劇場版 緊急取調室 THE FINALのレビュー・感想・評価
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刑事ドラマのスケールじゃねぇ
2025年劇場鑑賞359本目。
エンドロール後映像無し。
入場で五十人くらい並んでたのでマジかキントリめっちゃ人気やん!と思ったら全員Nissyというアイドルのライブ映画のお客でした。面白くなってきたじゃなぁい!
例の不祥事の前の劇場版に向けて全話観ました
。何本あんだこれ、と思いましたが、思いのほか面白く、一気に見ることができました。今回の話がそのままだったとしたら、正直石丸幹二になって正解でした。市川猿之助だったら嘘くさすぎて全然違った印象になっていたと思います。
後半、なんかもう刑事ドラマでは見たことない爆発があって、西部警察でもここまではなかったぞ!
真相の後にどっちを選ぶのが正解か、本当に悩む展開になっていて、やっぱりキントリは面白いなあと思いました。
そして最後のシーン、これまでの十年近くの前フリがあってのあのシーン、思わず泣いてしまいました。この映画だけ見ても多分楽しめるとは思うのですが、ラストシーンはこれまで見てきたファンへのご褒美だと思います。
まさにFINAL
安定の面白さ!
破綻している。でも刺さる人には100点。
冷静に観るとかなり破茶滅茶である。だが、それを理由に一刀両断してしまうのは、少し雑だろう。なぜならこの映画は、論理や現実を描くことを最初から放棄したうえで、特定の感情層に向けて極めて精密に設計された「商品」だからだ。
25年前、目撃者もほぼおらず、事故の可能性も否定できず、物証は被害者の日記のみ。その日記も航行方針を巡る考え方の違いが書かれているだけで、事件性を立証するには到底足りない。これで自供だけを武器に総理大臣を追い詰める?しかも大規模災害が迫る最中に?現実の刑事実務、危機管理、政治判断のどれを取っても成立しない。これは取調べではなく、説話であり、説教である。
だが問題は、脚本家も制作陣も、そのことを十分承知している点だ。本作は「現実にあり得るか」ではなく、「真壁有希子が最後まで問い続けたか」に全てを賭けている。国家も制度も証拠も、ここでは舞台装置に過ぎない。総理大臣は個人に還元され、取調室は良心の象徴へと変換される。これはサスペンスではなく、寓話だ。
その結果、現実感覚や組織感覚を持つ観客には、キントリの面々が視野狭窄で自己中心的に映る。一方で、シリーズを10年以上見続け、真壁というキャラクターに情緒的投資をしてきた層には、これ以上ないカタルシスを提供する。論理を捨てた代わりに、感情の決着を完璧に付けにいった。
つまりこの映画は失敗作ではない。ただし、万人向けでもない。信用残高を使い切り、ターゲットを極限まで絞った結果、刺さる人には深く刺さり、降りられない人には耐え難い。そういう、いかにも現代日本ドラマらしい、割り切りの良い最終回である。
取り調べしている場合じゃないのでは?
長く続いたシリーズのラストを飾る本作。公開延期が続き、ようやく観ることができて嬉しい。お馴染みの出演者の、息の合った演技に、安心して観られる。娘役だった杉咲花さんの女優としての成長もあり、本作では活躍の場面が多いことも嬉しい。
最後の取り調べは総理大臣ということで、どんな政治の闇が暴かれるのかと思ったら、総理の若い頃の疑惑だった。真壁の夫が亡くなった時は警察組織の闇だったのに、今回はそれ?という感じ。その辺は製作者側が、政府に対して気を使ったのか?圧力がかかったのか?公開延期の裏側か? それこそキントリに明らかにしてほしい。
台風が直撃し、タンカー事故も発生という緊急事態の中で、若い頃の疑惑について取り調べをしている場合じゃない。総理の10分遅刻よりも問題であり、取り調べに関わった警察官全員の首が飛んでもおかしくない。出演者の演技が良いだけに、脚本が残念だった。
過去の過ちを、人はどう償うのか。嵐の取調室でキントリが導き出した「答え」
いや いや いや いや
緊張感と緊迫感がハンパない映画で面白かったですねぇ。テレビドラマのようにCMで途中、一息入れたかった位です。
序盤におおよそのストーリー展開は読めるのだけれど、そこはキントリの真骨頂、真壁は、春さんはどう追い詰めるのか?モツナベは何を見つけ出すのか?ましてや相手は現内閣総理大臣。
面白くなってきたじゃない!
