君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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宮崎駿のファンタジー、ここにあり
小さい頃、テレビにかじりついて見ていた宮崎駿アニメをようやく劇場のスクリーンで見れたような気がした。
そこには、確実にラピュタのような冒険活劇があり、一人の少年が必死で自分の中の問題と葛藤する姿がありありと描かれていた。
昔から憧れていた世界が、目の前で繰り広げられるこの映画を見れて、本当に良かったと思う。
監督自身、今までジブリで築き上げてきたもの、託したい思いなど、様々な思いをありったけにこの映画に込めたのかもしれない。
宮崎監督は、高畑勲監督とお互いに切磋琢磨しながら映画を作ってきて、ジブリという会社を大きくしてきた。
宮崎監督がようやく、自分の思いの丈を映画という媒介で出し切れたこの映画を高畑監督はなんて言うのか、聞いてみたい気もした。
問いかけ系(または自伝か)
映像美はシブリって感じ
声優の質も良い感じ
何を問いかけたいのか
それをシンプルにしても有りかと
ただここまで広げて終わる事を美学にしたのかとも思う
自分はこう生きた
君たち(観る側)はどう生きるか
の問いなのかな
マザコン爺さんに興味が無くなっただけ〜
宣伝をしない宣伝が話題の本作。
出だしの映像は「もののけ姫」の冒頭の様に
ワクワクしました。
でも、結構大事なところで寝落ちしてしまって
気がついたら大団円になってました。
だから採点はできません。
面白くない訳ではないのです!
映像のクオリティーはジブリ印が保証してくれてる映画の一つですね。
で、月に8本ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
なんで、寝てしまったのか?
面白くない訳では無いのだけど
正直体調により寝てしまう映画もよくあります。
だけどそれ以外に寝てしまった理由を見た後も色々考えてきました。
色んな人の考察を観てみましたが今ひとつピンと来なかった。
で、最近「バービー」を観てその面白さに
もう3回も観に行ってる訳です。
また「ベネデッタ」の感想を書くため
2月にたった一回観ただけの映画を
今でも鮮明に思い出して楽しめてたりします。
で、唐突に、わかった!!
ああ、私はもう「宮崎駿に興味が無くなったのだ!」
「バービー」や「ベネデッタ」が無類に面白く感じる私には
宮崎監督と言う「マザコン爺さん」には興味が無いのだわ!
私が映画に求めているのは
「女性」の新しい生き方や価値観の置き方であって
マザコンの願望を叶える話は求めていないのだ!
今作はその上に宮崎監督の今までの作品の様な
観客サービスは盛り込まれていないのです。
全方向的に分かり易くは作っていない。
そんなことは抜きでひたすら自分の世界感を描いているので
監督に興味のある人は入って行くし
監督に興味が無ければそこでお終い。
そこはそれで良いと思います。
だから監督に興味の無い私は採点無し。
久々のジブリ
久々に映画館でジブリ観てきました。これは当たりだった。千と千尋やもののけ姫っぽい、ジブリらしくて好きでした。内容は1度見ただけだと難しい。何度も観たくなる映画だった。個人的にはインコのキャラクターが好きです。
久しぶりのジブリ
この作品に関しては正直評価することが難しい作品の一つといえるだろう
公開前は
予告も場面カットも情報も一切なしで、公開前日になっても情報一切なし
当日になってやっと情報がでるというのは前代未聞だ
宮崎駿いままで積み重ねてきた実績とネームバリューがあるから知名度は
ものすごくあるので、確実に人は来るが、ほかの作品で情報一切なしで遮断するのは
大きなリスクだと思う。
スタジオジブリは大きな賭けにでたといっていいだろう。
間違いなく歴史に残る一作だろう
公開前はいろんな妄想が止まらずものすごくわくわくさせてくれた。
そして公開されて一足先に劇場へ駆けつけた。
ちなみにIMAXで音響のいい中鑑賞させていただきました。
ストーリーを自分なりにざっくり説明すると
戦火を逃れた少年眞人は疎開し、亡くなった実のお母さんの妹である夏子と一緒に綺麗な家に住むこととなる。
アオサギという存在に出会い、夏子は消え、手がかりの大叔父の家である塔に向かうことに
夏子を探すために少年は異世界を旅する
・・・・・という話だ。
間違っていたらすいません!!
