「焼き鳥を食った」君たちはどう生きるか ヤッピダヨさんの映画レビュー(感想・評価)
焼き鳥を食った
『君たちはどう生きるか』を観た。
「この映画を見て 君たちはどう感じるか?
其々各々が自由に感じてくれたまえ。(笑)
正解も不正解もない。不正解も正解。正解も不正解。
さぁ君たちはどう生きる」と言われた。気がした。
映画監督 宮崎駿 を 宮﨑駿 を通して振りかえさせられた。させてもらった。
映画の内容はあっちとこっちの世界の話。
1から10まで説明する事はない。1と13を与えられて2〜12までとそれ以降は自分で考えろと言う映画。
へい!わかりました!(笑)
・主人公があっちの国で血を理由に跡を継げと言われて辞退する話。
生みの母へ子供ながらの甘えは(とても人間らしい)ありつつも時代的にも男という事であまり表に出さず奮闘するもやはり、、という印象だったが終盤はかなり成長が見える。わぁまるで誰かのお話だぁ。
・主人公の継母がこっちの世界を捨てる話。(主人公(姉の子)をあっちの世界の世継ぎ問題から守る、(血筋の子を自分も産める)、家や旦那から離れる)等の理由があっちに行った理由として考えられそう。墓石と産屋、、石、、ふむふむ。
考察なんて個人の自由だからサ!
なんてったって至る所に過去作だぁ!
あっちを死後の天国か、魂のみが生まれる場所(この世で肉体を得た時以外いる場所)と仮定。
この世ではない世界とするなら千と千尋の湯屋がある世界が思いつくのだけど、千と千尋のトンネルの先にある駅のようなポツンとした場所。ふむふむ。
それに銭婆に会いに行った時に車窓から見える、同乗者が降りて行ったあの世界。ふむふむ。
ゴッホの星月夜の糸杉に似た大きな木が墓石のところやあっちの世界で描かれていたけれど、糸杉はヨーロッパでは天と地を結びつける死の架け橋だと聞いたことがあるぜよ。
こっちの世界が現世(戦時中の日本)とするならば風立ちぬが連想されやすいけれど、今回の登場人物がお金持ちだからか、、なにか少し違った雰囲気にも感じる。裏山はまるでトトロの世界。
山を見るたびトトロトトロと喚いていた6歳の私の中の何かが!あぁ!心が、左腕が疼く!笑
お父さんはどうやら主人公とは違うタイプの人間で主人公の感覚とどこかズレていそうだけれど、家族への愛はあるのかもしれない。あれ、どこかで見たことのある父親のようだぁ。
.
.
.
ところであの石の国、我が祖国に置き換えて考えるとどうだろう……、、、インコは増えすぎて良くないかあ、、、、、さぁさぁここからの考察は焼き鳥でも食べながら朝まで語り合おう。
.
.
朝ごはんはパンにバターとジャム死ぬほど塗って食べたいなぁ。
.
.
.
.
.
.
追記
ネタバレを恐れて事前知識無しに鑑賞しましたが、改めてたくさんの考察に触れると多種多様でとても興味深い。ジブリ一族のお話。ジブリからアニメ界、世界のお話。なるほどなるほど。宮崎駿の人生とは思いつつどちらかと言うと日本と日本人、世界のお話として受け取っていたのでとてもわかりやすく、また合点がいった点もたくさんありました。是も非も受け取りての数だけ解釈があって、それがまた面白い。
今の世界がどの様な形であれ、「 今 がある 」事は多くの祖先達が生きてきた過去の結晶で奇跡だ、世界はアンバランスで紙一重とどこかで読んだことがある。
積み木はその様なことか?と思っていたけれど監督が積み上げてきたジブリ史としてみるのも面白い。
皆さんの知識、知恵を拝借し考察を見れば見るほど面白い。また映画をみる必要がありますね!