「主人公に関する考察」君たちはどう生きるか 流浪考察勢さんの映画レビュー(感想・評価)
主人公に関する考察
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裕福な家庭出身の主人公「眞人」は実母を戦争中に火事で失うというトラウマを抱え生きていて、新しい母(実母の妹)や生活に対して淡々な気持ちであり、アオサギに煽られた際に実力行使で排除しようとするほどのものであった。
しかし、眞人自身は誠実な性格をしていて、新しい母を自主的に助けにいこうとしたり(淡々と接していたことに対する罪悪感からかもしれませんが)、亡くなった捕食者であるペリカンを弔うほどのものだった。しかも継母を助けにいくときや大祖父の問いに対して葛藤が無い点もあり、主人公は「二面性」を保有している。
以上から、眞人はシン・エヴァやユアストーリーのような「現実を生きよ。」的な結論をもたらす人物ではなく、物語の中、イセカイの中においても「現実を生きている。」そのような人物だと言えるのではないのでしょうか。
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