最初は火垂るの墓のようなリアリズムの話かと思いきや、千と千尋のような異世界
を旅するファンタジーであった。
アオサギやその世界の登場人物たちと
協力しながら異世界を冒険していく話である
文章でストーリーを語るとわかりやすいのだが
しかし本編映像自体は非常に難解であった。抽象的な表現が多く、理解するのに時間がかかる
いや理解不能だ。だがそれが面白い。
一種のアート映画ともいえる
賛否別れるのは確実だろう。
勝手な解釈だが
でてくるモチーフ小道具生き物キャラ部隊すべてが様々な含みをもたせたいわばメタファーのようなものを感じさせるつくりであった
それは宮崎駿、鈴木敏夫、息子の宮崎吾郎、ジブリスタジオ、ジブリを支えてきたクリエイターたち
、そしてジブリ作品を観続けてきた私たちともとらえられる
物語の後半で13個で積み上げられた積み木がでてくるが
これは宮崎駿がいままで作ったアニメ映画の本数といえる
塔の存在はジブリスタジオ 大叔父の存在も宮崎駿自身だと思う
ジブリ自体もいまや宮崎駿を超えるような作り手がいない状態だ。
宮崎吾郎に関してもそうだが、失礼ながら才能を受け継ぐに足りうる才能
とは言い難い。監督も80歳を超え、長年の相棒、親友だった高畑勲監督も
先立たれてしまい、今度は自分の番かもしれない。
いつ死ぬか分からない思いに悩まされる
残されたジブリスタジオはどうなるのかとても心配だ。
衰退して、なくなるか、企業に買収されて別の会社になっているかもしれない。
それに数十年後数年後に自分の作品は誰の記憶からも忘れ去られる残っている可能性だって怪しい。
衰退の一途を垣間見えてしまう。
宮崎駿も自分がつくりだした世界ジブリというブランドに
大きな功罪を抱えていたのだろうと思える。
そう思った駿氏はこの映画で解答を示したのかもしれない。
この作品を世に送り出せたこと自体宮崎駿にとって
幸せであり奇跡であり希望であったことなんじゃないかな
最後に塔が崩れて異世界から解放されるのもジブリという長い夢から
覚めたともとらえられるし、眞人に掌に一つの積み木が託されたのも
これから巣立っていく若者、若いクリエイターに希望を託したとも思える
もうジブリなんてみてないでしっかり現実をみなさい
自分の人生を全うした老人が今度はジブリによって人生を壊された人たち(全人類すべて)に
自分の人生にしっかり向き合いなさいと言っているみたいだった
作り手としてあるいは人生の主役として我々は自分と向き合わなければいけないだろう
一種の嘆きそれとも喜びか
ジブリのようなアニメなんて作らないで、自分自身を表現した作品をつくりなさい
宮崎吾郎の息子の件もあり、
クリエイターや作り手に向けた遺言ともいえるメッセージかもしれない。
今後宮崎駿を超える才能は別のところで現れると思う。
解釈は人それぞれだろう、それぞれがみて感じたことすべてだ。
この作品が面白いと感じる人もいればつまらないと感じる人もいる
つまらないという人がいても全然わかってないなとはいわない
少なくともこの作品はあらゆる意味で記憶に残る作品となった。
何年後かにはまた評価が変わるかもしれないがここでふせさせてもらう。
飽きることはなかったけど
賛否がかなり分かれるそうですが、映画としては飽きずに最後まで楽しめました。
ただ、なにを意図してるのかは、まったく汲み取れず…笑
友達と見終わった後に、あーだーこーだ推理してみましだが、わからず。
ただ、お父さん。
前の奥さんの妹さんと再婚したんですか?
