「日本人が、3DCGアニメを嫌いになったのは荒牧伸志のせいです。」ヨウゼン 病人28号さんの映画レビュー(感想・評価)
日本人が、3DCGアニメを嫌いになったのは荒牧伸志のせいです。
アップルシードとか、キャプテンハーロックとか原作ファンに喧嘩売っているとしか思えない、原作クラッシャーの荒牧伸志。ジェームス・キャメロンに、
貴方の映画に参加したい!
っと、娯楽映画の神様におめおめと、よく言えたもんだぜ?キャメロンはこう返答した。
いや、僕こそ君の映画に参加したいよ!
って、言われて喜んでいたけど、あなたーはー?リップサービスって、知っていますかー?
アクションシーンは、もう令和なのに、今どき、マトリックスのスローモーションを飽きずにやるな?マスかきお猿さんがぁー?
あぁ、毒を吐いてすっきりした。
さてさて、この映画の動員はコナンくんとは比べるのが哀れになるほど少なく、俺が見た回は俺一人だったw 客が一人も入らなかった映画って、上映はどうすると思います?
これはね、始まって10分経っても、誰も入らない映画は途中で上映を止めてしまうのですよ?
ナタも傑作だったんだけど、字幕の漢字が難しくて、ムー民だった俺ですら、ついていくのがやっとでした。
とっとと、命令を聞く太郎という意味の、
急急如律令!( きゅうきゅう、にょりつりょう と、読むんだYO!)
なんて台詞、オカルトマニアにしか分かりませんって?
今回のヨウゼンはそーゆー、難しい台詞は無く、吹き替えの役者も演じている人が、バンドマンなのかどうかも分からないけど、この映画にあっていたと思う。
あの、荒牧ハーロックに比べたら、もう、( キリがないので略 )
ヨウゼン達が乗る、ジェットエンジンがついた羽ばたく乗り物や、母艦などメカがいちいち格好いいのだ。鳥山明が描いたイラストみたいで見ていて飽きません。
ちょくちょく、動物に変幻するツインテールのおにゃの子が可愛い。ちょっと、本気で好きになりそうになった。萌え豚の気持ちが分かったような気がする。
認めたくないものだな?自分で気づかなかった萌え豚の遺伝子というものを。そして、ケモナーも好きだという呪わしい性癖を!?
荒牧伸志と違い、この監督は客観力があるために、3DCGでここまで、やったら気持ち悪くなるという匙加減が絶妙!いい意味で実写みたい!
ただ、個人的な好みだけど、イケメンって、3DCGにしても、つるんとしすぎで、見て面白くはないよね?
浪人みたいな剣豪とか、甲冑着たおっさん二人組とかの方が、顔のシワまでつるつる動いていて、見て飽きなかった。田亀源五郎画伯が描く、クマ系マッチョのようで、絵的に美しいのだよ?老け専にも満足のゆく仕上がりだ!
戦闘シーンも、殺陣もお見事だし、三味線...、じゃなくて琵琶を弾くと、弦からブーメランが飛び出す技が格好いい!戦闘シーンで、自分のスタンドを出すとことかも、何て厨二病をくすぐる映像なんだ!?
主人公、ヨウゼンの額の三つ目が開くシーンのラスボス感もいい!
おまけのシーンで、ある宿敵が登場するんだけど、この宿敵は、全世界で知られているのに、何故か、映像化されにくいんだよな?不思議だなぁ?
4DXでもないのに、立体的に見えるのが本当に不思議。キャメロンのアバターを超えています。今まで見た映画の中で、最高の映像です!
これだけ、面白い映画なのに、全く、見る人がいないのは悔しいなぁ?叶井俊太郎がご存命だったら、どんな手を使って宣伝したのだろうか?
騙されたと思って、見て欲しいです!絶対に損しないからさ?娯楽映画としては、格が違うハイレベルの映画です!見ろ!強い子のミロ!