「AIが作ったかのような違和感」君たちはどう生きるか ハンバーグさんの映画レビュー(感想・評価)
AIが作ったかのような違和感
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まず結論から、
最低最悪の駄作だと感じたけどなぜか人に勧めたくなる作品。
映像は良い。
特に開始してから数分は流石ジブリ映画だと思うような、千と千尋の神隠しを初めてみた時のような、そんな不思議な感覚が蘇る。
でもそれだけ。
後は本当に時間の無駄。
終始意味不明でストーリーは進み、「そろそろ盛り上がってきてこの世界の真実が少しでも明らかになるのか?」「父親が母親の妹と再婚するといった気持ちの悪い状況にはどんな理由や想いがあるのか?」と思ったら映画終了。
いつもは最後まで映画を楽しむが、エンドロールが流れた瞬間エレベーターが混む事を考え早々に離席。
1視聴者として採点するなら100点中15点くらいか?
10点は映像や音楽。
5点は異世界の不気味さや多少のワクワク感。
色々考察されているから、そういった考察を理解すれば評価は変わるのかと考え、少しネット上で考察などを確認。
結局しっくりくる考察は無く、ほとんどが無理矢理過ぎるし、だから何?って考察ばかり。
難解と言われているが違う。そもそもあの内容に解なんて無いんだと思う。
まさにAIにジブリっぽい映画を作ってくれと頼んで作られた映画のよう。
不気味の谷の様な、気持ちの悪い違和感を覚える映画でした。
でもAIが作ったのだとしたら、かなり良い出来栄えだと思う。
自分は映画ミストのような胸糞系の映画も嫌いでは無いが、この映画はまた種類の違った胸糞系。
ここまで不快というか理解不能な新しい感覚を得る事が出来たという意味では記憶に残る特別な作品なのかもしれない。
もちろんそういった感覚だけを残し、映画の内容は映画館を出てから徐々に記憶から消えていった。
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