しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 とべとべ手巻き寿司のレビュー・感想・評価
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物語都合で無垢の人を悪役にするのは……
しんちゃん映画としては楽しく拝見しました。
3Dも予告編で見たときの違和感は本編では感じなかったです。
3Dでやる意義はあまりなかった、とも思いますが。
SNS等でも語られていますが、非理谷さんの扱いがちょっとひどい。
何か悪いことをしたわけでもない無垢の人間が、物語の展開上追い込まれて、結果的に悪事を働き、そのまま名誉を回復せずに悪役になってしまうというのは釈然としません。細田守版「時をかける少女」の消火器の彼を思い出しました。ストーリー展開で存在が消される彼に比べれば、最後までで続ける非理谷さんのほうが救いはありますが、彼の不幸な境遇に対しても、序盤から最後まで「がんばれ」としか言えないのは、現在の余裕のない日本社会を反映してるのでしょうか?
あまりこのような展開をしんちゃん映画では見たくなかった。
テレチンポーテーション。
宇宙から白と黒、二つの光が降ってくる話。
黒い光はアイドルを応援するフリーター(非理谷充)へ命中、白い光はしんのすけへ命中、光が命中した事で不思議な力をもってしまったしんのすけとフリーター充のストーリー。
学生ぶりのクレヨンしんちゃん、正直観るつもりはなかったんですが、しんのすけ初の3DCGアニメ&好きな俳優松坂桃李さんが声優を担当してるとのことで鑑賞。
いゃあ~面白かったです!
クレヨンしんちゃん=子供のアニメとずっとスルーしてましたが次の新作映画やったら間違いなく観ますね!!
笑いの部分は子供だけでなく大人もちゃんと笑えます!家族連れのお父さんお母さん、おじいさんの笑い声も聞こえました。
「行きたい所を念じるの!」とエスパーの助手(女)、念じるしんのすけテレポーテーション先は助手の胸!には笑いました。
サザエさん、ドラえもん、クレヨンしんちゃんと歴史ある作品、久しぶりに観てやっぱ色々な方から愛されてる作品、キャラクターだなと思いましたし感じました!
松坂桃李さんも声優になると声が全然変わりますね~
うーん、予想通り
昨日、娘と鑑賞に行ってきました。
シリーズ初の3Dの謳い文句で嫌な予感はしていましたが案の定でした(笑)
昔、観た「妖怪ウォッチ」の実写とアニメの融合映画を観た時の衝撃と同じものを感じました。
目新しいことをして集客を増やしたかったのか、何か新しい3Dアニメの製作予定が有るのかは分からないですが、他の方も言われているように「クレしん」である必要はなかったのかな。
内容ですが、急な眠気に襲われ余り覚えてないんですが( ̄▽ ̄;)
父ちゃんのセリフの頑張っている人に「頑張れ」って言うのはどうなのかなぁ⁉️って思いました。
アレが「君は決して1人じゃない、人は独りでは生きられ無いのだから。だから投げるな、諦めるな、負けるな。」位だったら良かったかな。
もっと説教地味てますが(笑)
あっ、アクションシーンは良かったですよ。
雑に畳み過ぎてラストが酷かった…
この際しんちゃんだからストーリーラインがないのは良いとしよう。
ラストシーンが雑な上にあの応援の仕方、
流石に許せないわ…。
もっと時間かけてよかったでしょ…。
そこまで酷い話でもなく、
現実で虐げられて生きている非理谷が、
とんでもパワーを手に入れて暴走する話。
親は多忙で子供の頃から孤独。
肝心の親は離婚して再婚。
小中ではカツアゲされるし…。
そんな鬱的レベルな展開をしながら、
報復方法がかなり幼稚…というよりか…、
非理谷自身の優しさなり「憎しみ」というのが…。
やっている事自体は子供の癇癪と同じ。
規模感が器物破損に立て篭もりと法に触れるやつ…。
まぁガッツリアウトだけどね。
幼稚園破壊して逃亡するし…、
かすかべ防衛隊のメンタルは強いし…。
しんちゃんらしいギャグシーンを混ぜときながら、
あまりに前半2/3との天秤がラストシーンで取れていない。
すっかりギャグ路線で向かうから、
「大人向け…?だったっけこれ」と疑うレベル。
と思ったらトンデモ造形のでかいバケモン…。
子どもたちを泣かせる気だなこれ。
体内で起こるのは幼い非理谷としんちゃんの共闘シーン。
ところで、いいんだろうかこのシーン。
普通に中学生が幼稚園児殴っちゃうし、
子供向けだから血は出てないにしろかなり深手…。
んー、何を伝えたい。
このシーンで「子供の純真さに救われる展開」を見せたかったんだろうけど、
暴力に暴力で解決する、
「毒には毒を」戦法は良くなかったんじゃないかな…。
子どもたちに伝えたいのは暴力では無いだろう…。
まぁお決まりの展開になってるからなんとも言えないけど。
さて、問題はラストシーンだ。
「時間がない!」「伝えたいことは伝える!」と雑にした結果が、「頑張るしかないんだよ」という言葉。
しかもそれを「野原ひろし」に言わせたのが間違い。
無駄に名言っぽいことは言わせなくていいんだよ!
