最後まで行くのレビュー・感想・評価
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クズばっかり
韓国版は観ずに観賞しました。
岡田准一演ずる主人公工藤がオープニングから見事な小悪党で、まったく同情の余地がない…というのが、この映画全体に私をライドさせてくれた。
「大丈夫?」と主人公を心配してドキドキする感覚がある一方で「ざまーみろ」「バチが当たれ」という思いが並走する。
そう、この映画は、主人公が上手く行っても失敗しても、心のどこかでは快楽を感じることができるという万能装置。
そして登場する綾野剛演ずる矢崎がまた哀れな小悪党で、この二人がどんどんそもそも望んでもいない大事に巻き込まれていく。
「いかにも」すぎる演出が気になる箇所もあるけど、全体がコメディに寄り過ぎないバランスとの相性の良さで気にならないし、個人的にはこういう登場人物中の「クズ」率の高い映画は大好きなので、満足度は高め。
クライマックスの対決バトルシーンは、後半が要らなかったかな。室内だけで十分楽しめた。
そして、お涙エンディングかと思わせての「そうはさせるか!」ラストの気持ち良さ。
観客にちゃんと「よし、最後まで行け!」と思わせて終わる粋なエンディング。
出てくるほとんどが犯罪者で、起きているのはその騙し合いだし、暴力がかなり描かれるのに、結局気持ちよく劇場を後にできる。
役者陣もみんな良い芝居してました。
ヤバいヤバいヤバいヤバい!
最後まで行く、だって行くしかないから
2014年に韓国で上映され、その脚本の面白さによりいろんな国でリメイクされてるらしい同名原作の日本版
愛知県警マル暴だけどもまぁまぁ反社周りとのゴニョゴニョもあるっちゃあるもんだからドキドキしてる杉本哲太刑事と駿河太郎刑事の元に、県警本部バックオフィスの綾野剛監察官が事実確認にやって来る
そんな中、同僚マル暴の岡田准一刑事が、土砂降りの雨の中、道路に飛び出してきた若い男性を車でうっかり撥ねる
適当に上手いことやってきた人達ばかりの中、どうにも適当に上手いこと捌けないような事象が発生して、さぁ、そうなるとそれぞれのエゴが吹き出して全部が歪む、だからもう、フルスロットルで最後まで行くしかないだろ
こういう荒さをみんなで楽しめるといいよね
やはり、そこまで行く
韓国オリジナルを観てから…
日本がリメイクして上映中と知り、韓国オリジナルを観てみたら、オリジナルが良かったので、観てみました。
だいたい大筋は同じだけど、けっこうアレンジで変えてあります。
色々と分かりやすくなってたり、結末も変わってる…
韓国オリジナルの方が当然いいけど、がんばったリメイクだと思う。
日本リメイクは、かなり対決を全面に出してます。
綾野剛さんの演技が素晴らしくて、完全に主役を食ってたと思う。
この映画の真の主役は彼でしょう!!
普段は邦画を観ないので、バラエティのイメージしかなかったんだけど、こんなに演技が上手いとは!!
おみそれ、しました(笑)
ベスト・キャスティングでは?
加瀬亮さんが演じても合うだろうし面白そうだけど(笑)
韓国オリジナルを未観の方には、ぜひオリジナルも観てほしい。
僕は韓国オリジナルの方が好きです。
でも、コッチの日本リメイクも好きです。
もう1回観たい♪
韓国映画の強さ。
コメディーなんだよ🎵
2014年韓国映画のリメイク。
藤井監督だから観るよね。
今回初タッグの岡田君を迎え、藤井監督作品4作目の綾野剛君。
うん。もう、個人的に綾野剛君があまり好きではなく。。。
なんかさ、才能のある人の所に必ず顔出しててさ笑 演技もみなさん高評価多いですが、そこまで引っかからずに私はいてて。。
でもまぁ、藤井監督だから観るんですけど。
今回監督はぶっさんのようなカッコ悪い岡田君を撮りたかったと言ってましたね。
その為か、オリジナルよりわかりやすくドタバタ追い詰められていく岡田君の魅力の顔芸がふんだんに見られる訳ですがw
もう少し緩急が欲しかったかな。ブラックユーモアなので、顔芸、もっと抑えめでも良かったかもw
好きなんですけどねとても^ ^
一方で綾野君。
監督は狂った綾野剛を撮りたかったと。そこはお見事でした。初めて綾野君、良かったと思えました。表情や佇まいにハズレがなく矢崎として完璧でした。
オリジナルのチョ.ジヌンが顔面ツヤツヤで怖いのひと言でしたがw
リメイク版としての対になるキャラとしてはこれしかないのでは!という仕上がり!
