君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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またもや宿題をくださった
ジブリの集大成かと思いました。
見ているとアレやコレがでてきます。
私はこの映画、好きです。
(過去に意味の分からないままのジブリ作品は正直ありますがこの作品は好きかな)
主人公的な人とそうでない人との区別で美醜のかきわけ方。ビジュアルはなんとも分かりやすい。
まず湯婆婆みたいなひとたちがいっぱいいるー!と思いゾッとしたけど、守ってくれているお婆ちゃんたち。実はとても感謝すべきだしよく見るととても愛らしかったかな。
お砂糖が高級な時代。
学校に寄付したという当時の300円は今だといくらに相当するのだろう?
DATSUNで転校生の眞人は登校するが…。ヤダ、あんな父親…
だけど眞人は親に対して敬語で接し、とても良い子。
(自ら)怪我をしたときは涙が出た……。
出血シーンは基本苦手だが、此の宮崎駿作品は何故か目を逸らすことなく観れました。
なつこさん、なつこおかあさん……と最後は呼び方変わりましたね。
異空間への入口…
地獄?天国??
Disney映画で『パイレーツ・オブ・カリビアン』の一部を彷彿とさせるシーンもあったように思います。
積み木を地球上の平和(?)に例えて当て嵌めている…
いろんな鳥たちのお出まし…。
コウノトリかと思いきやペリカンは生まれてくる前のわらわらを食べてしまう……でもそれが仕事だという。
鳥目、、最後は鳥頭で浅はか… あーあ。。
興奮した鳥頭…、周りは止められそうに見えてもソコは誰も止められない(止めない、その隙もない?)もんなんですね。
意外と現実にあるこの世界もそんなもんなんでしょうか。一部の人達のエゴで他のみんなが巻き込まれている。。
エンドロールはシンプル。
ジブリのこだわりのブルーの色で米津さんの優しい歌声「地球儀」がしみます。
このブルーの色は古くから出ているサントラCD
(たしか、徳間からのジャケ、歌詞カード?がトトロイラストの…)もそうだと思いました。
ブルーにもイロイロな表現があるようで、物凄く拘り、ありますよね。
独り言です。
どう生きれば良いんですかね…
やっぱり映画館で観たほうがいいよなと思い、滑り込みで鑑賞
小さめのスクリーンだったのが逆に良かった
大伯父さんは宮崎駿監督ってことでいいのかな
眞人も宮崎駿監督っぽいけど…
塔はスタジオジブリ=積み木、石は創造主?
ワラワラは人間って言ってたけど、きっと宮崎駿のアイディアで、ペリカンは内部の人かな…?
インコも内部の人かなー日テレっぽい
アオサギは鈴木敏夫プロデューサー…かも
ネタバレがほとんど耳に入ってこなかったけど、ネタバレしようがないからだったんだろうな
眞人が自分でつけた頭の傷、自分で悪意と言っていたけど本当に悪意なのかな
悪意だとしたら、それは眞人だけの悪意なのか
そうさせた何かは悪意ではないのか
自分はこんな感じで生きるけど、君たちはどう生きんの?
って言われましても…どう生きれば…(呆然)となった
どうすればいいんですかねえ…
レンタルで
美術館なら星5 エンターテイメントなら星1
小さい子供さんは まず楽しめません
解説、伏線回収がほぼ無いから
映像見てるダケでは正直訳がわからん この1言です
評価が割れるのも
よーーーくわかります
しかし映像の緻密さや
音域の広さは とんでもねぇなぁと最初から痛感させられましたね
流石はジブリアニメ
さっくり言うなら
塔は多様な時間軸、世界線に出入り出来る中立の世界
↑も自分の解釈にしかすぎず
しっかりした解説、説明は一切ない
エヴァかっての
しかしながら
自分の世界を自分で作り上げる事は
生きてる人間全てに当てはまる事であり
だれもそれから逃げられない自分にはどうしようもない状況であれ
自分の選択肢で 世界は動く、変わる
そういった意味合いで
君たちはどう生きるか かなぁ???
老兵は死なず、ただ消えゆくのみ?
