君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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皆ハードル上げすぎでは?
最初にYouTubeを漁ったのがまずかった。
やれ「初めから終わりまで全部わかんなかった」だの、やれ「これは宮崎駿のコレコレこういう心情で」だの…一体どんな難解カルト映画が生まれたの?!ってワクワクしながら見に行ったら…何のことは無い、ギリギリ子供も観れる程度のダークファンタジー映画で普通に楽しく見終わってしまってある意味肩透かしである。こんなんアレじゃん、不思議の国のアリスじゃん。
もちろんハウルとか千尋みたいな不条理ワールドなんで、細かいとこで謎めいた箇所は色々あるし(観てないけどたぶんポニョもこっち系)、幾つかは「あー多分それ当たってるなー」と思える考察も聞いたけど、ただ僕の感性からすると「そういうの抜きにしても普通に観れるぞ」とは言っておきたい。
雑にあらすじを言うと、お母さん(再婚)が悪夢めいた異世界に攫われたんで助けに行ったら、そこに住む若い魔女(実は主人公の…)が力を貸してくれる的な話。最後は見方にもよるけどベタで心地良い締めくくり。
いやマジで煽りすぎだろ某映画レビュアー。これならもののけ姫とかのがよっぽど難しいって。
宮崎駿監督の感性が織り成すアート作品
賛否の分かれる作品ということで、ある程度ネタバレも含めて事前に情報を収集した上で鑑賞しました。
感想としては、ストーリーの設定や脈絡の思考を放棄して、宮崎駿監督のとりとめのない表現物としてありのままに鑑賞できれば、個人的には悪くない作品に感じられました。むしろ2時間、退屈せずに楽しめたのには自分でも驚きました。
「本作はアート作品」とおっしゃる方もいますが、例えばピカソが愛人を花瓶に差した一輪の花として描いた抽象画を見た時や、ハーモニーやリズムが崩壊した中に色んなモチーフの断片を散りばめた現代音楽を聴いた時の感覚に近い印象を受けましたので、そういう意味では確かにアート的だと思われました。
過去作の色んなオマージュ、母性への渇望、現世への遺言。まあ子供を連れて見に行く映画ではないですね。
頭を空っぽにして宮崎駿監督のイマジネーションの世界に浸りましょう。人物の動きや、石や木が壊れるときの物理現象の描写は相変わらず見事ですし、描きたい断片を紡ぎ合わせたような・・・理屈じゃなくて感性だ、みたいな。
一方、ストーリーの緻密さや場面ごとの整合性を求める方には不向きです。
ピカソの絵の喩えで言えば、「なぜ、人の顔をした花が生けられているの?」と説明を求められても、「そういうアートだから」「ピカソにそういうイメージが湧いて、キャンバスに描いたから」としか言えないのと同じことです。
宮崎駿監督自身、訳が分からない。でも浮かんだイメージのままに、筆の進むままに描かされてしまった作品ではないのでしょうか。
「この登場人物は手塚治虫だ」とか「宮崎吾朗だ」とか、確かにそう読み取れる場面もありますけど、そういうメタ的な事に過度に引きずられすぎるのも野暮です。
またアートとして見ても・・・むしろアートであるがゆえに、見る人によって感性が合わなければ見るのが苦痛なのも否めないことです。
観た後は「うーん」
君たちはどう生きるか。宮崎駿の集大成となる作品。わたしはひとつの作品としてどう感じるかが大事だと思うので特別に感動しなかった。。
序盤のアオサギの誘いや謎の塔に吸い込まれていくくだりが長く感じた割に、いざ足を踏みいれてから登場するセキセイインコ達やワラワラたちに魅力を感じられなかった。集大成だからと思うが今までの作品と似ているキャラクターが多い上に、デザインがチープにみえる。ジブリ独自の謎めいたこわくなるような神秘さを求めてしまうのは、少なからず思い入れがあるからだろう。
・襲われそうになったかと思えばお茶を啜るという断片的な夢調異世界感は不思議の国のアリスを彷彿とさせた。
・きりこばあちゃんの着物が車輪柄だったのはなんか意味がある?輪廻?と思ったら異世界ではその役割を担っていたのが気持ちよかった。難解って聞いてたけど有名な神話のエッセンスが散らばっていて親しみやすさあった。
・継母とのシーンがドキッとするほど性的。あまりにも美しい継母だよな。。まつげの映える端正な横顔、美しい指。昔は家同士の結婚が普通で、再婚相手が姉妹なことはあった話らしいけど、どんな感情で身籠るんだろうか。恋愛結婚が普通な現代からだと想像しにくいけど、姉の子どもであるマヒトに負の感情は嫌でも抱くんだろう。塔の中で産もうとしたのは、神である大叔父さんがそれを利用して後継者を望んだということなのかな?
