最後まで行くのレビュー・感想・評価
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似た者同士の「追っかけっこ」。
現場叩き上げの苦労人工藤刑事と、出世街道まっしぐらのエリート矢崎監察官の対照的な二人の対決が面白い。最初の方は、工藤の警察官にあるまじき無茶苦茶な行動がスリル満点に、見る者を画面に引き付ける。人をはねて殺しておいて、トランクに入れて逃げ去るなんて面白過ぎる。一度間違えると、どんどん悪いことが連鎖していくのはよくあるパターンだ。ドタバタぶりを笑いながら見ていると、途中から脅迫者の出現で一転して怖い展開になる。そのあたりから、工藤も矢崎も警察官なのに何をやっているんだろうと頭が混乱する。警察官というのは、表向き正義の仮面をつけているが、本心は欲にまみれた人間に過ぎないということか。
二人とも何かに追い詰められて「異常」になっている。本心ではなく、やむを得ず大きな力に圧力を受けてそうなっているように見える。二人ともタイプは違うが、似たような状況になって同じようなハチャメチャな行動をとっている。似た者同士が追っかけっこをして、最後には同士の様に見えてくる。話は複雑に入り組んだりするが、この似た者同士の追っかけっこがこの作品の面白さの様に思う。岡田准一と綾野剛が「異常」な警察官を好演した。
綾野剛完全復活
エンタメとして見るなら楽しめます
コミカル寄りのサスペンス映画
窮地に陥りもがく男達
リメイク元の韓国映画を観るとネタバレになるらしいので、未視聴の状態で「最後まで行く」を鑑賞。
ワルは本人も周囲もとことんワルというキャラクター付け、登場人物達の利己的なまでの執念とタガが外れた報復意識の激しさに、韓国バイオレンスアクション映画のDNAを感じた。前半の工藤のパートはコント仕立てかと見紛うくらい事態がどんどんドツボにハマっていくが、並行して動いていた矢崎のターンに視点が代わると、ぐっと緊張感が増す。
アクションは映画「ヘルドッグス」の時のような華麗な体さばきはないが、体重を感じさせる泥臭い動きが続く運動量の多いタイプのアクション。野暮ったさや汚れることから生まれるリアリティを追求する制作陣の熱を感じた。
時にアクション、時に対話で交錯しながら、一つの執念に対して異なる雰囲気を持つキャラクターを貫き続けた工藤・岡田准一さんと矢崎・綾野剛さんの怪演が光っていた。
珍しい日本映画のリメイク成功例?
岡田准一×綾野剛
最後まで楽しめた
そうきたか! 綾野剛!
汚れ役 ドップリの岡田准一も さすがですが なんといっても サイコパス的な綾野剛
恐ろしい!
冷たい銀縁メガネの奥に 蛇みたいな 冷たい瞳 まさに綾野剛しか できません!
次は? 次は? 展開が早く あっという間に 2時間の上映時間。
久しぶりに ハラハラ ドキドキ させてくれました!
最近 若い主役の映画ばかりで 辟易してましたが こんなの観たかったんです!
配役で勝ち
「最後まで行く」ではなく「最後まで行こう」だった。
「最後まで行く」ではなく「最後まで行こう」だった。
韓国のオリジナル版とは趣向を変えてコメディに振ったのは、正解!岡田准一演じる追い込まれる男のコミカルさったらほんとうに笑えるし、笑わせにきててちゃんと面白いのは流石。
対して、綾野剛演じる追い込む男。彼が登場してからさらに面白さが増す。キャラ設定、おもしろい…。
地獄から"人生の墓場"への破滅の道をとことん見せられ、とてもハラハラして楽しめました。
ただ、オリジナルと比べずにはいられなくて。やはりあの狂気と衝撃の展開には及ばなかったかと…。
特にクライマックスの格闘シーンと結末については、演出含めかなり違うので、日本版も面白いけど、これは最後まで行ってはないなぁというのが正直な感想です。(ネタバレになるので詳しくは書きませんが)
ただ笑ったし、不謹慎シチュエーションオンパレードですご〜く面白かったです。
お気に入り★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ ★★★★★★★☆☆☆
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