突然説教ぽいこと始める意味はないだろ。
非理谷は非理谷なりに頑張ってうまく行かなくて絶望してんのにさ…。
確かに頑張るしかないのは事実だけど、
時間が無いからって雑に応援させて感動の展開!
…みたいにするのは間違いすぎる。
過去のしんちゃんの映画みたいに無理矢理しようとして、
大人からしたら逆効果になってるのだが…。
この脚本とストーリーで大人、特に若い世代は響かないぞ?
現代社会の異常性を描きつつも、
それ自体もあまり活かせてないし…、
テーマがテーマなだけに、
全体のバランス自体は整えてほしかったかな…。
3Dにしたことによる良さはカメラワークぐらいかな?
わざわざ3Dにした意味は正直無い。
…色々勿体無いなぁ。
しんちゃんとしてではなく、
邦画のテーマとして別口で見たいかな。
取り敢えず楽しめるとは思うけど、
僕みたいに穿った見方すると最後のシーンが嫌いになりそう
ヌスットラダマス2世はあまり出た意味がない
クレヨンしんちゃんの劇場版
今回は初めての3DCGになっているが
作画に問題はないように思えた
ヌスットラダマスの予言の通り
2023年に空から光が降ってきて
しんのすけと非理谷が超能力を獲得する
非理谷は無駄にリアルなインセルっぽいし
「日本はお先真っ暗」という部分の話は
なんとなく現実に合わせているよう感じ
怪物になった非理谷もジョーカーっぽいし
復活したあとのデザインも禍々しいので
子ども向け映画っぽくなく感じる
推しのアイドルが結婚したことでショックを受けているが
アイドルと食事に行ったとかいうセリフがあり
アイドルファンだったら、こういうのはよくあることなのだろうか?
アイドルに詳しくないのでわからない
しかもそのアイドルは保育士だったらしく
それが原因で幼稚園を襲うことになる
ヌスットラダマス2世と名乗る男が
非理谷のパワーを利用しようとするが
パワーを増幅させて、非理谷を怪物にするための舞台装置にしかなっていない。
所長と友人だということもあって、存在自体が茶番になっている
カンタムロボを操ったときでの戦いはよかったと思うが
最後のほうのバトルが
トラウマと戦う感じなので
なんとなくグダグダな感じになってしまう
靴下を投げる部分はよかった
非理谷が最後にひろしに励まされるが
ひろしが人生の先輩っぽく話すがどちらも年齢が30代なので
なんとなく違和感があった
「昔の大人」と「現在の大人」との対比なのだろうか?
最後のエンドロールの入り方と
サンボマスターの歌でイイ話に強引に持っていかれた感じ
手巻き寿司については
あまりストーリーと関係ない
家族団欒の食事の象徴だったのだろうか?
ガンバレという応援歌?