個人的には「わからない」「難解」と言われるような作品は好みなんだけど、この映画にははまらず。。その数少ない前情報があったから、思考しながら観てしまったのかもしれないなあ。。
とある午後のニュースで、この作品を観て目に涙をうかべながら熱くインタビューに応えている青年がいたけれど、その感覚を知りたいが故に、ジブリ作品に目を通し、小説を読み、またこの映画を観るんだろうな。
歴代のジブリのハイライトのような作品
歴代のジブリ作品それぞれの特徴が様々な場面で表れていて、これまでのジブリ作品のハイライトのような作品だと感じました。ストーリーは分かりにくいのに、なぜか最後まで見ると腑に落ちる、不思議な感覚でした。シーン一つひとつに色んな解釈の仕方があり、様々な捉え方のできる作品だと思いました。
全く分からん
と言う評判を聞いてはいたが、やっぱり全く分からなかった。アオサギが喋り出す所までは、映像も美しくさてこのあとどうなるのかな?と楽しみだったけど、塔の中に入って以降の世界観は私にはわからなかった。自分たちの生き方を問う映画なのかと思っていたが、そうは読み取れなかった。最後の米津玄師は響いたけど。。。
訳が分からないという方に
この映画のモチーフの大部分は、単純に、宮崎監督の幼少期から来ています。宮崎さんのお父さんは、飛行機の製造会社の重役でした。彼は、戦火を避け、東京から宇都宮に工場を移した。座敷に戦闘機のキャノピーを並べるシーンがありますが、大きい舞台設定としては、そういう実体験から来ています。お母さんは、宮崎さんが幼い頃から、おんぶをせがむ駿少年の願いも叶えられないほど重い結核で、入院で、家も空けがちでした。ちなみに、お母さんの写真をテレビで見たことがありますが、宮崎さんの描く美少女にそっくりでした。つまり、宮崎さんの紡ぐ物語の中の特に女性キャラは、仮にそれが少女であっても、基本的にお母さんなのです。少年が少女と抱き合い、ジブリ的な大団円を迎える時も、少なくとも、宮崎さんの頭の中では、お母さんと抱き合っています。ということで、色んな人が、神格化して、難しく考え過ぎていますが、基本的に、宮崎さんの物語は、最初に母性との分離があり、最後に母性への合一に向かう。その間、ごちゃごちゃ繋ぎの物語が入りますが、時間稼ぎであり、最後にお母さんと抱き合いたいーーそれだけなのです。今回の物語は、むしろ、時空が入り組んだ設定を作り、アニメーション技術で無理やり、その設定を納得させて、死んでしまったお母さんを、若い状態で蘇らせて、それと合一したいという宮崎さんの欲望が、かなり率直に噴き出していたと思いました。最後に、若いお母さんである少女キャラと主人公が抱き合う場面は、そういう意味で、何か気持ち悪かったです。もう最後だというので、欲望のままに走り、そういう結果に至ったんだというのが、偽らざる感想です。
意味を求めてはいけない
どこかで見たようなキャラクターが勢ぞろい、デジャブかと思うようなこれまでに見たことがあるようなシーン。
宮崎駿監督業の集大成として、走馬灯を一緒に見ている感じでした。
テーマを深く掘り下げあれこれ思案するのも良いけど、逆に深い意味を求めないでも良いと思えた作品。
頭の中を空っぽにして、難しく考えず素直な気持ちで観ましょう
面白かった!娯楽超大作でした。隠喩的描写はあまり気にせずストーリーだけを素直に受け入れれば凄く単純な内容です。難しく考えないことがこの映画を楽しめるポイントですね。「難解」という感想も多かったのでそれなりに覚悟して観たのですがそんなことはなかったです。
確かにあちらこちらに宮崎駿監督の隠喩に込めたメッセージ性が垣間見えます。映画を観ているときにそれらをいちいち考察していたら意味がわからなくなると思います。
