「エンドロールは返したソフト?」よっす、おまたせ、じゃあまたね。 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
エンドロールは返したソフト?
静岡の実家で暮らす30歳ニートのちばしんと20年ぶりに東京からやってきた小学生の頃の親友が東京を目指して旅するロードムービー。
長い間借りていたというファミコンソフトを返しにきたながちんに連れ出され、ご飯を食べに行った流れから、自分は死んでいて一緒に死体を見に行って欲しいと言い出され、良く解らないままドライブになって行く。
会うのは15年ぶりぐらいとか言っていたけれど、チャラくなったながちんに一瞬気づかず振りまわされて、半分不貞腐れながら下北へ。
どこかでみたことある様な話しの積み重ねではあるけれど、突拍子もない話しだしなかなかユニークで面白い。
ただ、下北沢についてからはちょっと手数が多くてまどろっこしい感じも…一つ一つのエピソードは悪くないんだけどね。
それにちばしんの変化も急激過ぎてちょっと違和感があるし、コミカルさの増し方も空気感が追いついていない様な…。
楽しく面白く哀しく切なく、良い物語だったけど、もっとイケたんじゃないかと少々勿体なさを感じた。
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