君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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新しい映像遺産かも知れない
ここで皆さんが色々解説されてて、ごちゃごちゃした自分の頭の中身が整理されたり、逆にまた捻る羽目になったりして実に味わい深い作品になっております。
自分もせいぜい時代設定くらいで、ほぼ下調べなしで鑑賞に臨みましたが、とりあえず気構えとして「2001年宇宙の旅」を見るような、話の筋を追って楽しむようなことをすると混乱するだろうな、という覚悟はしておきました。結果どなたか評論家の方のご意見にもあったように、これは宮崎駿という人の創作の源泉をそのまま映像化したものだ、と自分も感じております。
これから夏休みに入ってきますが、多くの方が指摘されているように小学生くらいのお子様が見ても退屈してしまうだろう心配は大方正解だと思います。ただ、そういう子供さん達も5年、10年したあとで、なにかのきっかけでこの作品に会った時に、発想や創造力の一助になる可能性は充分に秘めた力を持った作品に違いないと感じました。
良くも悪くも真の評価はこれからされるのだろう、と思っています。
何度も寝てしまった(泣)
ほんとに何が言いたいのか理解できなかったから、終わってから残念に思った。
君たち、、の本は読んだことがあり、理解の難しい映画だからと、事前に皆さんのレビューを読み、下準備していったにもかかわらず、、、である。
途中何度も寝てしまった(;_;)
大きな音でびっくりして起きる始末。。。
わかろうとすればするほど睡魔との戦いだった。悲しい。
最後の作品と聞いて楽しみにしてたのに。
できれば子供が観てもわかりやすい単純に、綺麗!面白い!感動した!と思える作品に最後はしてほしかった。
ジブリは可愛くて大好きだけど、
難解なのは課題出されたみたいで、後味が悪い。
宮崎駿の触れてきた世界観がこれでもかと描写された映画
□登場人物
まひと 牧眞人 旦那
しょういち
なつこ
アオサギ
ペリカン
わらわら 人間に
きりこさん
ひみ(様)
オヤカタサマ
インコ
大叔父様(棟の主)
- [ ] 不自然な描写
ば~ばが多い
あんなに血ぃ出んやろ
アオサギの口で木棒の粉砕の仕方不自然
水から上がってくる眞人
□印象に残ったシーン
戦時中4年目の田舎の物語
風切りの7番
みんな幻だよ。この世界は死んでるやつのほうが多いんだ。
がらがらどーんの婆さんの顔(笑)
眞人のお母さん
私にとってはこの程度もネタバレ。
1回じゃ分からない部分あるけど、問題なし。私は好き。風立ちぬが好きな人には難しくないかと。いや難しいんだけども。もう1回は観たいかなぁ。「君たちはどう生きるか」より「失われたものたちの本」という小説の影響があるそうですね(薄い)。どんな小説か興味を持ったのですが、レビューに怖い、というワードがよく出てくるので読むのは止めました。でも考えさせられる内容とのこと。この映画は怖くはないけど少し暗い?いやちょーっと何となーく怖い雰囲気もあるか?期待したファンタジーとは種類が違うけど、難しいけど、分かりにくいけど!深すぎて好き!
映画終わりに拍手したくなった映画ははじめて。
賛否両論があると前情報を得て観に行きました。見続けている中、これのどこが賛否あるんだろう?と思いながら見ていました。前半の火事のシーンなど高畑勲監督の雰囲気が感じられ、特徴的で際立った映像だと思いました。全体的に進化したジブリ映像に感じた。後半の積み木はデッサンの基本の形たちで、それを自由に積み重ねて世界を守り作っていくおじいさん自身は宮崎駿自身なのだと感じました。隕石の中の世界が崩れ去っていくシーンでは、宮崎駿氏の世界が崩れ去っていくような感覚になって涙が出ました。これからの若者にその欠片を渡して生きてと言っているようでした。
絵が終わりを終えたところで拍手したくなりましたが、周りはそんな感じじゃなかったので気持ちを抑えてエンドロールを見終わりました。いい映画でした。ジブリのすべてと言うか宮崎駿の世界を十分に堪能しました。これが最後の作品になってもいいし、作れるなら次も気楽に作ってほしいと思いました。米津玄師の地球儀も合っていて早速ダウンロードしてリピート再生しています。
関係性が成り立たないまま
話題性はあるから観るよね。
途中眠くなってしまった。
関係性が成り立たないまま展開を迎えるからおかしくなる。
救いたい相手の対象もコロコロ変わるからおかしくなる。
単純にそう思いました。
義理の母をそこまでして救いたいのか?義母に対して自分を犠牲にしてまで救いたい感情なんていつの間に湧いていたのか?