それらの様々な隠喩表現は気にしないことです。隠喩やメッセージ性が理解できなくてもストーリーが理解できなくなるということはありません。
次から次に起こる奇怪な出来事、「塔」の中に入ってからはさらに奇怪な展開の連続でラストに向けて手に汗握る展開。ひたすら内容に没入していました。
そして気が付いたら終わっていた、という感じです。これほど映画に夢中になれたのは久しぶりでした。
さらにあの作画のクオリティ。アニメというより「美術」ですね。美術的作画が2時間終始続くんですよ。そんなアニメ映画観たことないです。
もちろんいままでの宮崎駿監督のアニメは全てクオリティの高い作画でしたが、これは群を抜いてます。
そんな「美術アニメ」であったこともこの映画に没入できた要因のひとつだと思います。
宮崎駿監督作品の中でダントツ1位の作品。いや、ひょっとするといままで観てきたアニメ映画の中で1位の作品かもしれません。それほど楽しめました。
しかし、楽しむためには、没入するためには、夢中になる為には「難しく考えないこと」というのが必須条件だと思います。素直にストーリーを受け入れることです。
考察するのは2回目3回目の鑑賞からでいいでしょう(もちろん、くり返し観に行くつもりです)。
ひとつ欠点があるとすると、この面白さを他の人に伝えにくい、ということですね。
普通は面白い作品というものはその醍醐味を語れるものなのですがこの映画に関しては不可能です。少なくとも私には無理ですね。
でもそこがまたこの映画の凄いところなんだと思います。
とにかく頭の中を空っぽにして鑑賞することをお勧めします。
ごめんなさい。宮崎駿の世界観に興味ない人にはわからない
楽しみにして行きましたが、終始爆睡してしまいました。
最後、一緒に見に行った連れ合いに起こされ
声優も、ものすごいメンバーを取り揃えた宮崎駿の力作だったと知りました。
メリハリがなく、抽象的な気だるさと共に話が展開していくので、レイトショーでお疲れ気味の時に観にいくと....睡魔に襲われる可能性は充分にあります。
振り返ってみれば、宮崎駿が手がけてからのルパン3世も、ジブリアニメも全くと言っていいほど興味がない私が観にいくこと自体が誤った選択でした。
ジブリ好きの人のための作品
自分はジブリ好きじゃないので、つまらなかった。
ただ待ち合わせ前に時間が余って、たまたま時間の都合が良かったので観た。
そして期待通りつまらなかった。
つまらなかったというよりは、映像がただただ気持ち悪かった。
主題歌、声優陣が素晴らしかった。
誰一人、声の主が分からなかった。
右脳で感じるままに
酷評が多い中 悩みに悩んでやはり、気になるので 観に行った
ハードルを下げて フラットな感性で臨んだのがよかったのか、
私はどんどん 真人と共にバラレルワールドの迷宮に引き込まれ それぞれのキャラクターの潔い生き方に 清々しさを感じて観終わった
いや、いい作品でしょ?
この世の仕組みがわからない なぜここに生まれ、生き、死ぬのか理由もわからない私たち人間なのだから、わからなくていいんだと思った
ただただ、その時々、自分と向き合い、自分が信じる生き方を貫く姿が 生の美しさと生の儚さなのだと感じ取れる作品でした
残念な残り滓
前情報無しで公開日に鑑賞したけど、あのもののけ姫までのワクワクはやはり過去のものかと悲しくなった。本人にもよくわからないものを作ってお金取れるのはそれだけ過去が凄かったからで、今作には輝るものは感じられず、ファンタジー入ってからは眠かった。ラストあたりは後継者がいないことへの恨み節かと。
トイレに行きたいことも忘れさせてくれるくらいの最高傑作!