この先の日本に絶望しかないかもしれないけど、頑張れば幸せになる。。
かもしれない。だからガンバレ。
というのはわかる。
ただそれ以上にこの作品、犯罪者に寄り添いすぎでは?
過去に辛いことがあった。いじめられた。今も生きるのが辛いから、
だから幼稚園に立てこもり小さな子に暴力をふるっても良い?許される?
友達の風間君たちが酷い目にあっているのに、しんちゃんは遊んでいるという認識?
ちょっと無理がある。遊んでいるんだと思い込もうとしているように見えてしまった。
最後は毎度おなじみのヒロシの靴下。
臭いのはヒロシが頑張って生きている毎日の積み重ね。現実の重さでもある。
、、というのはちょっと考えすぎ?
なんだかんだと色々さらっと許されておしまい。
記憶が無かったから良いの?
エンディングは良かったけど、ちょっと速かったので目で追うのが大変でした。
3Dだとしんちゃんの首がなくて肩の前に頭が乗っているので、ひどい猫背に見えてしまいました。
ストーリーが浅い
しんちゃんの初3D。
映像はすごく綺麗でした。
けれどもストーリーがイマイチでした。
しんのすけと若者とのシーンが終盤までないので、「仲間」「仲間」と連呼されても共感できない。
5歳児を虐める高校生というのも、子ども向けの作品としてどうかと思いました。
「頑張れ」「頑張れ」という励ましで締めるのもちょっと… 今どき子どもにも響かないのでは?と思いました。
笑いネタも自分のツボに合うのは少なかったです。
少しウルっとするシーンもあったのですが…
来年に期待します!
この国に明るい未来はない!
大人1人で鑑賞。大人だけで来てる方も多かったです。
クレしんの映画は当たりハズレが激しいので毎回観るか迷うんですが、今回は当たりの方で良いと思います。
参考までに個人的にハズレなクレしん映画は、金矛、3分ポッキリ、アミーゴ、カンフー、引っ越し、天カス、等々です。
アタリは、ヘンダーランド、暗黒タマタマ、ブタのヒヅメ、ジャングル、大人、戦国、ユメミー らへんです。
今回はかなり社会風刺が強めですね。
今作の悪役(みつる)は共働き世帯で寂しい子供時代を過ごし、同級生にいじめられ劣等感を持って育ち、両親は離婚、大人になって派遣社員をしながらアイドルヲタに。しかし心の支えだった推しが急に結婚&引退、さらには銀行強盗?の犯人に間違われ警察に追い回され…悪の心に支配されて、超能力を使って次々に事件を起こしてしまいます。
製作側の意図としては、共働き世帯や、離婚した片親の家庭を批判的に描きたい訳ではなく、明るい未来を描けない状況にしてしまった国や政治に対しての、全ての国民の悲痛な叫びを描きたいんだと思いました。
悪役たちの口から「見て見ぬふりして問題を後の世代に背負わせてきた」とか「経済は衰え、超高齢化、この国に明るい未来はない」といったようなセリフが多々出てきますが、私も一人の大人として、しんちゃんぐらいの子に「そんな事ないよ!日本の未来は明るいよ」と堂々と答えてあげられないかな…。
政治批判的なニュアンスや社会風刺をこの手のアニメに盛り込むと、賛否が分かれるのは当然わかっていたと思いますが、それでもあえて挑戦した製作陣の勇気を称えたいです。
確かにシビアな描写も多いですが、しんちゃんならではのギャグパートも勿論ありますし、ラストでは野原一家が充に手を差しのべて一緒に手巻き寿司を食べて、誰も置いていかない優しさが描かれています。
みつるは今までのクレしん映画の悪役の中でも一番可哀想な人間なので、救いがあって良かった。
「頑張れ!」のセリフは確かにちょっと違和感ありましたね。
あれに関しては、今の日本(政府)は弱者を切り捨てる一方なので、ひろし(一個人)の立場からは頑張れと言うぐらいしかしてあげられないっていう現実を表現したいのかなと思いました。
みつるの年齢設定が25歳ぐらいだったら「まだ若いから頑張れ」のセリフの違和感が多少軽減されたかも。
あと深キョンの曲のチョイスおもしろかったー。「いろいろ試したけど深キョンのこの曲が一番いい」ってなんかわかる気がする。
エンドロールは原作者の臼井先生へのリスペクトが感じられて良かったです。
★3.8
説教くさい
孫たちに連れられて出かけた。
大人目線で評価するのはおまたげないので、
この類の映画は孫たちが楽しかった〜♪と言ってくれれば満点。