幼き実母。いつそれに気づいた?途中の抱擁は、恋愛感情すら感じるわ。
関係性が雑で成り立たないままストーリーが進むから、観ている側は置いてきぼり。
いいたい事は感覚的になんとなくわかる。
あとはサブキャラクターのビジュアルが可愛くない。愛着がわかない。アニメーションでは死活問題では?
追記
義母が帰りたくないっていう理由もなんだったのか?あっちの世界には一体なんの魅力があり行くのか?
登場人物の心理描写も無かったように思う。
みんなが何を考えているのかがわからなかった。
だから感情移入しにくいのかな?
挑戦を諦めた3流ジブリ映画
あーこれ過去の○○ぽい。ジブリで見てしまうとは、、、作品がよくわからない。とかじゃなくて。
過去の○○ぽいを意図的にやってるじゃん。ジブリにもとめてるのは、そこじゃないのよ。知らない世界を観たいのよ。
それが終始○○ぽい。ぽいの劣化だらけ。この映画の象徴的絵が見終わった後に浮かんで来なかった。
話はシンプル。世界の均衡は継がれずに壊れた君たちはどうするのー。だけ、お家騒動とかドヤられても困る。
歳を重ねて自分の原風景をそのまま描いてしまうのは仕方ないとして、自分が作り出した作品にまんまのっちゃうは流石にアレ。
挑戦を諦めたこんなジブリは見たくなかった。
-- 追記
過去のジブリアニメを観るたび、私達は宮崎駿の原風景に憧れを強めていた。ので「原風景なんてこの程度」と描いてくれたのはありがたい。
過去に憧れた作品は、宮崎駿"そのもの"ではなく、宮崎駿という"職人"が綿密に作り上げた構造物だったと再認識できた。そして、職人芸に私達は感動をしていたんだなと。
出してしまったからこその終わり。残された私達はどうするん?とまるできかれてるよう。
ただ、出し方のアイディアが、自分の作品のオマージュってなんつうか流石に俗物すぎてやっぱ好きじゃない。日本に蔓延する後ろ向きをもろに受け止めすぎでしょ。。もっと希望を出してほしいわ
ソフト部分のチャレンジを期待していた…
7/14初日に都内で鑑賞、劇場の席は9割ほど埋まっていました。
今ネット上で様々な人達が書いている「意味分からない」「難しい」「エンタメではない」「本当に宮崎駿の作品?」「様々な考察」「言語化出来ないけどスゴイ」「これぞジブリ!」「圧巻のアニメーション!」「宮崎駿の原液」などなどどれもこの作品から人が受け得る感想・感情・印象の1つとして理解できる気がします。でも「クソ映画」「神映画」はどちらも当てはまらない気がします。この映画がクソならもはや表現方法が存在しないほど酷い映画はもっとあるしこの映画が神ならもはや表現方法が存在しないほど素晴らしい映画ももっとあります。
私がこの映画を観て感じたのは「またこれか…」です。
ゲームで言うならオープンワールドで明確なストーリー無し、自分で目的や解釈や楽しみ自体を見出し、その方法も結論もどれが正解・間違いなどなく、自分の中で味わい尽くせる形にできれば良いようなゲームです。私は映画でもこのタイプが大好きです。
でも…ジブリが宮崎駿がまさか今更この方向性で映画を一本作るとは思っていませんでした。。。ジブリなら宮崎駿ならアニメ映画界の次の新たなムーブを起こしてくれると期待してました。既存フォーマットの使い回しではなくまだ誰も経験したことない世界を体験させてくれると期待してました。10年ぶりの満を持しての新作ということもあって勝手にそのような期待を持ってしまっていました。ところが蓋を開けてみたらなんと既に出来上がっているセオリーに沿った小さめにまとまった思ったより優等生な作品でした。
もう古今の国内外の様々な監督の作品でこのジャンルがハマる人にはとことんハマるということは証明されている気がします。日本国内のアニメ映画なら庵野秀明がまさにこれを最大限活用してエヴァを巨大コンテンツまで育てましたし、押井守にとっては最も得意とする手法ではないでしょうか。しかしそれをあえて今、ジブリが宮崎駿がやることだったのか…。
なので「またこれか…」と感じてしまいました。
マーケティングに関しては新しいことへのチャレンジに感動しました。
宣伝無しの戦略です。世の中からの大きな期待がかかっている中、大きなプレッシャーの中、まだ世の中に多くの実績や正しいやり方が用意されていない手法に大きなリスクを抱え果敢にチャレンジしたことと、そしてこれを結果に結び付けたことに本当に感動しました。
この実績は今後の映画業界の形を変える可能性を秘めているとさえ感じます。今後この事例はビジネスの世界でも多くの方が参考にされ口にされることと思います。
マーケティング部分だけではなくコンテンツ・ソフトの部分でもこういった真の大きなチャレンジをしてほしかったものです…だって誰でもない宮崎駿ですよ?!それを期待していました。
最後に。もう多くの方が書かれていることではありますが念のためこの作品の特徴を書いてみます。
・単純明快な最大公約数の客が楽しめるタイプの作品ではない
・小さなお子さんには良くわからない可能性が高いかもしれない
・受動的な体験を期待している方にはちんぷんかんぷんな作品になるかもしれない
次回作も楽しみにしています!
