「いつもの、 ぶっ壊せ。自由に生きろ」君たちはどう生きるか うさぎさんの映画レビュー(感想・評価)
いつもの、 ぶっ壊せ。自由に生きろ
本当に、いつもの駿です!!
ナウシカ原作組や、もののけ姫ガチ勢、駿ヲタにしか気付かれなさそうな比喩が沢山あります。
観ようによっては唯のファンタジー。
2行目にあたる人々は立派な駿ヲタなので大丈夫です、トトロやラピュタを想像してる人は止めておきましょう。
詰まるところ、いつもの、
先人達の作った都合のいいルールなどぶっ壊せ。自由に生きろ。というメッセージ。
表現方法は、今までの作品の総括で、芯は同じもののオリジナルでありながらそれとは違う進化を遂げています。
特に序章の炎表現なんかは息が詰まる程の衝撃を受けました。最初こそ母親を亡くすショックや戦禍の凄惨さをぼやかしつつ爆撃等の恐ろしさを伝えているかと思ったけど、アレはその程度では無かった。国を失ってしまう、やるせ無さ、痛み、苦しみ、恐怖、のような、激情の二重表現だった。
最近よく見かけるジブリ好きすぎて影響受けたりパクっただけの作品とは一線を画し、強烈な宮崎駿というオリジナリティを感じられて幸せでした。
個性の嵐に打たれた衝撃、これだよこれ 宮崎駿に求めていたのは!
まるで攻殻機動隊の笑い男、ライ麦畑でつかまえてを体現したようでした🌾
最後にジブリの大将として
グッズ化されるであろうキャラクターが沢山🤣ぬい化を待っています笑
以下、
▼比喩設定📝メモ
※個人の解釈です。
・青鷺=嘘つき、戦後の天皇、弱点は第七の羽🪶つまり現日本国憲法第7条(国事行為について内閣の承認が必要)
・母親(火の使い手)=火の国、母国、戦争により死亡
・新しい母親(母親の妹)=敗戦後GHQによって作り直された現日本国 、義母とは呼んでない多分、新しい母親、色々な制約や悪意あるしがらみにより病んでいて子を産みたくない(継がせたくない)、白い絡みつく紙はそれらの比喩、囚われ身動き取れないでいるところを主人公(未来ある若者)によって解放される
・舵輪柄の女性(お婆さん、黄色)=真の意味で自立した人間、黄色は自由と幸福、自分の意思で動き地を踏みしめて歩ける人
・帆船(↑の舵輪柄の女性も含む)
自分の意思で生きている人達、風来坊、荒波に揉まれ彷徨い沈む船もある
・帆船にのる黒い影の顔無し集団
社会の集団として生きる人達、集団で漕ぐ船は大きくて安全、でも自分たちで獲物を狩れない(判断できない?もしくは判断できても動けない)意思や個性の表れである顔が無い
・ペリカン(何でも食う、死人)=他人を未来の子供達すらをも食いものにし暴利を貪る人間、または無自覚に誰かの犠牲の上で何も考えず生かされている人間、望んでなくともそうなってしまった人間達
※ ペリカンが火を恐れる理由が分からないから違うかも→一応、生者を貪り生きる亡者なので単純に光が嫌いor亡者(悪意ある老輩)たちにとって戦前の日本が眩しすぎるとか戦争がトラウマ???
・墓の主=神、天皇(昭和天皇を含む以前の)
・ワラワラ=受精卵😂未来の子供達、臓が好きとか生々しいんよ…👌👈
・インコ(外来種、日本国民が国内に連れ込んだもの、駆除された日本烏🐦⬛に取って代わり増殖し放題、現在の空王)=戦勝国、軍事主義者。日本に生まれる子は準植民地の労働力として育てる為、子を産む新しい母親(戦後日本)を食え(潰せ)ない。母親(戦前の日本)と主人公(現日本国の若者)は御馳走😋大好物💰搾取するのみ。
・大叔父=先人達、日本を創ってきた人達
・積み石の石=先人が積み上げてきたもの、日本国憲法や社会システムなどの一つ一つ
・積み石=不安定でギリギリ生きながらえている、明日には崩れるかもしれない、というかすでに壊れて始めている歪な日本社会
・インコの王様(ストーカー監視、破壊者)=戦勝国のリーダー、アメリカ合衆国🇺🇸。大叔父(過去)から主人公(未来)へ渡すはずだった善意の積み石🇯🇵を積み損ねて一刀両断にした、結局王様以外のインコ(軍事主義者)は生きていけず普通の姿に戻り現世界に戻った。共存しているとも言える。
・主人公=君たち、日本国民。悪意も善意も持ち合わせた未来ある若者たち、悪意ある石を見分けられる
・父親=王配、もしくは盲目的に天皇を信じる人達、男は馬鹿だねってのが駿の持論なとこある。
※念の為、私個人は天皇の存在を支持します。