ちょっとマズくないですかねぇ…
君たちはどう生きるか
この映画を初見で理解できる人は、ほとんどいないと思います。
全体がどの様になっているのか把握することは、無理です。
ここからは、僕の解釈です。
初見は、わけのわからないファンタジー映画でした。
でも、宮崎監督が何でこれを最後にしたのか?
一体全体何を作りたかったのか?見終わった後しばらく考えました。
何で見覚えのあるシーンが多かったのか?
よくよく考えてみると、この手法は、
一話完結でない一話完結!の作り方を採用しています。
あれ?もしかして、わざとシーンを過去の作品にシンクロさせてた?
って考え、積み木が何で真っ二つになって、混沌の渦に飲まれるの?
真っ二つにする意味あるの?って考えた時、全てが繋がりました。
この映画を公開すると、ジブリの評価が真っ二つに割れるのを見越して
あのシーンを入れたんだ、今起きているこの状況を暗示していたんだ!
って、この映画を理解し、2回目を観に行ったら、
完全なるパロディー映画でした。シンクロシンクロシンクロ!
笑いこらえるのが大変でした。カリオストロの城が一番シンクロ映像が
多かったかな。笑いが止まらない、爆笑映画になっていました。
この映画に意味は、無いと思います。
あるのは、宮崎監督の挑戦を強く感じました。
この世界で人が生きるのは大変だ
辛い現実、汚い世界、自分にもある悪意。それらから目を背けて、理想の世界を望み変化のない場所に閉じこもるのか。人の生きるこの世界で生きることの難しさ、苦しさはある。それでもドアを開けて現実へ戻った少年。
ぬかるんだ道でも、自分の足で歩く。
時に汚れ傷付いても自分で決めて生きる。
無自覚に生まれた希少な命、現実世界に生まれた後はどう生きるか?
鑑賞後も考えている。あのシーン、あの表現、あのセリフから感じ考えている。人として生きていくこと、綺麗事じゃないこれまでとこれからを考える時間を与えてくれた。
心に残る作品
これから創作活動に関わる若い人達へ向けた宮﨑駿のささやかな、しかし熱烈な思いを感じ、涙涙
宮﨑駿監督(本作より宮崎が宮﨑に変わった様)による2023年製作(124分、G)の日本映画。配給:東宝。
前評判は今ひとつと聞いていたが、大きく感動し、年はとったものの宮﨑駿のイマジネーションって凄いと改めて思った。そして、今までの宮崎アニメにあまりなかった渾身のメッセージに涙が溢れてきた。凄い映画だ。
出だしの母親が火災で亡くなる臨場感は、お見事である。階段を駆け上がる主人公牧眞人のスピード感と走って向かっていった先の燃え盛る炎拡大の凄まじさ、そしてアッサリとすぐ次のエピソードに進むテンポの良さに感心。
そして、眞人疎開先の日本家屋の造形や内装の美しさ、取り囲む自然の緑や光そして水の豊かさに圧倒された。細かい細部まで、今まで以上に美しく描き込まれており、美術監督武重洋ニら宮崎アニメの美を支えて来た方々に大いなる敬意を覚えた。
学校でいじめられ、自分で頭を石で叩き出血する主人公。その理由は自分には良く分からなかったが、悪意の象徴と本人は言っていた。父の行動を予測しいじめた奴らへの復讐を意図したものなのだろうか、母亡き後すぐに結婚し学校に息子をダットサンで送りつける父の行動への怒りが自分に向かったものなのか、それとも、家でも学校でも孤独で楽しくないイライラからの暴発的自虐行為なのか?