間違いなく宮崎駿監督作品の、ジブリ作品の最高傑作作品です。
レビューなどでは「意味がわからない」「難解」「つまらない」等々、他にも酷評も多くて、「そうか。つまり娯楽映画じゃないんだな……」と期待値が低かったのです。
期待値が低かったから相対的に評価が高くなった?とも思ったのですが、いえいえ、過去の宮崎駿作品やジブリ作品と比較してみても突出していました。
内容的には最初から最後まで手に汗握る超娯楽大作。確かに意味がわかりにくいところもありましたが大人の読解力があれば十分理解できると思います。はっきりと理解できなくても内容が理解できなくなるというほど難しいものではないと思います。ただ、そういう意味では子供向けではないですね。
途中でトイレに行きたくなったのですがそれを忘れさせてくれるくらい前のめりになって最後まで映画に没頭していました。
最低でもあと2回は映画館に観に行くと思います。
宮崎駿監督がいちばん複雑な想いで描いたのは積み木のシーンだと思います。
ある人物が主人公の少年に積み木を作る後を継いで欲しいと願いますが、少年はある理由でそれを断ります。そしてそれに納得するある人物。
宮崎駿監督としては「自分はこれだけの作品(世界)を作ってきた。若者に自分の後継者になって自分の作品・世界を作り続けほしい」と願っているのですが、でもそれは独りよがりということも十分自覚しているのだと思います。
「自分の作品や世界も残してほしいが、それをぶっ壊して自分を超える作品・世界を作れる若者が出てきてくれることを願っている」ということではないのかと解釈しました。
「自分が亡くなった後も自分を超える才能が出てきてくれることを願っているよ」という意味も込めて「おわり」とかそういう表記をしなかったのではないでしょうか。
いや、ひょっとして宮崎駿監督自身が「まだ新作を作るよ」という意味でもあったのかもしれません。
そして作画はもはや作画じゃなくて「絵画」レベルのクオリティです。
もちろんジブリ作品中最高のクオリティ、いや、いままで観た全てのアニメの中でも史上最高かもしれません。そりゃあ制作費も高くなるわけです……
この作品が宮崎駿監督作品にしては思ったほどヒットしてないのは残念です。
私のようにこの作品が素晴らしいという感想の人がいてもその魅力を伝えにくいというのが要因のひとつかとも思います。
SNSの時代で良い物はすぐに拡散されますが、この映画の魅力をSNS等で伝えるのは不可能です。
SNSで評判にならないものは良品とは思われないのかな?
面白くはない
映画館で見るものでは無く
迫力も無ければ、絵が綺麗でもないし
音がいいわけでもない。
特に、声は酷い
少年が
物語の主人公として、
当たり前の選択をして行くのを
ただ見てるだけの2時間
結果、タイトルが全て
人によりけり……(>_<)💦
ジブリ調の作画描き込みで見せつけられるところはあれど、ストーリーには好き嫌いある作品ですかね。
戦争表現含め、宮崎監督の描きたかった映像だと思うので、観客が「どう観るのか」は二の次なのかも知れません。
子供と見たいと思う作品ではありませんでした。
本当に最後の映画
宮崎駿の最後の作品。といいつつ、また引退撤回して死ぬまでまだ作るんでしょ?と思いつつ鑑賞。
最後のシーンで、宮崎駿が、バタッと前のめりに倒れる音が聞こえた(ような気がした)
才能は衰えないが、創作活動の体力には限界があり、本当に最後の作品になるんだろうな、と思った。今までありがとうございました。宮崎駿監督に感謝。
謎に前向きな気持ちになった
勝手に自分の人生と置き換えて観ていました。
現実から避難して、見るもの触れるものを全て睨んでいた時期を思い出して。
塔を現実からの避難場所として。
現実世界は辛い。理不尽な事だらけ。
だからこそ、幻想の世界は魅力的なんですよね。
誰しもが、アオサギの誘惑に誘い導かれ、悪意で自分の心を守る可能性がある。
あの塔に惹かれる🟰逃げたい現実に直面した、というように解釈しました。
眞人も、大叔父さんも、キリコさんも、夏子さんも、そしてヒミも。
それでも自分の悪意と向き合って、前向きに生きようとするものが、塔から抜け出すんだなって。
私自身の体験だと、やっと授かった子どもが流産した時、心が壊れてしまいました。周りの妊娠報告を受けるたび、悪意で満ちて、友人との連絡を断ったりと、作品でいう塔の中に閉じこもりました。今でも、閉じこもりたくなる事があります。
