「もし監督の名前を伏せていたら?」君たちはどう生きるか SING SINGさんの映画レビュー(感想・評価)
もし監督の名前を伏せていたら?
金曜ロードショーにて。
途中まで、面白くなるかもしれないと期待しながら観てましたが、残念ながらどんどんつまらなくなっていきました。
アオサギと眞人の「全てのアオサギは嘘つき」「それは本当」「それも嘘」のやり取り、そして負傷したペリカンの「生きるためにはワラワラを食べるしかない」等のシーンは期待できそうだったんですが。
他の作品と比べると、キャラクター達の魅力があまり感じられませんでした。
これ、宮崎駿監督の名前を伏せていたら、評価は一つ以上下がるのでは?と思ってしまいました。
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映画は「受け手」として鑑賞したいさんのコメント
2025年5月28日
>キャラクター達の魅力があまり感じられませんでした。
ここ本当にそうでした。
行動の理由や目的が主人公以外はっきりせず、その主人公ですら「お前の目的からすると何で今それやるの?」の嵐。
周囲はこれまた理由も言わずにあれをしろ、あれは禁止だ、ばかりで、しかも只でさえシーンがぶつ切りなのに大半のキャラはそのシーンが終わったら退場、深堀されずまるで使い捨て。
これで魅力を見出すのは妄想力に頼るしかないかと。
>宮崎駿監督の名前を伏せていたら、評価は一つ以上下がるのでは?
これも賛同です。
同じクオリティの作品があったとしても、ここまで理不尽展開かつ引きつけられるものが少ない状態で、監督のネームバリューすら無かったら「普通につまらなかった」でお終いでしょう。
ここまで考察される事もなく、淡々と消えていった作品になると思われます。