最後まで行くのレビュー・感想・評価
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邦画も韓国映画もまだまだ捨てたもんじゃないね
2023年映画館鑑賞31作品目
6月11日(日)イオンシネマ新利府
6ミタ0円
韓国映画のリメイク
中国やフランスでもリメイクされた
いずれも未鑑賞
監督と脚本は『新聞記者』『宇宙でいちばんあかるい屋根』『ヤクザと家族 The Family』『余命10年』の藤井道人
脚本は他に『SHINOBI』『22年目の告白 私が殺人犯です』の平田研也
オリジナル脚本は『トンネル 闇に鎖(とざ)された男』のキム・ソンフン
危篤の母が入院する病院に車で向かう途中で突然飛び出した若い男を轢いてしまう工藤祐司刑事
逮捕されたくない祐司は死体をトランクに詰め込み病院に向かった
ピンチピンチの連続でハラハラドキドキ
しまいには亡くなった母の棺桶の中に男の死体を入れる裏技まで披露
轢いた瞬間を目撃した謎の人物に脅迫されるも男を殺した真犯人はこいつだった
目当ては寺に眠る大量の札束の山
娘まで誘拐された祐司はヤクザからもらった時限爆弾を持ち救出に向かう
危機一髪に慌てる表情の岡田が面白い
終盤特殊メイクかもしれないか顔面が満身創痍になってしまった綾野剛が面白い
トムとジェリーかルパン三世のようなラスト好き
配役
埃原警察署刑事課の刑事の工藤祐司に岡田准一
祐司の妻(別居中)の工藤美沙子に広末涼子
祐司の上司(刑事課長)の淡島幹雄に杉本哲太
祐司の同僚刑事の久我山太地に駿河太郎
祐司の同僚刑事の松田優生に黒羽麻璃央
祐司の同僚刑事の川上昌平に駒木根隆介
埃原警察署署長に諏訪太朗
交通課の梶征士に山中崇
県警本部監察課の矢崎貴之に綾野剛
県警本部長の植松に千葉哲也
植松県警本部長の娘で矢崎の婚約者の植松由紀子に山田真歩
祐司に撥ねられたチンピラの尾田創に磯村勇斗
尾田の仲間の岸谷真由子に清水くるみ
暴力団仙葉組組長の仙葉泰に柄本明
いやぁーそりゃないでしょう
タイトルのとおり、そりゃないでしょう。
いくらなんでも不死身すぎる。
役のためのメイクなのかもしれないけど、広末涼子の劣化も著しくて、最近の不倫スキャンダル見ても「なんであんな、、」と思ってしまったり。
一重に岡田くん、綾野剛の演技力というか人間から出てくる魅力が映画を成り立たせてる感じ。
最後もよく分からない終わり方で、その後どうなったんよ!?っていう感想。
うーむ。正直ストーリーは微妙。
この映画、笑っていいのか?
原作未鑑賞。
雨の夜警官が人を轢いてしまった。
死体を隠し業務に戻るも「お前人を殺しただろ」と謎の人物からの電話。
死体を隠し通し、謎の男から逃げ切れるか…?!
原作未鑑賞だから何とも言えないけど
韓国映画のリメイクってチープで外れるイメージ強いのに、むしろこっちの方が面白いんじゃないと感じた??
終始無理やりだろwwwwって突っ込みたくなるけどそれが快感に変わる。
岡田君の小汚い警官も、綾野剛の知的なのに暴力性の高い内部警官役が合い過ぎ。
体格差もあいまっていいコンビみたいだった。
死体隠し大喜利が面白過ぎて”ククク”レベルの笑いじゃ収まらないし、
サスペンスなのか不安になるほど顔芸のクオリティが高い(笑)
笑っていいのか、大真面目なのか境目くらいでちょうどいい…
オチ?というか物語の核心は意外とあっさりだし
大きくネタバラシされても驚きが薄いからいわゆる”どんでん返し映画”ではないのかな?
