「エルモみたいなハンドメイド・チャッキー(より100億倍かわいい)が暴れるハンドメイド映画の魔法は笑えて大いに楽しめた!」ベニー・ラブズ・ユー とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
エルモみたいなハンドメイド・チャッキー(より100億倍かわいい)が暴れるハンドメイド映画の魔法は笑えて大いに楽しめた!
よほど"殺人人形"モノ(ex.チャッキー)大好きなのか、執念のソロワーク。自主映画=お手製感満載の愛すべき面白さ! 楽しさ!! 映画作りの大変さと楽しさ、映画の醍醐味を感じられるような、しっかりと作り手の温度を感じる良作ホラーコメディだった。
主人公はもちろん(?)両親と同居する35歳独身男。この耳の付いたエルモみたいなキャラクターが暴れる殺人人形モノの系譜は、まずタイトルが出るまでの冒頭から掴みバッチリに最高だ。ここでいきなり大笑いしてしまった。そこからも基本的には楽しいのだけど、爆笑できるところと途中で明らかに中弛みする部分するもあり、その辺りの同一作品内で生まれちゃう凸凹とした温度差もまた自主映画らしい。最後まで意味不明な同僚のプリンス好き設定という、特に掘り下げなく意味のない薄っぺらキャラ設定・描写(肉付け)も然り。あと根拠なくモテる主人公?
他にも『ゴッドファーザー』『ロード・オブ・ザ・リング』そしてもちろん(?)『トイ・ストーリー』等が頭をよぎる瞬間があった。テーマとして一遍に"人形を大切にしないといけない"ということでも、逆に"人形という子供時代の象徴を大人になって超える通過儀礼"というわけでもなさそうで、そこもまたご愛嬌ということで。結果オーライ!楽しければ良し!!
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