**7/21追記**
書き忘れたので追記します。
私は絵と動きと色とカットと人・人以外を含めた生物の造形などに宮崎駿の魅力をあまり感じませんでした。宮崎駿のユニークなものではなくやはりこれも今世の中に溢れているアニメの一般的なフォーマットに近いものを感じました。
今作ではこれまでの宮崎駿作品と違い宮崎駿は絵コンテに集中し作画は作画監督に委ねたといった書き込みをネットで見かけました。この情報の真偽は分かりませんが適切な情報であるならそれに起因したものかもしれないと思っています。これまではアニメ制作の多くのパートに宮崎駿が監督として介入していたが今回はこの範囲を狭めたのかもしれないと、これは完全に私の妄想ではありますが、感じました。
とは言えアニメーションのクオリティは平均を大きく超えていると感じます。どんな観点であれこのアニメーション部分に何かしらの文句を付けるのは贅沢過ぎる素晴らしい品質であることは付け加えておきたいです。
宮崎駿監督、最高です。
「風立ちぬ」から10年ぶりとなる、宮崎駿監督の長編映画です。
宮崎駿監督の最新作というだけでも非常に嬉しいし、やっぱり作画・動き・音、どれも最高でした。
所々に散りばめられた作品たちは、子供の頃に映画館で観た景色を思い出させてくれましたが、終わった後は寂しく感じます。でも人間って永遠じゃないし、理解するしかありません。
ー「君たちはどう生きるか」
まさにこの通りだと思います。
宮崎駿監督、最高です。
(でもまだ新しい作品作ってほしいな)
サギとインコの神隠し(中略)
【タイトル】君たちはどう生きるか
【脳内変換】シン 火垂るの坂の となりの崖の上の城の 思い出の姫と サギとインコの神隠し を追うこども
帰りのエレベーターで若い女の子たちが「良かったね〜♪♪♪」と言っているのを聞いて、少なくともこんな陰湿なレビューを書く人間はお呼びでない作品なんだな、と実感した次第です。
というわけで、以下本作がお好きな方には大変不快なレビューとなります事をお断りしておきます🙇♂️
鑑賞後の第一印象は「疲れた…」の一言です。
元々上映時間が長い作品ですが、苦痛に感じるほど長かった…
スタジオジブリ作品らしく、素晴らしいアニメーションと美味しそうな食事シーン、幻想的な風景描写と、ファンなら各シーンで既視感を覚える画が随所に登場し、思わずにやけてしまいます。
ただ、ストーリーまでその辺ごちゃまぜした上に新しい展開を足そうとしたのか、過去作+他監督某作をまぜて煮込んだ上澄みでなく底の方をすくった作品、という印象を持ちました。
上澄みの方+αなら今までにない新しい味だったのかもしれませんが、煮込んだ鍋の底にある◯◯ガラとか香辛料の葉やら実やらを皿に盛り付けたようで、「知ってる味はするし、高そうな材料使ってるけど、この料理何…?」という感じです。
悪い意味で先の見えない展開、わからない人はついてこないでいいと言わんばかりの描写、でもジブリの作画はすごいでしょ?と。
ただ、その辺を気にしなければジブリらしさ満載のジブリファン待望、吾郎監督じゃない駿監督作品のファンタジーです。(ただし作画のみ)
大衆に迎合するようなエンターテイメント作品ではく、宮「﨑」駿 監督のやりたい事を詰め込んだ芸術作品なのでしょう。
ナウシカ、ラピュタの頃の感動をまた味わいたい一心でずっとジブリ作品を追っていましたが、いい加減卒業します。
今まで本当にありがとうございました🥲
ミヤさんアンタすごいよ
初回視聴は新宿に出来た109シネマズプレミアムで観ましたが、隣の大学生ぐらいの子がポップコーンをガリガリ口を開けながら食いやがったから、話が入ってこず最低な映画だと思いました。初心に戻り、日比谷TOHOスクリーン1にて2回目観賞したところ号泣。ポップコーン大学生に「君はどう生きるか」と問いたい。おじさんになった私は、ただ後世に光り輝く若者に次を託したい。星4にしたのは、死ぬまで作品を作って欲しいので満点は付けたくないです。
日本人アニメクリエイターに向けた遺言
