「若者に未来はないのか。」しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 とべとべ手巻き寿司 あるん。さんの映画レビュー(感想・評価)
若者に未来はないのか。
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ギャクセンも薄いし、寒い。
あとしんちゃんにしては、かなり現実を突きつけられる内容だった。
ネガティブ?というのかダークというのか。
全体的にトーンも暗いし、これは見ていて辛かった。
子供たちに未来はない!って言い放つのはいいけど、それを覆すハッピーエンドが薄い。
今回の悪役の人は、恋人もおらず、子供の頃からいじめられっ子で、親が共働きで、一人ぼっち。今回はしんちゃんがいたから、少年期の記憶を変えることができたけど、
実際のこういう生い立ちの人間はそうはいかない。
エールを送るならば少し、ファンタジックにしすぎではないかと思った。
ひろしみたいな、家庭もあり、家も車もあり、定職のある人に、最後は頑張れと言われるだけ。
力強く何度も「頑張れ」と言おうと、中身は薄っぺらで、なんのエールもないのである。
やはり見下されているのだろうか。
この終わり方は、ハッピーエンドではなく、見捨てられたんでは?と感じてしまう。
結局、私たち若者は、見捨てられてしまったのか。
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