謎の怪しい存在である青サギを射ろうと弓矢を作る眞人。最初、全く上手く飛ばなかったが、青サギの羽を付けることによって、目の覚めるような速さと重量感で矢は放たれる。この予想の遥か上を行くスピード感の凄さが、宮崎映画の大きな特長で、それが相変わらず健在と感嘆させられた。
母の手書き文章が書き込まれた「君たちはどう生きるか」を読みながら、涙を流す眞人。その涙の水々しい表現がどのアニメと比べても、宮崎駿アニメは1番上手と思う。そして、少年の成長のための冒険の始まりの導入としても、とても上手い本の利用とも思った。
大叔父の建てた洋館(恐ろしい数の書籍があふれる内部造形も凄い)に入った眞人と青サギ転じたサギ男(声は菅田将暉)は、老婆キリコと共に泥土の中へ沈んで行き、下の世界へ行く。この時、落ちていく真下が波が打ち寄せる海岸であるという映像に、息を呑んだ。何という素晴らしいイマジネーション。何より絵になるじゃないかと。宮﨑駿創作のイメージ凄いと思ったが、構図的にはエヴァンゲリオンの絵に関わってきた作画監督本田雄によるものかもしれない。降りたった場所が浅瀬で、そこでの足もとでの海水の揺らぎが何とも美しかった。
ここで出合う若かれし時代のキリコ(声は柴咲コウ)。その意思の強い頼りになる強い女性像が、宮崎アニメの常連キャラクター(ナウシカのクシャナ、ラピタのドーラ、もののけ姫のエボシ御前、千と千尋のリン、等)を思い出し、何とも懐かしく感じた。そして今回も、大魚解体の鮮やかな包丁捌きなど、とても魅力的であった。
魚解体時に集まった多くのワラワラ。その造形が何ともユニークで可愛いが、お腹が膨れて丸くなり、1匹、2匹と空に飛んでいく。それが数えられない程の数になり大空を覆う様になる。その美しい映像に、そのイマジネーションの見事さに、もの凄く感動してしまった。
しかし、そこにペリカンが現れて、かなり多くが食べられてしまう。ワラワラが空を飛べるのは本当に久しぶりとか言われており、どうしても自分は、多くの若いアニメーターの方々をイメージしてしまった。日頃の収入は乏しく、大きな仕事が入っても今度はハードすぎる仕事で心身を痛めてしまう存在を。ワラワラを食うしかなかったと言って死ぬ老ペリカンは、多くの若いアニメーターをすり潰してしまったという宮﨑監督自身の懺悔の様に聞こえた。
更にこの下世界で新たに出会う火を自在に扱う少女がヒミ(声はあいみょん)で、実は火災により亡くなった母久子の少女時代の姿らしい。この時空を超えた設定がなかなか魅力的で、彼女の力も借りて、母の妹でもある義母夏子と再会する。鬼の様な形相で「あなたなんか、大っ嫌い」とまで言われてしまうが、この世界で揉まれてきたことでか、ずっと懐かず夏子さんと読んでいたのに、ここで夏子母さんと呼べ、夏子の実姉息子の義母としての苦しみを救うことが出来た。
そう、この物語は少年の成長の物語。そして、この少年は多分創作を目指す多くの若者であり、宮﨑駿自身の経験の反映が色濃く出ている。青サギは、その道の先導役であり先輩で弓矢作りの様に創作を刺激する存在。そして、一緒に活動してくれる大切な友でもある。まあ鼻の特徴から宮崎にとっては高畑勲のイメージで(2018年に亡くなった彼への宮崎なりの感謝の表明と感じた)、未来の創作者にとっては互いに刺激し合える大切な仲間なのであろう(高畑葬儀で、宮崎は5年上の彼との出会いは、雨上がりのバス停と言っていた。サツキのトトロとの出会いは実は高畑との出会いだった)。
主人公が下世界で出会うのが大伯父(声は火野正平)。彼は、13個の積み石を積み上げることで、世界のバランスを何とか保っていると言っている(On your mark含め本作で宮崎監督映画は13)ので、勿論宮崎駿の自画像なのだろう。空に浮かぶ巨石(宮崎が愛した多くの欧州の物語達の象徴か?)に導かれ、汚れた上の現実の世界と接点を持たずに創り挙げて来たこの世界(やはりジブリのことを言ってると思える)を、血の繋がった人間に継承したいと言う。新生宮﨑駿によるかつての自分(宮崎駿)の創作姿勢や組織運営に対する痛烈な自己批判と自分は感じ、感動を覚えた。