通常版とDolby Cinemaの計2回観賞してきました。この作品は日本経済の現状とスタジオジブリの現状をアニメに落とし込んだ内容に感じました。2回観賞して思ったのが、眞人とアオサギの関係が興味深かった。アオサギは鈴木プロデューサーと想定して観ると、眞人と共に行動しているときは過去のジブリで描かれたシーンのオマージュが頻繁に描かれていて答え合わせの気分で最初は楽しめましたが、だんだん退屈に感じられて集中しづらかった。
この既視感を踏まえてポスターのアオサギは、宮崎監督の「創造の領域」に案内するナビゲーター=鈴木敏夫と解釈して本作を観賞すると、不思議な塔の中と外はスタジオジブリのアニメーションの技術がハッキリわかりました。塔の中は過去作の描写がふんだんに使われているのに対し、外の世界は今までにない描写が描かれていました。
空襲に怯える人々は陽炎のようにモヤモヤしていて「恐怖・不安」の心情をわかりやすく伝えていた。個人的にびっくりしたのが「大人の」キスシーンを音だけで表現していて、一歩踏み込んだ演出に関心しました。外の世界は「今現在のジブリ」、塔の中は「今までのジブリ」という考察に至りました。
終盤の積み木のシーンは「日本の経済に組み込まれたスタジオジブリ」という印象でした。いびつに積み上げられた積み木は負債まみれの日本そのもので、現状維持のためにアニメを利用されていることに嫌悪感を抱いているように見えました。
宮崎監督の創造の根源は戦争経験かと思えるあの「どす黒い雲」のような抽象的に描いているシーンがありますが、これは現実で経験したからこそ、13の善の積み木を具現化できたことがモノづくりに対して真摯に取り組めた結果であって、決して金儲けのためにアニメを作っていたわけではないと伝わりました。
何処かで観た感じ。
「もののけ姫」で観た。
「千と千尋」で観た。
「ハウル」で観た。
「紅の豚」で観た。
「風立ちぬ」で観た。
宮崎駿監督作品だから、ジブリ作品だから鑑賞しました。
作品を観た後、余韻を楽しむこともなく。
不思議の国の真人
ジブリさ満点と見終わった人が言っていた。
どういうことだろうか。キャラクター、質感、食べ物の描き方、水の描き方、確かにジブリだ。
お説教臭くないお説教、ストーリーの部分が確かに難解ではあるが原罪に向きあいながら前向きに生きていくというメッセージを受け取った。
この作品をどう見るのか?
戦争時代という冒頭の始まりから、その時代背景とその時代に失ってしまった母親。
なんだか、色んな要素がふんだんに詰め込まれるているパラレルワールド感に頭の中が混乱していた。
主人公の眞人が義母に心開けずにいる中で、その義母が行く不明になってしまう。
その義母を探す為に冒険に出る事になる。
背景などがどこかトトロやラピュタ、ハウルなどを思わせるようなシーンが組み込まれるているなと、思った。
ストーリーとしては、とても難解であります。
この作品は、原作を読んで、それを基にしているという感じよりもその作品からインスパイアされた作品だと思った。
他の人のレビューを参考に考察すると、異世界の世界は、(宮崎駿)の過去の栄光の中の世界である。
ただ、その世界が今にも無くなるのを前にして、残された人達は、どう出来るのか?
その問いかけは、少し傲慢さを伺えるのかもしれない。
自分と同じ事が、それ以上のものが作れるのか?
そんな風に聞こえてしまう。
それは、自分がいなくなってしまうという寂しさからくるものかもしれないです。
そんな要素を踏まえながらもこの作品を自分にとってどう観るのか?
それがこの作品をさらに楽しむ為の課題かもしれない。
全体的に難しい。
けども、最後の何気なく終わるシーンは、好きでした。
巨人なき後、僕たちはどう生きるか
一時代を築いた人がいなくなった後、その意志を継ぐ者たちはどう生きていけば良いのだろうか?
どう生きるか?という内容ではなく、
さあここからどう生きますか?
と問われて終わった内容だった気がする。
ちゃんと一例を示してくれないあたり、やはりという感じ。
真人は君であり、私であるなと。
メッセージを受け取った。
No. 1261
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