幼少の頃より宮崎駿監督の作品は見続けています。久石譲氏の音楽の素晴らしさと相まって、美しく描かれた風情の中で生き生きと動き回るキャクラクターたちは、宮崎駿監督が作品に吹き込む生命の素晴らしさをまざまざと見せつけてきました。
見るものを魅了する珠玉の作品の数々は、監督が同時代の天才であることを象徴していたようでした。
そう、その時代では。
今はどうでしょうか?監督の他にも様々なアニメや監督が生まれています。
その中で生み出された本作は、まるで宮崎駿監督が若い世代の監督に刺激を受け、自分の描きたかった作品をひたすらにまとめ上げたのではないのか?そう思えました。
もしも監督がまだ若く、才能のみならず勢いも持ち合わせていたのなら、ともすれば散文的な作品に陥ち入りかねない数々を、一つの作品としてまとめ上げる強大な説得力を、その作品に吹き込むことができていたのではないでしょうか。
しかし、もはやその力は失われたのでしょうか、本作はただひたすら監督の描きたかった場面と場面をつなぎ合わせただけの、ツギハギだらけの作品に仕上がったように思えます。
作中に主人公の叔父が、主人公に跡を継いでくれないかと問いかけるシーンがあります。多くの方がこれは象徴的なシーンだと捉えるでしょう。当方もそうです。しかし、既に、ともすれば監督を超える才能を持つ新進気鋭の作家が出てきている中で、自分の跡を継いで欲しいというその台詞は、ある意味高慢とも感じました。
しかし思い返してみれば、そのセリフは同時に、宮崎駿という作家は、まだ死んでいないにだ、と捉えることができました。この作品は遺作などではなく、若い才能に嫉妬した監督が、自分ならこのシーンはこう表現するんだ、こうできるんだ、そう高らかに宣言している、そういった意地とも見れると感じました。
老兵は死なず、ただ消えゆくのみとなるのか、または再び作品を作ろうとするのか。これが本作の楽しみ方でした。
ジブリの集大成。映画館で見られて良かった。
映画館で見ながら、宮崎駿監督の作品は今回で最後なんだなぁ…と、うるっときた。
想像と違って今までのジブリが全て詰め込まれていたと思う。タイトルだけ見たら、戦時中を生き抜く青年や、あの本のアニメ化だと先入観を持っていた人も多かったはず。
ストーリーは、日本がまだ平和ではなかった時代、「苦しい現実」から始まる。今の日本だったら、何かしら夢を抱きはじめる年頃の青年。戦争で母を失い、道を歩いていても軍人を称え、父は自己中心的、新しい母は実母に似ていても心を開けない。学校では暴行被害。自傷。感情を押し殺す毎日。いつまでも未来が見えなくて心が死にそうな青年は、半人間の青サギに心の闇を見透かされ、まとわりつく青サギを消そうとすることで、とうとう大叔父が創り上げた「下の世界」に連れて行かれてしまうところから、宮崎監督の世界が繰り広げられていく。
真人は一冊の本と出会っていた。夢なのか現実なのか自分の体がどこにあるのか。彷徨う中で、生と死の残酷な世の中を見せる大叔父の精神世界に飲み込まれそうになったが、キリコやヒミ、夏子の世界とも交わり、生きてほしい、自分も生きたいと思えるようになっていく。徐々に真人は自分の力で自らの精神世界を築き上げていき、この世における自分の存在、自分の役割を理解することができるようになっていった。そして、大人になって現実に戻り、本は母からだったと気づく。
目まぐるしい場面展開や抽象的な会話が、いかにも夢を見ているような幻想的な世界を表していて簡単に理解することは難しいが、宮崎監督としては、見てくれた方々に、自分の隠れたメッセージをどう理解してくれたか、受け止めてくれたかをむしろ知りたいはずだと思う。
世界観
「宮崎駿監督」「スタジオジブリ」ときて、期待しない人はいないと思う。
しかし、伝えたい事がよくわからず、キャラにも思い入れ出来ず、なんて感想したらいいのかわからない。
物語に引き込まれる事なく終わってしまった。
題名は主人公が手にした本の題名だという事を後から知って、そこは理解できた。(タイトルと内容が結びつかないなと思っていたので。)
でも、よくわからないキャラがたくさん出てきて、少し気持ち悪いキャラも居て、鳥は悪者?と思ったり、なんだか色々ホラーなシーンにみえてしまった。
子供も大人も楽しめる、もっと夢のある作品を期待していただけに少し残念。
ただ、ジブリ作品を観てきた人なら、これはあのキャラ?これはあのシーンに似てる!?って言う世界観を感じる楽しみはあります。
タイトルと中身のギャップ
いや、最高でした。これまでのジブリ映画で一番好きかもと思った。トト...