けどエンドロール途中にとあるシーンが入るから見逃さない方がいいかな一応。
いや~~まさに最後まで行ききってた作品。地獄まで一緒だね♥
山田真歩のキャスティングは最高
藤井道人監督とは相性いまいち。テーマは興味深くても演出が雑な印象なのだ。今作は韓国映画のリメイクとあって藤井作品としては観たなかで一番おもしろかった。岡田君も綾野剛も血まみれ汗まみれ泥まみれで汚れ役を奮闘していたし、次々と直面するスリルある展開も概ね楽しめた。ただ、話にチグハグ感やリアリティなさすぎな部分があり、演出の雑さ・凡庸さが気になってしまった。
そもそも工藤がどんなキャラなのかよくわからず。刑事として優秀でもなく悪徳でもない間抜けにしか見えず…。ボンクラ設定でもいいけど岡田君の顔面力とは違和感がありすぎる。爆発・水没でなんで矢崎が生きてたのかとか、どっかで聞いたような砂漠のトカゲの話をいかにもな柄本明が語るとか、娘があんな事件に巻き込まれながら妻は工藤の電話でヨリを戻してもいいとか…。ここはこーゆーシーンだよね、みたいなありきたりな演出が多く、捻りがなく練られていない感じ。ラストは悪くないけど、あれどうなった?なモヤモヤも残った。
個人的には、綾野剛が片腕ちぎれた状態で岡田を追いかけ、柄本明を溜め込んでた銃火器で二人でぶっ殺し札束ごと火葬、熟女感に溢れていた広末は実は岡田を裏切ってシェフと不倫中ということにしてほしかった。
原作作品の良さを活かしつつ、藤井作品としての独創性をしっかり際立たせた一作
藤井道人監督がインタビューで表現しているように、岡田准一のキュートさ、綾野剛のクレイジーさが終始物語を牽引しています。
加えて最近ますます活躍が際立っている柄本明も、近作の印象から絶対何か企んでいそうな不穏さを終始漂わせており、こちらも俳優としての円熟ぶり、底知れなさを見せてくれます。岡田准一の妻を演じる広末涼子の人生に疲れた感じも、最初は広末涼子と分からないほど真に迫っていて、こちらもまた派手さはなくとも見事な演技です(雑誌「スクリーン」の藤井監督インタビュー記事で広末涼子に言及した箇所は、ちょっと笑える誤字がある上、現時点で読むと色々考えさせられる内容も含んでいて、これもまた印象深い…)。
2014年公開のオリジナルの韓国版は、脚本の巧みさと疾走感が素晴らしかったけど(そのためフィリピンなど様々な国でリメイクされた)、本作は藤井監督独自の場面転換と人物造形の掘り下げなど大胆に手を加えており、単なるリメイク作品という枠を超えて、一つの映画作品として高い完成度と独創性を獲得するに至っています。
前半は岡田准一扮する刑事工藤が、次々に襲いかかる難局にどう対処するかを、ちょっとコミカルに見せる面白さがあったんだけど、後半はやや設定が現実離れしてきて、こうした切り抜けのスリリングさがやや減じたところだけが少し残念でした。
とはいえそんな気になる要素は全体から見るとほんのごくわずかで、トカゲに関するある挿話とそれと連動したクライマックスの描写など、まさに最後まで楽しませてくれる一作でした!
ヤバいふたりのノンストップ追いかけっこ。
この前ヴィレッジ見たばっかりだったから、藤井監督続いてるなと思いつつ。藤井監督、いろんなジャンルで作る監督だから新作はどんなのかなっていう楽しみがある。
今回はちょっと頭のネジがいくつかとんでる男2人の追いかけっこの話。面白かった。
番宣のテレビか何かで、最近のイメージとは違うちょっとポップな岡田さんが見れるっていう話を監督がされてたのを見たけど、まさに。なんか新鮮で良かった。
後半の矢崎の視点から種明かしされていく展開以降、矢崎のヤバさが明らかになって映画のキャッチコピーに納得させられ、まさにタイトル通り2人が最後まで行く、その伏線回収も気持ちよかった。
んな訳ないやろって突っ込みつつも、展開が面白くて気がつけば最後まで見入ってしまってた。
綾野剛はやっぱり名優やなー!
散々、予告を見せられた本作!
まー抑えておこうかな、と軽い気持ちで観てきました。
結論から言うと、あまり韓国映画と邦画は親和性が良くないかもしれません。特に本作のようなドタバタ劇では。(社会ルールなどの面で破綻しやすい。)
なんとなくですが、元映画を忠実に再現したかったのかなと思いました。
主演の綾野剛はさすがのサイコ演技(チック笑)ですし、磯村勇斗も相変わらずの安定感です!