だが、この映画では下の孫が途中から怖い〜!と言って泣き通し。
敵キャラのそれもさることながら幼稚園児を痛ぶる中高生?の図はいただけない。
上の孫は大丈夫そうだったので、星半分。
さらに大人目線でコメントさせてもらえれば、終盤は説教くささが鼻につく。
頑張れの連呼は時代錯誤も甚だしい。
悪いのは頑張れなかったいじめられっ子側ではない。
逃げて助けを求めても良いんだよ、というメッセージであって欲しかった。
子供向けとしては設定が相応しくなく、大人向けとしては浅すぎる。
どこに向けて制作したのだろう。
お姉さんのストッキングの電線が妙にマニアックだった。
そこから察するに大人向けなのだろうか。
しんちゃん映画は感動します!
テレビアニメ版の普段のおバカなしんちゃんももちろん良いけど、映画のクレヨンしんちゃんは感動作品が多い!
弱い人を助けるや、世界を救うしんちゃん。サポートするひまわり。それを応援するひろしとみさえ、と重要人物。今の世の中確かに暗い。だけど、クレヨンしんちゃんは笑いも感動も、希望も与えてくれる。
大人になった今もクレヨンしんちゃんは観ていたいです。
しんちゃんの映画としてはイマイチかな
最近このレビュー、点数付けられなくて困っています。
付けたくてつけてる訳では無いです。
ちょっと設定が難アリかなというふうに感じた
そして、ウトウトしてしまっていたからつまらなかったのかなと。
あの遊園地の場面の半分くらいは寝てました。あのね、ふたつの毒玉って……
何でも靴下で解決しようとするのは……
1番よかったのはオトナ帝国の逆襲の使い方だったからあれを超えるくらいの使い方じゃないとありきたりかな
ていうかヒロシ役の人ってふじわらさんじゃないんですね。知らなかった……
来年は恐竜らしいです。ドラえもんかよ
どんどんネタがなくなっていきますね
キミノヒトミニコイシテル
また色々とやってくれてます
深キョン 最高
ポインター号?
シンゴジラオマージュの春日部くん
仁義なき戦いな運動会放送
お子さんがバカ笑い出来る場面が薄かったな 残念
頑張るって余り好きじゃないけどラストの展開ではホロッときたな
ほぼ不安しかありませんでしたが
クレヨンしんちゃんの映画は、5年ほど前から毎回見ています
絵ならではのアニメーションとして、動きの面白さが楽しい作品だと思っています。
今回、3DCGって…、とほぼ不安しかありませんでしたが…。
映像面では、やはり3DCGには違和感がありました。
しんちゃんなど、頭身の低い子どものキャラはそんなに違和感はありませんでしたが、やはり大人の方は体つきや動きが微妙な気が…
また、体はいかにも3DCGなのに顔は2Dというのもなんだか…
子供にも分かりやすく、なじみのある顔にしているのだとは思いますが
あまりの違和感に最初はあまりストーリーが入ってこなかったのですが、しばらく見ているうちに慣れてきたのと、3DCGなのに顔は2Dというギャグだと思うようにしたのとで、中盤からはストーリーも入ってくるようになりました。
遊園地でのバトルシーンなどは、おバカでハチャメチャな設定やスピーディーでテンポの良い映像で十分楽しめました。
ストーリーとしては、ハチャメチャな超能力バトルという感じですが、敵キャラの充の設定が普通にリアルで、個人的には嫌いではありませんが、子供には難しいのではと。
今の日本の現状を批判したりなど共感する部分もありますが、しんちゃんを観に来る子供や親の層に響くのだろうかと。
大根仁監督が脚本も手掛けているようなので、監督のテイストなのでしょうか。
仲間を助ける為とはいえ普通にリアルないじめっ子とやり合うのを、頑張れと応援する場面も、ちょっとうーん…と。
このクレヨンしんちゃんという子供向けの作品で、子供同士で殴り合って相手を倒すという解決方法はいかがなものかと…
現実的にはやられたらやり返すしかないのかもしれませんが。
このあたりの場面では、客席の子どもが怖いなどと言っているのも聞こえましたし…
とはいえ、充の内面世界でのしんちゃんとのつながりにはぐっときましたし、孤独な子供時代に自分を認めて応援してくれる誰かがいれば、という部分も響きました。
最後も、今の社会の仕組みでは頑張っても報われないことが多い中、頑張れ頑張れ、と言ってるだけなのもどうなのかと…