12年に渡る実績とチームワークは安定感と信頼感がたっぷり。演技力抜群と言うより役柄に成り切っての迫力に喝采です。
静と動、微笑みと恫喝、個人と国家、メリハリと対極の妙と言いましょうか良かったです。
エンドロールで大杉蓮さんが思い出のシーンとして映し出されたのにはメンバー全員の思いが溢れていました。感動しました。
総理直轄の災害対応、防災の為の武器使用など難題に対する考え方を問いかけられるのがもう一つのテーマだと受け取りました。
脚本も良いが、チームを支えるバイプレイヤーが味噌
祟られているような映画で、2022年公開予定が安部元総理暗殺事件のあおりを受けて延期。2023年6月に延期された公開予定は総理大臣役の市川猿之助不祥事で再延期。観て分かったが総理大臣は本作の準主役みたいなものだから、公開を諦めても不思議はなかった。実際しばらく噂を聞かなったので諦めたかと思ったが、大幅な撮り直しを経て遂に公開。関係者の執念を感じる。予告編で天海祐希が言う「最後の悪あがきよ」はそこまでして公開にこぎつけたかった関係者の気持ちを代弁しているように聞こえた。
俺はドラマシリーズを観たことが無く、2023年公開直前に延期になったニュースでこの作品の存在を知った。そして本作がついに公開されることを知ってから、今秋の放送されたドラマを予習として初めて観た上で観賞。
【物語】
長内洋次郎(石丸幹二)は日本のケネディーとも呼ばれる、国民の人気が非情に高い内閣総理大臣。あるとき巨大台風が日本列島を襲う中、緊急対策閣議が開かれるが長内は10分遅刻する。 緊急を要する大事な会議に遅れたことを閣僚、マスコミから批判され、遅れた理由を詰問されるが、長内ははぐらかす。そんな中で長内は暴漢に襲撃される。
犯人はすぐに取り押さえられ、長内は無事だったが、テロ事件として緊急事案対応取調班(キントリ)が招集される。 犯人森下弘道(佐々木蔵之介)の取調べが開始されるが、森下は長内の10分の遅刻を批判するだけで動機を語らず、長内にしか話さないと長内との面会を要求し続ける。 取調べは難航するが、長内が閣議に遅れた空白の10分間と森下が何か関係していることを突き止める。
キントリは空白の10分、そして森下と長内の関係の謎を追い、やがて真相を究明すべく総理大臣を事情聴取すべく動き出す。
【感想】
面白かった。どうしても公開したかった気持ちが分かるような気がした。もちろん制作投資を無駄にしたくなかったという事情が一番だろうが、少しではない追加投資までしたのは、出来上がっていた作品に大きな自信が有ったからではないか。
最初から最後まで緊迫感が維持され、謎解きの展開も飽きさせず、2時間あっと言う間に過ぎた。
展開には意外性もある。「大人気で国民受けの良い政治家」が映画に登場したら、「真実は腹黒い、私利私欲の巨悪の人だった」という展開がお決まりだ。冒頭でそのような描写を観たときは、そういう展開を予想した。予告編を観ても、「“空白の10分”にどんな悪どいことが行われていたんだ?」が興味をそそる。 しかし、タネが明かされると拍子抜けする人も少なくないはず。 俺も一瞬そういう感覚に陥ったが、今作の主題は「どんな罪も、どんな人でも犯した罪は償うべき」であることを知ると、それでいいんだと理解。
そんな意外性も含めた筋書き・脚本も素晴らしいと思うが、やはり役者がいいんだと再認識。 主演の天海祐希も良いのだが、それ以上に脇を固めるバイプレイヤー達が素晴らしい。かつては大杉漣も出ていたそうだが、個性的なバイプレイヤーで構成されるチームの奏でるハーモニーが観客を引き付けるのだと今更ながら気が付いた。
冒頭に書いたとおり、俺はドラマ シーズン4までは全く見ていないので、配信なで過去作を見てみようかという気になった。
個人的にはドラマで充分(十分)です。
内閣vsキントリで宣伝文句としては、最高だが始まると?が多すぎる。佐々木蔵之介の出始めは、キレ感あってさすがと思ったがその後の展開がくすぶりまくりだった。総理大臣もかなり無理があり。キントリと内閣の言葉の接戦がみれるとおもったがぼやけてドラマよりわかりにくい。災害いらんかも、井上由美子の脚本だか期待外した。空白の十分なんかネタバレするとなんじやそれ!とおもってしまた。無理難題のエンタメ映画で終わった。ファイナルでなく続編希望。ブラックシャーマンといい勝負の映画でした。初日にいった期待してた映画だけに残念です。
肩書きだけが大きい映画
さもなくば誰がやる
ゴタゴタがあって劇場版は一体どうなるんだろうと思っていましたが、無事に公開まで辿り着けてくれて良かったなと思いました。
シーズン1のみの視聴なので、細かいところまでは分かりませんが大枠を知った状態での鑑賞。