ただ……主役の岡田准一と広末涼子が個人的に“ハナにつく”…。
適役が絶対他にいると思いました。(私が好きな作品、「来る」のタイプのだらしない役というか、無骨な雰囲気の役であれば岡田准一で良いんですが…(*´Д`)広末は言わずもがな、幸が薄いバカ女にしか見えないのはなんなんだろう…?柘榴坂では、割と良かった印象だったのですが。)
ストーリーも、韓国映画のバックリ大雑把な展開を、ママ真似するのではなく、ある程度日本風に再構築すれば良かったのですが。
とはいえ、日本映画の名優が多数出演している本作!是非、映画館でご観賞下さい♪
「やっべ~ぇ」の連続
ユナイテッドシネマ浦和にて鑑賞。
ひとつの事故から始まって、次から次へと色んな事が起こる楽しいノンストップ娯楽作。
なかなか楽しかった!
冒頭すぐに岡田准一が言う「やっべ~ぇ」ドラマが盛りだくさん…(笑)
土砂降りの雨の中で交通事故を起こした刑事(岡田准一)は死体をトランクに詰め込むのは予告編で見ていたが、「飲酒運転」&「交通事故での人殺し」&「死体をトランク搭載」…こりゃ、「やっべ~ぇ」(笑)
そのヤバい刑事に近づくエリート監察官=綾野剛が、これまた「やっべ~ぇ」(笑)
とっても楽しいエピソード盛りだくさんなので物語を詳細記載しないが、藤井道人監督の手腕光る語り口の上手さ。
しかし、「あれ?なんでこの人生きてるの?」とか「終わったと思ったが、なかなか終わらない」というのはご愛敬。
<映倫No.123316>
台詞無用
この映画に台詞は無用だったと思います。
カメラは徹底して岡田准一演じる主人公目線で捉え続ける一人称ドラマ、而も一刻も観客を冷静な気持ちにさせない恐怖と危機が主人公を襲い続ける、ノンストップ・ジェットコースタームービーです。観終えた後に冷静に鑑みると、辻褄の合わない、非論理的な出来事やシチュエーションばかりですが、息を継がせず次々とヤマ場からヤマ場へ導いていくので、観賞中は全く気付きません。
一方、途絶えることない恐怖と危機に晒される主人公の心情は、その時々のBGMが鮮やかに描き出していました。巻頭からずっと暫くの間は不安と絶望に苛まれていることを実感させ、中盤の姑息な隠蔽工作を施すごとに狡猾な安堵感が漂い始め、それが徐々にどす黒い自信と自己顕示に移り変わり、ラストには濃密な緊迫と極限の恐怖、そして強烈な闘争心に変わっていく、その目に見えない主人公の心象風景が、台詞ではなくBGMにより、観客は主人公に同化して感情を激しく揺さぶられていきます。音楽の効果をこれほど見事に、心の波打つ状況にシンクロさせる手腕と技量には、ただ敬服します。
その上、多くの映像はローアングルの手持ちカメラにより描かれます。更にしきりに揺れる寄せカット、而も長回しは殆どなく、短いカットを細かくつなぐことで観客を威圧し恫喝し続け、主人公の視線が定まらない心情と動き回る目線に、自然に同一視させていきます。決して等閑視させません。
また敵を演じた綾野剛の無表情の平板な顔つきは、底知れぬ無気味さと恐怖感を煽ります。その冷酷な傍若無人ぶりは、私には、『ブラック・レイン (Black Rain)』(1989年)で松田優作が演じた殺し屋・佐藤を彷彿させました、
ただ綾野剛が主人公を狙う事情背景が、主人公目線から離れた独立したシーンとして延々と挿入されますが、この長々と描かれるシーンは、私は不要であり、寧ろ逆効果だと思います。とにかく訳も分からず執念深く憎悪に満ちて冷酷に襲い続ける、それだけで十分であり、その人物像や人間関係を詳細に描くと、観客が変に客観的に冷静に観るようになり、折角の一気呵成に進むテンポが崩れてしまったと思います。
スティーヴン・スピルバーグの実質的デビュー作にて上質のサスペンス『激突!(Duel)』(1972年)のタンクローリー運転手のように、その正体や襲う理由が分からないままドラマが進むことが観客には恐怖であり、スクリーンを凝視し続けざるを得なくなると思います。
尚、本作の希少な点は、登場人物が悉く悪人であることです。巨悪、小悪人、偏執的犯罪者、確信犯、出来心等など区々ですが、これほど人っ子一人同情することのないシナリオ設定も見事だと思います。唯一の善人のように見える、広末涼子演じる主人公の妻も、己のエゴを押し付けるという点で、堂々たる悪人でしょう。世の中、悪党だらけで成り立っていて、その悪党同士の微妙なバランスが少し崩れるだけで、一気にカタストロフィーに化してしまうという、一種のメタファーという側面も本作は有しているのでしょう。
ともかく本作には、伏線も、ストーリーの仕掛けも一切ありません。寧ろそのような小細工は一切不要であり、観客は、ただひたすらに主人公と同一目線で、スクリーンに身をゆだねていけばよいのだと思います。
ただラストが完全にマンガに堕してしまったのは痛恨の極みです。
最後の最後に最後は?