この辺は、子供向け作品なので社会システムなどをどうこう言うのも難しいと思いますが、結構リアルに社会に対する批判的なセリフもあったので、それに対して最後は頑張れで収めるのか?と。
孤独で誰からも応援されたことのなかった充に、自分を認めて応援してくれる人ができた、という意味では良い終わり方だとは思いますが。
敵のビジュアルが「AKIRA」の鉄雄を連想させたり、ムー的な雑誌が出てきたり、そういう時代のテイストは嫌いではないです。
観る前は不安でしたが、後半は映像的にも楽しめて、ストーリーも響く部分があり、結構楽しめました。
エンドロールの構成も面白かったです。
内容がチープすぎる。
全体的にストーリーの詰めが甘い。
幼稚園で立てこもった時、なんで人質がいるところにガスを投げ込んだのか?
カンタムあんなに地下深くにあったのになんで戦いの場にひょいと出て来れたのか?
過去の出来事を書き換えるだけで根本的な解決になっているのか?
頑張れーーーーで困難に立ち向かえ!!って言いたいなら、コロナ禍で学んだ意味がないし、どうしようもできない時のメッセージじゃねえ。
食べる描写が雑だし、なんか美味しそうじゃない。ただ吸い込まれるだけ。
社会的描写が重すぎた。子供だったら映像が可愛いとか迫力で誤魔化せるけど、大人はそうもいかない。ストーリーで見てしまえばもう星は0.5なんだけど、しんちゃんが可愛いから2にしてるだけ。来年に期待したい。
しん次元、これは何かが違う
まず3DCGはよくも悪くもなかった。あえてこの映像を見せるならその理由となる何かが欲しい。
例えば、無声映画からトーキー映画に変わったなら俳優に雄弁に喋らせてBGMをかきならす、白黒映画からカラー映画に変わった時は派手な色の何かを出してくる。ウリを生かした何かが欲しい。
ではこの3DCG化したクレヨンしんちゃんはどのような効果があったのか。
強いて言うならあいつのキモさが強く出てきただけで、それは映画とどう関係があったのか……。
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敵役について。
「悪役にも悲しい過去があったんやで」というのを押し出すつもりなら、この悪役は徹頭徹尾に明らかに悲しい状態です。
社会的に悲惨な状態にあった悪役が しんちゃん達にボコられてさらに悪い方向にふっとんでいるだけです。
ラストにもうちょっと工夫を。例えばヌスちゃんの施設にいる人たちのリーダーになるとか、そういう何かがあればもうちょっと変わったかもしれない。
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タイトルの「何かが違う」は、悪い意味です。
少なくともこれまでのクレヨンしんちゃんに望んでいたような何かが見たかった。
今回は話がかみ砕けないままに おなかの中で見ている過去世界の重い鬱に引っ張られて爽快感がなかった、しかも長すぎた。
例えば、眠るたびに過去世界の夢を見て、それが実は……みたいな鬱画面を小出しする展開にするとか。何もできないけどいじめっこ三人組をこらしめる(もう普通に強盗で告訴するとかでいいんじゃね?)とか。そういう話なら爽快で終わったかもしれないのに。
無敵の人が社会的に問題を起こしたとしても、
その無敵の人にもそれをやるだけの理由があったんでごわす……、ってメッセージになっている気がする。
これまでの映画のように しんちゃんの言葉にはっとするような形式でならともかく、今回のようなこんなストレートに説教くさいクレヨンしんちゃん映画を見たかったわけではない。
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いいところ
・吉永せんせい、がんばった。
・弱者男性のひねくれかたが凄まじくリアル。それだけに改心コースまでの道が甘すぎる。
・カスカベ防衛隊のみんな、時間が短いながらも個性がでててよい。
・地下施設。あれだけすごい設備ならきっとすごいことをしてくれるという期待感があった。期待感だけはよかった。
・怪獣のキモさがすごくよい。子供向けではないが大人向けとしてあの造形はすごく良い。
・空気階段のふたり、声優としてすごくよい。
・サンボマスター。感無量。なにあの歌詞、あの声。心に響きまくる。良い。
・次回は3Dやめると決めたところ。よく決断してくれた。
ひとことReview!