未来の創作者である主人公牧眞人は、大伯父の継承依頼を断る。汚れて破壊に向かってるかもしれないが上の現実社会で、この世界で得られた青サギやヒミの様な友人と共に、歩んで行きたいと。積み石は、不安定な状況を嫌った権力者インコ大王により破壊され、それにより下世界は大崩壊に至る。インコ大王は創作者の想いや志しを十分に汲み取れないプロデューサーやスポンサーを象徴している様に思える(下世界をジブリと見れば、鈴木敏夫や協賛企業お偉方の姿なのだろうか?)。
自分はこの大崩壊の凄まじい映像表現に、崩れる世界のある種の美しさに圧倒されてしまった。幸いに、眞人・夏子及び青サギ、そして戻る世界は別だがヒミ、そして多勢のインコ達(ジブリで働いていた多くの人間がイメージされる)は、この世界を何とか脱出する。
眞人のポケットの中には、キリコの木製人形と下世界で得た悪意を有する石を携えて。石携帯は大叔父の創造する意思(いし)の継承の表れか。過去の自分のあり方は否定したが、新たな現実社会に立脚した誰かの物真似では無い、人間の善意と悪意の両面を描いた集団創造への宮﨑駿の期待の大きさを感じた。
元の世界で戻った主人公は、新たに生まれた弟も伴い東京に向かう。書籍「君たちはどう生きるか」の携帯は勿論だが、ポケットの中には青サギには忘れてしまうと言われてもいたが、持ち帰った“石”が入っている様に思えた。自分の創作活動のかけらが僅かでもどこかで役立てば嬉しいという、ジブリを飛び出したアニメーター達に、ひいてはこれから創作活動に関わる若い人達への宮﨑駿のささやかなしかし熱烈な思いを、聴き取った気がした。
監督宮﨑駿、原作宮﨑駿、脚本宮﨑駿、プロデューサー鈴木敏夫、作画監督本田雄、美術監督武重洋二、色彩設計沼畑富美子、 高柳加奈子、撮影監督奥井敦、撮影藪田順二、編集瀬山武司 、松原理恵 、白石あかね、音楽久石譲、主題歌米津玄師、音響演出笠松広司、整音笠松広司、アフレコ演出木村絵理子、助監督片山一良、制作スタジオジブリ星野康二 、宮崎吾朗 、中島清文。
出演
山時聡真眞人、菅田将暉青サギ/サギ男、柴咲コウキリコ、あいみょんヒミ、木村佳乃夏子、木村拓哉勝一、竹下景子いずみ、風吹ジュンうたこ、阿川佐和子えりこ、滝沢カレンワラワラ、大竹しのぶあいこ、國村隼インコ大王、小林薫老ペリカン、火野正平大伯父、上原奈美、西村喜代子、綿貫竜之介、柳生拓哉、画大、飯塚三の介、川崎勇人、鈴木一希、土居正明、重田未来人、井下宜久、岡森建太。
陳腐
題名を誤解して見てしまった人、私もそうだが多かったのでは。
まず、父親がひどいね。病気の妻の妹に妊娠させていたなんて。
少年も、悪童と取っ組み合いができるのだから、自傷するのはあまりにも唐突。
異次元の世界で、若いころの親に出会うのは、映画クレしんで使い古されている。
年寄りをやたら中心に置くのも辟易。
男系男子絶対の超保守思想もうかがえる。
いつもの飛翔感もなく、大画面の迫力は冒頭の火事のみ。
しかしジブリは商売がうまいね。
下手に試写会などすると不評にさらされ、こんな大入りにならなかったかも。
割引デーでもない平日昼に、シネコン内最大スクリーンで6割の入りだった。
でも信用を失ったね。
この作品はあまり外(国)に出さないほうがいい。
日本アニメ映画の斜陽と言われることがないよう祈る。
ジブリじゃなければ袋叩き
になっていてもおかしくない。
ジブリだから
ハヤオだから
色々深く考察されて
表現不足なところも視聴者が補完して
もう一回観たら評価が変わるだろうか?