いや、最高でした。これまでのジブリ映画で一番好きかもと思った。トトロ、ラピュタ、魔女、、とジブリ映画と共に育った世代ですが、2023年にもなって、こんなどえらい新作を観られるなんて思ってなかった。のっけから動きの全部がすごかった。随所随所に、天才の反射神経を感じる瞬間、動き、エピソードが散りばめられてて、この映画のどこにどこまで宮崎さんが関わっているのかなんて知らないけど、すごすぎた。天才たちがいる、、と思った。興奮しっぱなしで二時間半がたった。階段をのぼる、という動きひとつとっても、その人の気持ちが伝わってくる。わざわざアニメーション映画で作る意味ってこういうことだよなあ、、セリフより、画面の動き全部で、今どういう状況でどういう気持ちなのか、この先どういう展開の予感なのかが全部伝わってきてすごかった。ファンタジー世界をアニメーション映画で見せてもらえる醍醐味がすごかった。次から次に別の扉が開きまくって、今何してる途中だっけ!?っていうのは常にあって、でもこれこれこれだよっていう気持ち。まみれてこんがらかって気づいたら別のドアから戻っている感じ、、骨格は古き良きいくつもの物語たちを踏襲しつつ、具体的な細部や動きがサイケでハートフルでとにかく本当に最高でした。映画館でまだ見たい!
駿の集大成
映画館にて鑑賞
最近のジブリ映画には期待してなかったので見にいくつもりはなかったが、あまりに話題になっていたので気になって鑑賞した。
今作は今までのジブリと違い、全編にわたり暗い雰囲気に包まれている。
ジブリでは明るい世界観が多いし、暗い世界でも懸命に生きようとする主人公が多い。
冒頭の空襲の火災のシーンはアニメでしか表現できないリアルさがあり素晴らしかった。
また新居へ引っ越した後の不安感などもおどろおどろしい雰囲気で表現できていて良かった。
また出会ってすぐに母親になる、弟を妊娠してる宣言をし、お腹を触らせる夏子さんは気味悪い。
母親になることを認めれない気持ちが自傷行為へとつながる。
ただ青サギとのやり取りから物語が進行していく
初めて青サギがしゃべるシーンは衝撃だがマヒトは全く驚いてない事に違和感を感じる。
夢の中の話という設定なのか?
建物の中に導かれるまでは非常に良かった。
ただその後地下に行ってからは本当に悪夢を見てるようなイメージだ
とりあえず全てが荒唐無稽で意味がわからない。
またコダマを連想させるワラワラやナウシカみたいな森、ラピュタ、カリオストロを連想させるオウムの帝国、城
オウムに支配されてる世界
なんでオウム?
ある意味で今までの集大成のような映画となっている
また出てくる大叔父さんが宮崎駿のモデルなのだろう
マヒトも駿だが、吾郎や米林の役割も有るのだろうか?
