最後まで行くのレビュー・感想・評価
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「最後まで行く」ではなく「最後まで行こう」だった。
「最後まで行く」ではなく「最後まで行こう」だった。
韓国のオリジナル版とは趣向を変えてコメディに振ったのは、正解!岡田准一演じる追い込まれる男のコミカルさったらほんとうに笑えるし、笑わせにきててちゃんと面白いのは流石。
対して、綾野剛演じる追い込む男。彼が登場してからさらに面白さが増す。キャラ設定、おもしろい…。
地獄から"人生の墓場"への破滅の道をとことん見せられ、とてもハラハラして楽しめました。
ただ、オリジナルと比べずにはいられなくて。やはりあの狂気と衝撃の展開には及ばなかったかと…。
特にクライマックスの格闘シーンと結末については、演出含めかなり違うので、日本版も面白いけど、これは最後まで行ってはないなぁというのが正直な感想です。(ネタバレになるので詳しくは書きませんが)
ただ笑ったし、不謹慎シチュエーションオンパレードですご〜く面白かったです。
お気に入り★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ ★★★★★★★☆☆☆
一番やばかったのは岡田くんじゃなくて…
綾野くんでした(笑)
知ってる人しかわからないと思いますが、マンガ約束のネバーランドに出てくるシェルターを襲うアンドリューだったかな?あれを彷彿とさせるホラー感(・o・;)
最後までドキドキして、ずっと肩に力が入って疲れましたー。
よくもまあ次から次へといろんなことが起きるもんで…。
映画だからこそのおもしろさでしたね。満点じゃないのは、途中て死んだであろう綾野くんの義父と岡田くんの同僚がどうなったのか??だったのと、最後にお墓の上でのバトルシーンが、ちょっと罰当たり感を感じてしまってってとこでしょうか。
いやでも手に汗握るってこういうことですね。面白かったです。
あ、一番やばかったのは柄本明さんでした(•‿•)
モヤモヤ…
個人的に誰に対しどんな感情を寄せて良いのか全く分かりませんでした。まず冒頭で携帯で話しながら車の運転、その直後に人を跳ね、そのままトランクへ収納。その後の検問で更に飲酒運転が判明…違和感からのスタートで不安の塊でした。
その予想も見事に的中。最後まで全く楽しめなかったです。強いていえば岡田さんと綾野さんのアクションバトル。ここは得意分野でしょう。隠し資産のあった墓地でのバトルは流石だなと思いました(アクションバトルとして)。
私が違和感を感じたポイントをまとめました。
・破局寸前の夫婦関係を立て直すような材料が何一つないのに終盤岡田さんからの電話であっさりとやり直しの可能性を示唆し優しさを見せた広末さん。娘が誘拐されその理由を岡田さんから何も聞かされずそれでも義母の葬儀に平然と立ち会う広末さん。序盤で仕事の電話すら怪訝な態度を示す鬼嫁(まぁ義母が亡くなった直後ということを考えれば気持ちわからなくもないですが仕事柄仕方がない部分でもあるでしょう)。
・岡田さんが怪しいと気づいた駿河さん、その後あっさりと岡田さんに肩入れし、そしてあっさり殺される駿河さん。それでも娘救出を優先する岡田さん。せめても娘助けた後に駿河さんを心配して欲しかった…隠し資産のある入り口のキーと磯村さんの指を持って財宝見つけに行ってるんじゃないよ…。
・綾野さんのスーパーヒーロー並みの無敵っぷり。爆弾でやられ車は池に沈んだのに…その後も岡田さんと死闘を繰り広げ絶命したと思いきや、最後は岡田くんと車でのバトル…。岡田さん、車内で絶命するかと思ってたのに(いかなる理由があれそれだけの犯罪犯したわけだからその方がしっくり来た)…。その死にかけの岡田さんも急に復活するわ…。
他の人のレビューを見てみると韓国映画のリメイクっぽいですね。そう思うとなんとなく構成は理解。私にはこの手の映画は向いていないのかも。
最後までクズでいてほしかったな
リメイクの難しさかな。設定の面白さはそのままに、いかに本邦の役者さんのキャラを生かしつつ日本が舞台でも違和感なくするか。
おおむね成功してるし、なにより岡田准一と綾野剛の存在感が良い。クズに惹かれる嫁が広末涼子なのも、子供の小ささとのバランスの悪さに十分目をつむれる説得力。
ただ残念ポイント2点。ラスト近くで「工藤」が妙にいい人ぶったりして、wウェットに失速するのが残念。お金前にしてウハウハで(これで嫁や子供とやり直せる!)と浮かれるくらいのバカで良かったのに。
もう1点は、韓国版だと気にならなかったけど、日本だと棺桶結構開けるし(親分みたいに顔を拝む)最後に参列者で仏さんの横にお花を置くんだよね。バレずに焼き場までは無理があると思った
フィルムノワール風の活劇
韓国映画を藤井道人監督がリメイク。冒頭の雨中のドライブシーンから、フィルムノワールな雰囲気。オリジナルは未見だが、残酷さは韓国映画譲りか。
小心者の小悪党を、岡田准一が好演。さらに存在感を示しているのが、綾野剛。縁無しメガネで、頬をピクピクさせるところとか、上手い。広末涼子も疲れた母親が似合うようになった。
藤井監督は、長回しの中で突然惨劇が起こるショッキング演出が好きなのだろう。社会性を前面に出す作品より、このような活劇の方が向いているのでは。クライマックスの札束を蹴散らしての対決、墓石を倒しながらの乱闘は、三池崇史作品を思わせるが、もっとアナーキーでもよかった。
ラストは、オリジナルとは違うようだが、あれが「最後まで行く」ということなのだろうと理解した。
謎の勢いとギャグ要素強め
原作が韓国のようで日本的なじっとりした湿度のあるような邦画では無いです。
パラサイト半地下の家族のような、勢いがあります。
勢いの中に笑いが随所にちりばめられてる感じでした。
綾野剛、不死身すぎてワロタ
どこまで行く?