兎にも角にも面白い!ツッコミ所満載のギャグや、ロボット・アニメーションになってしまう展開が実にイイ!大人にも響くメッセージ性も健在!3D描写もイイ!クレしん独特のハチャメチャな作りと、大根仁監督の「エンタテインメント」力が融合して、化学反応で見事に名作に昇華した一本。やはりこの映画シリーズは侮れない!
つか、これもタイムリープ!?!
子の幼なじみが毎日来る。
外は暑いし、出てけとも言いにくい。
毎日家の中で大騒ぎだ(°▽°)
子3人、共通してしんちゃんは見ているので、映画行こうと誘ってみた。
全然観たくなかったけどw
子らは盛り上がり
「行きたい!」と即答。
はい。じゃ。行きますか。ブーン。
いつもは朝イチ、レイトショーなどお得に観ているので、久々の正規価格での鑑賞にひるむ。。
しんちゃんを、
2000円で、
観る、
絶望感。。。w
プラス、ジュースジュースジュース。。
大根仁監督。
最近だと「エルピス」ですよね。
内容もキャストも好きなドラマでしたが、今回はしんちゃんですか!
振り幅よww
さて、
18時〜だったから?
私ら4人、ちびズ&ママさんの計7人。
「楽しくなっておしゃべりするかもしれません。注意するけど、うるさかったらごめんなさいね」と声をかける。
「うちも大きな声出しちゃうと思います」とママさん。
他に観客もいなかったし、
「うちは大丈夫ですので、楽しく観ましょ」と言って席に座り、
子らに「あんまりうるさくすんなよ」とクギをさす。
しかし、冒頭のチャリ疾走から皆な大盛り上がり!
スピード感のある臨場感抜群のシーンは私でもドキドキワクワクしました。
でも、平和なのはここまでで、以降は中々難しいテーマを組み込んでいました。
(筋はシンプルです)
今作のキーマンとなる非理谷(桃李君)は、幼少期にいじめ、親の離婚を経験し、大人になっても社会に適応出来ず、、、
推しの結婚で絶叫w
ひねくれ者となった彼は悪の力でエスパーとなり、自分の鬱屈とした感情から世界を滅ぼそうとする。
それを止めるべく、正義のエスパーしんちゃんが奮闘する。。というお話し。
エスパーしんちゃんが目玉焼きを浮かせていたのを見て「イノセンツ」じゃん!
まさか、熱々目玉焼きを、みさえ目掛けてベチン!!