世界を維持していた13個の積み木は今まで作った13本の作品を意識しているのだろう
その世界の運営(ジブリの運営)を譲ろうとするが断られてしまう、大王(鈴木p)がその様を見て怒り出す。そしてその世界は滅びていく。
これはジブリの世界を暗に表しているのではないだろうか。
そして現実に帰ってきて母親とも仲直りし大円団となるがストーリーの展開的にはおもしろくない
2度3度見に行こうとは全く思わない
宮崎駿作品は絵に関しては素晴らしいが
肝心のストーリーが訳わからなくて何を言いたいのかわからない事が多い
特にハウルすぎてから
イラストレーターとしては素晴らしいが
誰か舵取り役の人が必要だろう
それがプロデューサーや監督だ思うが
ジブリはアニメ界に大きな功績を果たしたが、今や知名度だけでもう崩壊するだけの帝国となっているだろう。
今後日テレと手を組むことでどう変わるのか気になるところである
映像はこれぞといった感じ
これぞ宮崎駿監督という映像の連続なのだが。
内容はタイトル通りなんだけど、別世界への扉を「アリスと不思議の国」のごとく描く。またその世界が多重構造で独創的な構成のため、馴染むまでの過程が上映時間に見合ってない様に感じた。
映像のみでも楽しめる作品にはなってるんだけど、別世界の構図や鳥(青鷺やペリカン、インコ)を使うことへのこだわりといった点などをいつもなら力技で押し切るんだけど、今回はその押し切る力が弱く感じた。
そんなことはない
いろんな感想があっていい!
■ [一回目] 2023年7月18日
どこがどうとか、何がどうとか説明できないんだけど…
映像だけに関しては装飾のディテールや、
主人公以外のキャラクターが面白くて興味深くて、
ひとつひとつに注目させられつつ、冒険要素も入っているので、
自然にワクワクさせられて魅入ってしまった。
老若男女がそれぞれに楽しめる娯楽としても正統派だし、
ジブリの何かを考えさせようとする小難しさ作用も働いているし、
非常に面白い作品でした!
いろんな人の感想を聞きたい。
きっと、バラバラで楽しいはず!!
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■ [二回目] 2023年10月4日
知り合いの美容師さんが4回も観てるということで、
触発されて、2回目の鑑賞。
視覚的な映像的な感想は言えるのだけど、
何を感じたか、何を考えたか、何を得たか、を説明するのは難しいね。
ただ、きちんと生きよう、みたいな、
何となく前向きになっている自分がいます。
歳を重ねた結果
極めてなにか、お金を払って見に来ているお客さんに対する侮辱を感じます
宮崎駿監督は素晴らしいんです。良いんです。
クリエイターだから。そういうもんだと。
ただ傲慢さを感じるんですよ。
宮崎駿監督に文句があるんじゃなくて、
ファンタジーなのに何のフリも説明もないから、
「は?ナニコレ?」になってお客さんをほったらかしにしてるのが
あまりにもお客さんを舐めてるというか、
見てて酷いなと思ったし、強く傲慢さを感じました。
こういうことをやるってことは、
「宮崎駿監督」や「ジブリ」の名前にあぐらをかいているようにしか思えなかったです。
どうせお客さん来るんでしょ?と。
プロデュースする側に対し、極めてなにか、
お金を払って見に来ているお客さんに対する侮辱を感じます。
宮崎駿監督に関しては、多分もうなに作っても同じようになるのかなと思うのですが、でもそれで良いんです。クリエイターだから。そういうもんだと。
機に臨んでは「右顧左眄するなかれ」
…というのが、本作に込められたメッセージだったのではないでしょうか。
そう思えました。評論子には。
一見するとアオサギのようにも見えるけれども、中身までもアオサギであるとは限らない。否、全くの別物であることも多いだろう。
また、俄かには理解しがたい摩訶不思議な事態に遭遇することもあるだろう。
しかし、そういう「見てくれ」や困難には惑わされず、母(継母)の命を繋ぐという自分の目的(価値観、使命)を肌で感じるなら、周囲に右顧左眄することなく、困難を乗り越えて、大道を突き進めと…。
「子供」から「大人」へと脱皮しようとしている少年に贈るには、まさに相応しいメッセージを、いかにもアニメーションらしい豊かな表現を駆使して活写したと、評論子には思われました。
当初は鑑賞の予定になかった作品なのですが、私が入っている映画サークルで、一本の映画について語る会の「お題作品」として取り上げられたことから、鑑賞しました。
アニメ作品はあまり観ない評論子なので、ジブリ(宮崎駿監督)の作品という思い入れは一切なしの、ただ評論子が感じたままのレビューということで、ご理解下さい。
ジブリ(宮崎駿監督)の作品としては一知半解の部分がもしあったとすれば、その点は、平にご容赦をお願いします。
メッセージ性の高さということでは、秀作と評して良いように思います。評論子は。
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