「快楽殺熊」プロミスト・ランド Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
快楽殺熊
環境庁の通達が県の自然保護課に降りて、今年の熊狩りが禁止される中、豚箱入りをわかっていつつ狩りに出る若者の話。
マタギがどうの伝統がどうのと言っているけれど、車の中で信が言っていたことがド正論と思ったけれど、原作は40年前のものなんですね。現代劇で今更作られても…。
アイデンティティがどうのと言いたいのかも知れないけれど、もしかしたら2度と出来ないかも知れない熊撃ちを、どうしてもやりたくて迷惑をかえりみず我を通した勝手な若者にしかみえず。
強いて言うなら礼にあれだけ言って結局手のひら返した信の機微はいくらか考える余地はあるかもと思うけれど、結局お咎めは?
作中半分以上は会話もなく山を歩いたり熊を捜したり待ったりで、雰囲気作り込みでも半分の尺で充分な気がした。
コメントする