なんて事はせずw
野原家は平和で良かったです♪
私はTVのしんちゃんも見た事がないので比較できませんが、本作は、若者の、
一般社会の一員になれない焦り、
将来に対する不安、家族愛、友情、
いじめ、親の離婚などなど、、
わりと社会派な内容でビックリ。
子供でも大丈夫かなと、少し不安になりましたが、、
子らは、バカバカしい所では笑い、敵キャラにはツッコミを入れ、しんちゃんを応援し、かなり面白そうでした。
後ろのちびズもずっと喋っていて楽しそうでした。
内容に関してはネガティブな意見もあるかと思いますが、子供はその年代なりに感じ、受け止め、受け取り、楽しめるんじゃないかと思いましたよ。
しんちゃんのストレートな言葉は胸に響きました。
しんちゃん。。「漢」だったw
しんちゃん家のような、家族一緒に笑って食卓を囲む。みんなで運動会の応援に行って盛り上がる。なんて、当たり前の光景も、実は今の日本では特別な事になっているのかもしれません。
そう考えるとちょっとホロリ。。
鑑賞後、子らの感想は
「エスパーになっても悪い事に使ったらダメ!」
「仲間は大切。いじめはダメ!」
「非理谷、きもかったけど、いじめられて辛かったからかわいそうだった」
「いじめられている人を見たら助けたい」
「しんちゃんが頑張っていてカッコよかった」
「フシギなパワーを手に入れたらみんなを楽しませたい」
「推しが結婚しても祝う」←爆(≧▽≦)
と、割と優等生的な事を申しておりましたw
でも3人とも1番笑ってたのは、、
「大根仁」監督の名前。。
「だいこんじん」ってなんだヨォ〜!!と笑い転げておりました('◉⌓◉’)
いや、あの、えっと。。。
はい、現場からは以上です!
見る家庭を選ぶ映画
素直に涙しましたし感動できましたが、改まって振り返ってみると何点かこれで良かったのかなと疑問が残りました。センシティブなテーマを取り扱ったと思います。
・大人から子供への暴行シーンが何度も登場
→いい歳をした大人が5歳児を殴るといったシーンが何度も登場します。実際の殴っているところは映されませんしコンクリートに叩きつけられてもバウンドして大怪我のないように描かれていますが...うちの子供達は呪術廻戦や進撃の巨人チェンソーマンでもっとすごい暴力シーンを観ているので大丈夫でしたが、それを避けてきた家庭にとってはどうだったのでしょう?そういうシーンを入れるべきではなかったのでは?と。
・ひとり親世帯・共働き世帯への配慮
→子供一人で家で留守番させるのに、お菓子や惣菜弁当「チンして食べてね」を置いておかれるといったシーンがあります。親として子供の面倒を見ていない(共働き世帯だから面倒を見られない)が故に、子供が孤独を感じている、といった、親への非難のメッセージを感じました。高校生になって両親それぞれに好きな人ができて離婚するといったシーンもありました。一人で留守番、両親の離婚。これらを経験している家庭が見た時に、親は自分が非難されているように感じるのではないか?子供は日頃感じているかもしれない孤独感を再認識させられるような描写であり、それは親のせいで、僕達が寂しいのはやっぱりお父さんお母さんのせいなのかと。あまりに無配慮なのではないか?と感じました。あれを見たひとり親家庭は「うちは離婚してないの?もしくは離婚したんだよね?」ってなるのでは?どうなんでしょう、彼らを非難する必要はあったのでしょうか?