期待を上回りましたね〜^ ^
ディスってすみません。
物語はクライムサスペンスなんですがかなりコメディ要素満載。ここを笑えるか否かで評価が分かれているのかな?
冒頭は工藤(岡田君)のターンから始まり。自業自得なんですが、もう一難去らないうちに又ニ難、三難に見舞われて追い詰められていく。行き当たりばったりでドタバタw
そして矢崎(綾野君)のターン。なるほど、こう繋がるのねと物語の全容が見えてくる。スピード感があって好きです。
脇を固める俳優陣も哲太さん、駿河太郎さん、広末さんと豪華な面々。
磯村君の勿体無い使い方!(本当に良い俳優さんになって来てて楽しみしかない。ビリーバーズなど、おや?って作品にも出てるしw 大好き!)
最近は老ぼれた役が続いた柄本さんもやはりこうでなくちゃ!のゲス親分、カッコよかったです。
低評価多いのかな?私はオリジナルより好きでした!
冒頭の雨、降らせすぎじゃね?と思うけども、
完璧に、マズい男vsヤバい男!!
ずっと力の入る映画
ヤッサイモッサイ
綾野剛最高
監察官役の綾野剛、素晴らしかった。
冒頭から追い詰められ続ける岡田演じる工藤だが、それを上回る追い詰められっぷりであることが露呈していくB面パートが爆笑しながらも痺れる展開。
特にキレそうになるとピクっとこめかみが痙攣するのが最高。嫁の陳腐な結婚式のスピーチを前日聞きながら、尾田からの挑発的なラインをやり取りするシーン、本作屈指の名シーンと認定。
ラストシーンは具体的には書かないが、最後まで行くというタイトル通りのオチで、そのロケーション含めとても美しくヒリヒリするラスト。クライムサスペンスでありながらコメディ要素も強く、それがこの規模の映画でうまくいっている。この監督只者ではない。
一部物語上のツッコミどころもあるので−1も期待以上の満足度、というか誰が見ても面白い映画になっているのが素晴らしい。
リメイク版としてのおもしろさ
マジで最後まで行ったったら行ったわ🦴
バランスがイマイチだったかな
本作「最後まで行く」は藤井道人監督の作品となりますが、藤井監督の作品と言うと、つい先月「ヴィレッジ」を観たばかり。また藤井監督と綾野剛と言えば、「ヤクザと家族 The Family」(2021年公開)でタッグを組んだことが記憶に残る二人。さらに2020年の日本アカデミー賞最優秀作品賞などを獲得した「新聞記者」(2019年公開)も大変印象に残る作品でした。
以上、藤井監督の作品を過去に3本観て来た訳ですが、それらと比較すると、本作はかなり味付けが違うというか、趣の異なる作品でした。どの辺が違うのかと言えば、韓国映画をリメイクした作品であるということも影響しているものと思うのですが、以前観た3本は、主人公と社会の繋がりとか関係性にスポットを当てていて、結構社会性を持った作品という印象でした。しかし本作は、徹底した娯楽作品として創られていて、この点で大きな相違があったように感じました。しかも、岡田准一演ずる主役の工藤と綾野剛演ずる準主役の矢崎の二人は、二人とも警察官でありながら悪党であり、その他の登場人物も殆どがエゴと強欲を丸出しにした悪党ばかりで、その悪党同士がどう他の悪党を蹴落として利益を得てやろうかという化かし合いを描いている話だったので、これまで観た藤井作品の流れを期待していた私としては、かなり期待とは異なる内容でした。
