映画レビュー
舐めてた人妻が特級弓手だった件
家族で訪れた別荘が武装集団に制圧されの妻と娘は人質に、夫は連れ去られた。生命の危機を感じた妻は特技のアーチェリーで反撃を開始する。
一人目の至近距離での胸への直撃によるほぼ即死は説得力があったが以降は屋内も屋外も同じような使い方で、もっとアーチェリーの特質を活かしたアクション演出ができなかったものか?
たとえば山なり弾道で壁の向こうの標的に当てるとか。
とはいえ、中世の弓兵と違い直射しかしない現代のアーチェリーに望むことではないのかもしれない。
急所以外に当たっても中々無力化できないのはリアリティを感じたが、一般人の主人公が初めから殺人に葛藤を感じていないように見えるのは違和感を感じた。
ストーリーは主人公夫婦の不仲の原因と和解にうやむやな感じがして少々納得がいかない。
アーチェリーは危険。
現代のavariceという単語は過度な欲望、という意味だがこんな単語は知らなかった。アーチェリーにこんなに強い殺傷能力があるとは驚いた。冒頭のシーンで引っかかっていたこと(=何故ああも簡単にドアを開けたのか)がすっきりして良かった。ストーリーが安直だが短いのでまあよしとする。
アーチェリーである意味
娘を守り、武装強盗に挑むアーチェリーチャンピオンの母を描く物語。
B級色の強いサスペンスアクション。B級映画に有り勝ちな、無駄に広げた設定はなく、プロットやストーリーはそれ程無理がない作品だったと思います。
幾つか雑な設定があるのはご愛嬌ですが、何より肝心のアーチェリーの使い方が勿体ない。
銃やマシンガン、ナイフに対してアーチェリーで対抗するのですから、「アーチェリーならでは」のシチュをどうやって作るのか・・・がこの映画の面白さに繋がったように思いますが、そのアイデアが「ほぼなし」というか、『考えてない』と言う感じ。
そもそも、冒頭での大会シーンも、手元と的を映すだけ。的を射貫くシーンを引いた映像で魅せれば、アーチェリーの迫力も現わせたように思われ、とても勿体なく感じました。
私的評価は極めて厳しめです。


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