・社会を憎み絶望し、落ちぶれた青年に「頑張れ」のメッセージ
→これは違うと思いました。今ある状況は君自身の努力不足の何者でもない。君が作り出した物であって社会のせいにして腐っていても仕方がない。もう30歳、良い大人なんだ。僕らは自分で自分を幸せにして、生きていかなくちゃいけない。社会に半分絶望しながらも日々必死に頑張っている充くんは、観ている保護者のメタファーですよね。「頑張れ」はないんじゃないですか?頑張っているんです。頑張って夏休みを子供達と過ごし映画館に連れて来ているんです。「共に頑張ろう!」等、親側の気持ちに寄り添うようなメッセージが欲しかったです。
子供達は楽しんでケラケラ笑いながら観ていました。大人も純粋に楽しめる、励まされる映画として、充くんはもっと深掘りされているべきだったと感じました。テーマが重めなのでどう収束させるんだろうと途中からヒヤヒヤしながら見ていました。惜しかったです。でも何も考えずに観るなら、素直に感動できました。
【”クレヨンしんちゃん”童夢&AKIRA"バージョン”金言が多数含まれた作品。ムネアツシーンも多くて、面白かったぞ!社会的弱者、苛め、両親の離婚という社会的テーマを軸にした作品でもある。】
ー 多分、この映画サイトで私のレビューを読んでくれている約3名のレビュアーさんは”あのオジサン、暑さにヤラレタらしい。”と思うであろう。
だが、私が今作をフライヤーもゲットして(今までは、スルーしていた。)鑑賞した理由は大根仁氏が、監督及び脚本も担当すると知ったからである。
大根仁氏監督作は、2作を除いて鑑賞しており、山下敦弘監督製作のエレファントカシマシのドキュメンタリー映画「the fighting men's chronicle」に出演した際に、エレカシへの熱い思いを語る姿や、他作品でもサブカルや社会的問題にテーマを絞ったスタイルが好みに合っていたためでもある。
■ある夜に宇宙から放たれた白い光がしんちゃんに当たり、しんちゃんは不思議なサイコキネシスパワーを得る。お尻に力を入れるとおもちゃが宙に浮かんだりするのだ。
一方、人生で良い事が無かった孤独な青年、非理谷充には黒い光が当たり、彼も魔力を得る。そして、彼は今まで自分を馬鹿にして来た社会に復讐を誓う。
◆感想
・序盤のしんちゃんとお母さんの追いかけっこからスピード感満載である。
ー そして、二人ともお尻が大きい。遺伝だろう。-
・予言者ヌスットラダマスが”天から暗黒の光と小さな光が降り、平和を乱す”と言っていた通り、非理谷充はしんちゃんが通う幼稚園のひまわり組に立てこもるのである。
ー ”予言者ヌスットラダマス”・・。可なり脱力する。そして、しんちゃんはテレポーテーションのスキルも手に入れるのだが、移動先はいつも直ぐそばにいるエスパー研究所のお姉さんの胸なのである。うーむ。幼稚園児ながら、自分の欲求に正直だなあ・・。-
・そして、しんちゃんは巨大化、怪物化した非理谷充の攻撃を受けながらも、家族とエスパー研究所の頼りない博士とお姉さんと戦うのである。
だが、巨大化、怪物化した非理谷充に呑み込まれたしんちゃんが暗黒の世界で観たモノ。それは幼い非理谷充が一人でTVを観る姿や、友達に苛められて居る姿、そして両親の離婚に直面している姿だった。-
■おバカな台詞が多い中、しんちゃんや両親が言う台詞がムネアツである。
・しんちゃんが、一人で寂しそうにTVを観る非理谷充が座るソファーの横に座り、一緒におやつを食べて会話したり、苛めっ子に対し”仲間を苛めるな!”と食らいつく姿など、しんちゃんは孤独な非理谷充を一生懸命励ますのである。
・今作は、社会的弱者、苛め、両親の離婚といった社会的テーマを、面白い台詞に絡めて描いているのである。
・しんちゃんの父も”未来は暗いかもしれないが、誰かを幸せにするために頑張れ!”と巨大化、怪物化した非理谷充に叫ぶのである。
・巨大化、怪物化した非理谷充を倒したモノがお父さんの超絶臭い靴下だったり、(家族の為に、一生懸命働いている証拠である。)今作ではしんちゃんの一家の何だかんだと言いながら、いつも一緒に食事をしたり(今作では手巻き寿司。)深い絆も描かれているのである。
ー 対照的なのは非理谷充の両親が、離婚前に用意した”誰も喋らない”暗い雰囲気での手巻き寿司のシーンである。
だが、倒された非理谷充は常人に戻り泣いて謝るも、親切なしんちゃんの両親の言葉で、一緒に手巻き寿司を食べるのである。-
<今作は、劇場内の子供達は燥いでいたが、(意外と多かった、カップルや年配のご夫婦。)オジサンとしては、結構ムネアツなシーンが多かった作品である。
このシリーズが、人気がある理由も良く分かったよ。>
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