また、岡田准一と言えば「ヘルドッグス」(2022年公開)で魅せた秀逸な格闘術の持ち主であり、本作でも刑事役を演じてそれなりに格闘シーンがあるにも関わらず、そうした技はほぼ封印されていたところも意外なところでした。まあいろんな性格や背景を持った登場人物になりきるのが役者の仕事であり、作品ごとに異なる演技をして当然なのですが、自分の運転する車で人を轢いてしまったことに端を発して、常に何かに追われてオドオドしている岡田准一の姿は、ここ最近ではあまり見掛けないものだったように思います。
このように、こちらの勝手な先入観とはかなり食い違う作品だったことで面食らう部分もありましたが、ストーリー的には結構面白い部分もありました。特に後半になって一旦時計の針を巻き戻し、別アングルで物語を再生して観客に答え合わせを提供したところは、非常に良かったと思います。また、主役・準主役の二人以外の出演者も、柄本明や広末涼子、磯村勇斗、駿河太郎、杉本哲太ら実力派がいい演技を魅せてくれたので、その点でも満足の行くものでした。特に主要な登場人物では唯一普通の人、しかも可哀想な人を演じた広末涼子が演じた工藤の妻には、心底同情してしまうほど上手な演技でした(笑)
ただ難を挙げれば、綾野剛演ずる矢崎が、大爆発して池に沈んだ車に乗っていたのに死んでいなかったりするなど、余りに不死身過ぎて、いくらなんでも不自然だったように思いました。別に映画だからいいじゃないかという話もない訳ではありませんが、もう少し爆発の度合いを調整するなど、バランスを取った方が納得感があったように感じられたところです。また工藤夫婦が離婚を決意し、妻(広末涼子)は街を離れると言い、夫(岡田准一)は街に残ることになり、夫は財宝を奪いに行く訳ですが、結果財宝奪取に失敗した後に妻に復縁を迫る下りは、余りに自己中過ぎてちょっと後味悪かったです。まあその後にゾンビ矢崎が再度登場してエンディングを迎えるので、最早後味も何もないという感じもしましたが。。。
そんな訳で、事前の先入観を差し引いて純粋に本作を観ても、バランスがイマイチしっくり来ない展開だったように感じたので、評価は★2とします。
熱演
韓国版を以前観て、面白かったが最後はどうなったっけ?と記憶が曖昧。日本版を観る前にオサライをしての鑑賞。
多少設定が違ったり、韓国と日本のお葬式の違いとかはやはりあるが、強烈な印象のシーンなどはそのままあるのは嬉しい。矢崎と尾田の経緯が描かれていたのはとてもわかりやすくて良かった。
何より、岡田准一と綾野剛、悪い刑事っぷりが流石!期待通り👏👏特にラストの綾野剛のこわ〜い笑顔、すごいっ。オリジナルとは違うラストもなかなか良かった。
でもあの終わり方、続編あり?矢崎が言う通り手を組んで柄本明演じるいちばんの悪党に仕返しする、てのはどう?なんて思ってしまったのは私だけ?
今回、最後列のど真ん中ゲット、ラッキー!と喜んでいたのだが、前に座られていた2人のおばさま方(私もおばさんですが)が本編始まってもお話しされていて、ネタバレではないけれど、どうした?こうした?あれは?と、、、ウーン。注意する勇気がないんだから文句を言う資格はないが、人のフリ見て我がフリ直せ、自分が人と行く時は気をつけよう。まあ、映画は1人が多いけど!
その方々、エンドロールすぐに帰られたので、オマケは観れず。残念でしたね!
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