悪いやつだと思ってたやつが、ホントは悪いやつでは無く。
綾野剛の異質感半端ないインテリジェンスと狂気を目としぐさで演じきるところは、この映画の要となっていました。結局のところのラスボスは納得ですが、ラストのストーリー展開に少々物足りなさを感じました。
ぶっ跳んでる...
下っ端刑事(岡田准一)があれやこれやの事件に巻き込まれていきます。そして最後までしつこくバトルは続く。全編を通すと善人はほとんどいない映画です。見終わっても爽快感はない(なので評価は減点0.5)ですが、しかしながら、見て損したとは思いません。
主人公が人身事故を起こす最初の入りの部分、頻繁な自分への電話、イヤな時に鳴る死体の電話、結婚式の時の手形、時間経過表現など小道具の使い方が非常に上手い。この映画を見たら多分電話の音が嫌いになります。電話が鳴るとドキッとしますよ。そういう強い印象を残したという点で、まずまずの佳作です。なお、PG12とかじゃないけれど、私は小さな子供と一緒に見たいとは思わないです。
演出と演技に鳥肌が立つ
久々に尖っていてゾクゾクする作品だった。
何度もリメイクされていて、話の面白さは一定担保されているが、俳優と演出により、その面白さを助長していた。
普段はかっこいい岡田くんが冒頭からダメ男を自然に演じるとともに、前半の緊張感とゆるさが混ざり合い、エンタメとして楽しむ感覚が印象づけられる。
そこからの後半、一気にシリアス要素が増し、それを綾野剛が表現している。極端とも言える演技は、真面目にやったらマイナスだが、この作品ではその狂気さにゾクゾクさせられた。
その2人を映す様々な演出も、そのエンタメさとシリアスさを見事に支えている。
そして、まさに最後まで行く。
きれいにまとめるでなく、魅力を存分に押し出すことの重要性がわかる作品であった。
2023年劇場鑑賞73本目
予告を絶対に見るな!!
こーーれさーー
予告のせいだよ
残念すぎるから!!
予告見ていなかったらあそこで
わあ!!ってもっと驚くことが出来たのにさー切ないよ
ぶっちゃけこれをみるまでここまで演技がうまいと思っていなかったんだが
岡田准一はすげえや!!見直した!!
素晴らしい演技だった
綾野剛も浮気マンだから嫌い!!と思ったけどこれは仕方ねーや
結婚もしたから許してやろう。
この二人の迫真の演技マジで良かった
ストーリーも
ん?って思うところもあったけど
笑えるところも沢山あって
岡田准一のファンなのか女性客ピンがおおくて
でもみんなクスクスと笑っていて会場も物凄くよい雰囲気に包まれていて本当によかった!!
ただ、点数が3よりいかなかったのは
予告で覚えてしまい
あーここで車がねーってなってしまったのが残念だった
もっと知らずにみたかったなあ
みつお
後出しジャンケンだが、オリジナル韓国版より遥かに良い
予告編がとても魅力的だったので、劇場にて鑑賞しました。
オリジナル版は本作鑑賞後に、配信にて鑑賞。
2014年作 韓国オリジナル版の冒頭シーン等甘いところをすべて修正された、本作 日本版リメイクの脚本は非常によくできていて、面白かった。
その代わり、ノリは岡田准一さんが主演なだけに「ヘルドッグス」だが、
綾野剛さん演じる"ターミネーター"は、いかにも日本人が好き展開で、ご機嫌でした。
おまけに、ターミネーター目線での"答え合わせ"が、とても親切なので、若い人にも気軽に楽しめる娯楽作品に仕上がっていました。
より 慌ただしさ を強調する為に、設定を
晦日(西洋のクリスマス)にした 制作者センスは 素晴しい。
韓国版 日本版リメイクを観たので、続いて中国版リメイク フランス版リメイクも観たいと思った。
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