TVドラマの映画化のスケールアップはあんましよろしくない方向に進みがちですが、今作は大災害を背景に描きつつも、メインは取調に重きを置いており、その上で災害と絡めるという上手い作りになっていたので、しっかりと楽しむことができました。
序盤は予告であった総理を殺そうとする男の取り調べから始まり、それに並行して台風の影響で四苦八苦している日本政府、今までにない措置を敢行した総理と多く描かれますが、徐々にそれらの要素が繋がり、取調室へと繋がっていく流れが面白かったです。
総理が会議に10分遅れてきたというところの空白の10分に焦点を当ててのストーリー展開が中々に妙で、散らばっていたピースがパチパチっとハマっていく瞬間が非常に気持ちいいです。
過去の出来事が現代に繋がっていき、総理とテロ犯との関係性を炙り出したり、取り調べで巧みに情報を聞き出したりと、室内シーンながら駆け巡るような展開の連続で非常にスリルがありましたし、その過去がヘビーな内容で、その過去をどう背負ったかによってその後の人生が変わるというのも面白い対比だったなと思いました。
最後の取り調べのシーンも緊迫感があって良かったです。
ここで総理を糾弾してしまうと、支持率の高い総理の信用が地に落ち、国民は政治を信用しなくなってしまうという国全体の危機感を感じるという壮大なものになっていて良かったですし、それでも正義を貫き、最後の判断は総理に託したキントリも凄いなと思いました。
割ととんでもスケールの災害のはずなんですが、描写的にはかなりあっさりになっていたので、艦隊が地上に激突するかも〜、それを自衛隊パワーで爆撃させてまえ〜ってそれだけで映画1本作れそうなんですが、被害もデカそうなのでそこんとこも見せ場に欲しかったなとは思ってしまいました。
救助隊の目線ももっとあればなとは思いましたが、そこまで求めるのは流石に贅沢かなとは思いました。
大団円とはいかずとも、泥臭くまっすぐな正義をやり遂げたキントリの面々が最高にかっこよかったです。
展開的にはまだまだシリーズを続けていけそうな作品ですが、10年強の歴史を潔く締めるというのもこれまたかっこいいと思います。
年末年始に差し掛かりますし、これを機にドラマシリーズを一気見するのもありだなと思った次第です。
イェ〜イ。
鑑賞日 12/26
鑑賞時間 12:05〜14:15
ちょっと無理ないか?
ストーリーとしては、面白いが、総理の取り調べには無理があるのでは?
性善説に立たなければ、たどりつけない結論にも無理があるか
大満足!キントリファイナル!
実は最近この映画の予告を見ていてテレビドラマの今シーズン後半から追っかけて見始めた。
とても私にははまった。
ええっ!!前から見てればよかったなと後悔しきり。
なんで見てなかったのかしら。
現在見逃し配信にて1シーズン目から配信されていて天海祐希演じる主人公のおかれた立場、このチームの関係性なりキャラクターなりを改めて深く知れることができ毎日どんどんはまっていくのでした。
なんと、10年も前からあったのに一度も見たことがなかったのでした。
この、特別な取調室での会話劇なのだが実に天海祐希は常に熱くて魅力ある警部補なのだ。時には暴走しかの上司でさえ止められない。この熱さがたまらなく好きです。うまいなぁ、演技。かっこいい。
その彼女をつかず離れず影から見守りチームを支える田中哲司がほんとに素敵だ。上司の鏡だ。
そしてどんなにか小日向さんて役者さんはほんとにマイルドなお声でキャラクターに沿った演技でこれもはまり。
どのひとも、そして大杉漣さんも欠けることはない魅力的な存在だ。
いろいろもうドラマではまってるので
お約束のチームの決め台詞、ルーティンもたまらん。
肝心の映画です。
ファイナルですからかなり大きな仕掛け。
取調室での、キントリメンバーと一癖ある容疑者との攻防
はやっぱり熱い。
前回の『爆弾』とのやりとりともちがう。
そしてキントリをフォローする捜査1の刑事たち、いつも嫌味ばかり言ってる副総監らをも、巻き込んで大きな敵に挑む。
いろいろ現実にあった事件などもよぎる。
途中でなんだかすでに涙がでてきた。
なに?終わるから?感極まってかな。
このチーム
ほんとに素敵じゃないか。
確かについ最近やっとシーズン1目を見ていた私には娘ちゃんが杉咲花ちゃんになっていたのは少し違和感がある。
りっぱな娘さんに成長して、、、これまた泣きそうよ。
いやいやいやいやいや、
私もみんなと円陣組んでウェーイと言いたい。
なんとか、公開までこぎつけてほんと良かったです。
おつかれさまでした。
もう一度集まってほしいなぁ
なかなかの緊張感
⭐︎3.7 / 5.0
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