジェや世界中の神話や死生観に関する集合的無意識的な世界観であったと感じます。
また、登場人物のセリフからも「この世界には死人も多くいる」との発言があることから、この世界観が天橋立的な世界観であると解釈するのが自然です。
その上で、この世界観には過去・現在・未来が並列に存在します。
このような考えの世界観は、量子力学的な考えでは受け入れられている考え方ですし、オカルト的にもそのような世界は多く見られます。
監督の年齢を考慮すると、死生観が反映されていても何ら不思議ではありません。
ただ、映画というエンターテイメントの中で監督の死生観だけを観せられても、背景知識がなければ抽象的な世界観の中で途方に暮れてしまうのではないでしょうか?
そういった意味、観る人をある意味で選ぶ際どい作品に感じました。
オカルト好きの個人的には、世界観は好きでしたが。
惜しいなという印象が残ってしまいます。
私、個人としてタイトルからは
過去(後悔、自信)、現在、未来(不安、希望) あなたたちはどう生きる?
というようなメッセージを受けました。
ジプリ作品はどうやってもジプリ(宮崎駿)
何も考えずに見ましょう、先入観はもたずに人によって感じかたは様々なので。
とにもかくにもジプリ作品。
あっ!と築かされるシーンはあるはず。
パンフレット等はあとから発売のようなので、楽しみにまちましょう。
先ほど見終わりました。主線があり複線が沢山ありパズルのようにバラバラなのでそれを◯◯◯にたとえてしっかりならびかえないといけない、1回ではわかりずらいストーリーになっています。
是非とも劇場にて宮崎駿最新作品を御覧になってください。
※パンフレットが11日に販売開始のようです。もやっとしていたかたは購入を検討されてはいかがでしょうか。
親子で楽しみました
ここのレビューでも様々な御意見、感想がありますが自分は小さい頃から一緒に映画を観に行っている息子(もう19歳ですが)と初日に鑑賞してきました。
観終わった後の帰りの車の中のお互いの感想は観れて良かったね!でした。
どういう映画だったか他の人に説明するのは難しいけど今までの作品のオマージュが感じられるシーン等をお互いにこうだったよね!あのシーンはあの作品からかな?とか何を伝えたかったのか?タイトルの意味は?等話し合いながら盛り上がれました。
どんな作品も受け取り方、感じ方は人それぞれで良いと思います。
自分と息子にとっては観れて良かったね。また観て色々確認したいね!と言う内容の映画だと感じました。
摩訶不思議
ぽにょで起承転結を捨て、風立ちぬで「創造的人生の持ち時間」を10年と宣言した宮崎監督が、なんの宣伝も打たぬこの映画で何を語るのか?戦々恐々として初日に観に行った。
あまりにも摩訶不思議で、理解の追いつかない展開に唖然として、これはイカンと、二日目も観に行った。
二回目は面白かった。
でも意味は分からなかった。
三回目はもっと面白いのだろう。
善く生きるということ
精神的により善く生きて欲しいと伝えることを第一に作成された映画だと感じた。
個人的には、君たちは、親が君たちを誇らしく思えるような善い生き方をしているか?する気はあるか?親として、或いはいつか親になる者として、子供から見て善く生きることができているか?と遠回しに問われた気分になった。
おそらく主人公の母親は、自分の息子は将来こんな風になるのだと、希望を胸に自分の時代に帰ったのだろう。そして主人公に「君たちはどう生きるか」という本を残したのだろう。私個人としては幼稚に見える父親のもとでも、主人公は立派に成長してくれるのだろう。そういう希望を持てた。
ただ、主題を伝えることや、冒頭の火事の主観的な迫力に溢れたアニメーション表現に比べると、物語りそのものには然程力を入れていないように感じた。一部、退屈に感じてしまった。
タイトルの「君たちはどう生きるか」という問いに興味がないなら、退屈な時間が長いと思うので、個人的にはおすすめしない。
鑑賞前にネタバレは踏むなよ!
公開から最初の土曜日に鑑賞。
「ジブリ」「宮崎駿」「新作」というだけで、それ以外の情報が出ないまま公開を迎えた作品。
きっと多くのジブリファンがこの日を楽しみに待っていたのではないでしょうか。
そういう前置きがあって、まっさらな状態で鑑賞できたのは楽しい映画体験だった。
きっとネタバレ観たら変に身構えちゃって観なかったかもしれないので、先入観無く観れてよかった。
なんか不思議な作品だけど、やっぱりこれはジブリだ!という作品。
過去作のセルフオマージュが詰まっているので、ここはあの作品のオマージュかな?って考えながら見るのは面白い。
ストーリーに関しては自叙伝という感想もあるし、たしかにそんな気がする。色々な解釈がありそうだし、賛否が分かれるのも納得できる。
子供向けでは無いし、かといって大人でも理解するのは難しい・・・主人公の心理描写もほとんど無いし、感情移入出来ない。
不思議な作品だけど、ちゃんとジブリ。
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個人的な解釈としては、青サギは生まれてくる義弟なんじゃないかなと思った。最後青い帽子?被ってたし・・・
あの世界の後継者として引き込んだのが筋だとは思うけど、その後に後妻の夏子さんまで失踪するから2人の蟠りを溶かすための目的もあるのかなって・・・
ストーリーが…
面白いか面白くないかと言えば面白くない…ストーリーがあるようでない。タイトルからどう生きるかを問う物語を想像していたけれど、多分そうなのだろうけど、?。昭和の戦争中が舞台なので、かなり年配の人にはいいかもだけど、かなり大人向けで、かわいいキャラクターも登場するけど10代では楽しめないと思う。前列に座った小学生を連れた4人家族、なんだかかわいそうだった。前情報もほとんどなく、パンフレットも後日発売、エンドロールも不親切で、これはもう一度見て確認してねってことなのでしょうか。そういう不親切が低評価に繋がった。もちろんもう一回観るより他のホラー映画観た方がまし。
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