自分が気づいていないだけで色んな意味があったのでは?
そんな風にして評価されてる気がする。
脈絡のない展開
思いつくままのファンタジー
奇妙な生き物
お金はかかっていた。
手間もかかっていた。
でも、君たちはどう生きるか を問うような作品ではない。
と今のところは思っています。
つまらないのを覚悟して行ったらめっちゃ面白かった
事前に軽く情報を仕入れて行ったから、わけわからんと思う描写は少なかった。
妻が死んでからすぐ妻の妹と結婚!?とも思ったけど、あの時代、家と家との結びつきの方が大切だから、姉が死んだら妹と結婚するのは割とよくあった。でも、あの夫婦はお互い大事にしているっぽいね。
あと、くちばしの栓を作るシーンで、アオサギに騙された直後によくまた助けたなとか、2回目はアオサギは騙さなかったとか、ご都合主義が見えるところもあるけど、あのアオサギのちょっと怖いシーンを描きたかったんだろうな。
生まれる前の魂がいるところは、スピリチュアルでよく聞くやつ。私が聞いたのは、光の粒が食べたり歩いたりして成長したら、虹の滑り台を滑って母の腹に行くっていう話。それを上下逆にして、飛ぶ表現にしたんだね。
あと、隠喩がたくさんある。あの時代は宮崎駿が少年時代に生きていた世界、老人は現代の宮崎駿、墓石ブロックは今までのジブリ作品。崩壊した王国はスタジオジブリ。和風不思議の国のアリス風に説明したジブリの崩壊って感じ。描きたいところを所々描いてから繋げたように見えるから、一貫性やメッセージ性を求めると「❓」ってなるかもだけど、それぞれの素材は一級品。ポニョの大波、もののけ姫の毒、ハウルの火花、ナウシカの虫に、ラピュタ城の崩壊。他にも、「この花、ラピュタに咲いてなかったっけ!?」とか「念入りに階段を壊すインコ大王!?なんか似たシーンあった気がする!」とか気になるシーンはたくさんある。トトロの病院も木造二階建てだったかな。風立ちぬの零戦の屋根部分だろうなとか。
あと、私の祖父母がど田舎で築100年家に住んでいるんだけど、四つ這いで駆け上がる高い階段や古いけど綺麗な色のタイル、着物みたいな掛け布団の模様とか、なんとなくわかる。
何に泣くかって、辞める辞めると言いながらこれら一つ一つを描かずにはいられない、宮崎駿のクリエイター魂に泣ける。
私は楽しめた
不思議な話です
タイトルとストーリーは無関係のようにも思う
冒険心がある人は引き込まれると思います
何かを伝えたい作品ではなくどう感じるかだと思います
私は観て良かったです
気になる方は観てください
思ってたより全然面白かった
少しダレた感じもあったけど、楽しいアニメでした。
沢山のメッセージが残されていました。
寝る前に、こういうことだったのかな、と考えてみようと思います。
メタファーが結構直接的で、びっくりしました。絶対に伝えたいんだろうなと思った次第です。
観るの迷ってる人がいたら、絶対観た方がいいよと伝えようと思います。
自分には合わなかった
ジブリ映画だから期待したわけでもない。
原作と全く違う話に戸惑ったわけでもない。
声優たちの演技が悪かったわけでない。
だけど、自分には合わなかった。
理由は話が理解できなかったからです。
別世界の話ならいいけど、第二次世界大戦の真っ只中という現実と、別世界の話のギャップについて行けなかった…
もっと柔らかい頭を持っていたら良かった…
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