この映画の話は、人間の心の中をファンタジーとして具現化したものだと思って考えます。
最後塔から抜け出せた時、多くの人は記憶がなくなる
というのをアオサギが言っていて、なんだか救われた気持ちになりました。
こんなドロドロ周りを呪って恨んで人のせいにしてる悪意に満ちた今の私でも、この辛さから気持ちの整理をつけて抜け出せたら、すっかり忘れて前向きに生きていく事ができるんじゃないか、と。
もしくは、眞人のように、自分を救ってくれた、守ってくれた人の事を忘れず、現実に向き合える事ができるんじゃないか、とも。
人生の最後を塔の中で過ごした大叔父さんもひとつ。最後立派に若者へ未来を託され事に、虚しさより清々しさを感じました。
アラサーの私。まだまだ長い人生、また歳を重ねてから見直していきたい映画だなと思いました。
きっと、その都度、自分の中の答えと向き合う事ができるツールとして、この映画が寄り添ってくれると思います。
宮崎駿の集大成だった
宮崎駿の集大成だった
色々な宮崎駿作品のセルフオマージュが散りばめられていた
亡者の船列は紅の豚の亡者飛行機の列のシーン
魚を求める黒い人は千と千尋の神隠し
わらわらはこだまやすすわたりかな
他にも沢山の過去作連想するシーンが多岐にわたられてあった
あとジブリお馴染みのおばあさんキャラが大集結(笑)
悲惨な戦争のシーンをかかなかったのは、宮崎駿が宇都宮空襲で助けを求める人を見捨て車で逃げた話もあったし、トラウマで描きたくなかったから風立ちぬでも描かなかったのだろう。
また裕福な家庭・軍需工場を経営する父親は宮崎駿もそうだから主人公は宮崎駿、主人公の父親は宮崎駿の父もイメージしているのではないだろうか。
そしてヒミの帰ったら空襲で死んでしまうからダメだと引き留められたシーンに息子(眞人)を生めるなら素敵じゃないかと返すのが母(少女だけど)の愛を感じて泣いた
若くして亡くなる運命でも息子に生みたい、会いたいは「いま、会いにゆきます」もそうだったように母の愛は偉大なことを知った
30代の今出会えて良かった作品だった。
自然と涙が溢れる作品
昨日やっと見に行ってきました。
前情報もなく、かなり賛否両論の作品で
理解に苦しむという意見やつまらなくて寝落ちして
しまったなど酷評もあると聞いていたので
どんな作品なんだと身構えて
鑑賞したのですが、エンドロールが流れる頃には
自然と涙がこぼれ落ちていてとても感動する作品でした。
私自身語彙力が乏しい為、この感情を言葉にうまく表現することが難しいのですが、色んな考察以前に
マヒト自身の心の葛藤と成長を描いたストーリーで感情移入してしまうシーンも多く、最終マヒトが自分の心の傷やトラウマに目を背けることなく、
向き合い、前に進む選択をした強さにも心を打たれました。
確かに要所要所で展開が早く感じたり、断片的で細かい描写の説明がないので『え?なんで急に?』って思ってしまうシーンも人によってはあるのかなと。
青鷺が登場してから学校に通いマヒトが頭を石で
打ち付けるまでのシーンも描かれていないだけで、
かなりの日数経っていて心に限界が来ていたのかなと解釈しました。
青鷺が言葉を発したシーンではマヒトは鳥が言葉を発することに特に驚くこともなく仕留めようとしていたので、描かれていないだけで、数日前から青鷺から話しかけられていたのかな、、、など
想像力を働かせながら鑑賞するシーンが多かったです。
私の勝手な解釈ですが、、、笑
自分の心に訴えかけてくるような作品でもありましたし、1人の少年の成長ストーリーでもあり
家族愛、人と人との絆、自分を受け入れる強さなど沢山のことを伝えてくれた映画だと私は感じました。
見た人の心を映し出す鏡と言われている作品の為、他の方の考察を見た上でもう一度鑑賞したい作品です。
賛否両論と巷で言われてるが
賛否両論と巷で言われているが、少なくとも私の周りでは否定的な意見しか無い。
おすすめできないと言われながらも観に行ったが、予想以上につまらなく感じてしまった。単調な映画。前半は特に退屈。一緒に観に行った娘もよく分からなかったと言っていた。
いつ面白くなるんだろうと観ていたが、結局最後まで面白くならなかった。
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