韓国映画が原作だけあって次から次へと驚くべき出来事の連続で大興奮しました。
愛知県の架空の地方都市を舞台に岡田准一演じるヤサグレた刑事と綾野剛のエリートの監察官の壮絶なバトル。何故死なない?という細かい事は気にせずに観た方がいいです。
岡田准一の代車の軽自動車のナンバーが389だったのが個人的にはツボでした。並び替えれば893=ヤクザって…油断ならない映画です。
サスペンスと笑いとをうまく昇華した面白い作品だったな、 という思い...
サスペンスと笑いとをうまく昇華した面白い作品だったな、
という思いと何か薄っぺらい中途半端な作品だったな、
という思いがちょうど半々です。
こんな師走は嫌だ。
オリジナル版は未鑑賞です。大雨の夜。突然飛び出してきた男を車で轢き殺してしまった刑事がその死体をトランクに隠す所から始まる物語。前半はハラハラドキドキのクライムサスペンス。後半はかなりコメディ色が強くなってゆきますが、スピード感があって楽しめました。
金の亡者による大金を懸けた攻防に翻弄される後のない男達。ターゲットはまさに“鍵を握る”逃走中の半グレ。ストーリーはなかなかぶっ飛んでますがパワーで乗り切ってゆく感じで痛快でした。なんか途中でおっさんが1人ボコられるんですけど、あの人どうなったのかだけ疑問です。他はもう最後まで行くってことで。
その場しのぎでドツボにはまってゆく岡田准一の滑稽さは愛しくさえあったし、綾野剛に関してはもうこんな綾野剛がずっと見たかったです。あの「感動した」ってとこ最高でした。
クズばっかり
韓国版は観ずに観賞しました。
岡田准一演ずる主人公工藤がオープニングから見事な小悪党で、まったく同情の余地がない…というのが、この映画全体に私をライドさせてくれた。
「大丈夫?」と主人公を心配してドキドキする感覚がある一方で「ざまーみろ」「バチが当たれ」という思いが並走する。
そう、この映画は、主人公が上手く行っても失敗しても、心のどこかでは快楽を感じることができるという万能装置。
そして登場する綾野剛演ずる矢崎がまた哀れな小悪党で、この二人がどんどんそもそも望んでもいない大事に巻き込まれていく。
「いかにも」すぎる演出が気になる箇所もあるけど、全体がコメディに寄り過ぎないバランスとの相性の良さで気にならないし、個人的にはこういう登場人物中の「クズ」率の高い映画は大好きなので、満足度は高め。
クライマックスの対決バトルシーンは、後半が要らなかったかな。室内だけで十分楽しめた。
そして、お涙エンディングかと思わせての「そうはさせるか!」ラストの気持ち良さ。
観客にちゃんと「よし、最後まで行け!」と思わせて終わる粋なエンディング。
出てくるほとんどが犯罪者で、起きているのはその騙し合いだし、暴力がかなり描かれるのに、結局気持ちよく劇場を後にできる。
役者陣もみんな良い芝居してました。
ヤバいヤバいヤバいヤバい!
岡田准一の前半の焦りっぷりがヤバい笑
ろくでなしなんだけど、切り抜けても誤魔化しても何度もヤバい状況が続くから笑っちゃうし、可哀想に思えちゃう。歳をとって泥臭い役が似合ってきた。
前半のダイハードのパロディっぽいシーンだったり単純に面白かったが、中盤からのびっくり展開にもうどうなっちゃうの〜とハラハラしながら観ていた。
綾野剛のプライド激高な男がブチ切れて見せる狂気の様は怖すぎたし、あのしつこさは本当勘弁して欲しい笑
二人の狂気の顔芸は実物だし、終盤の更なる事実には驚かされた。
とにかく磯村勇斗が出てる作品に外れなし!!
最後まで行く、だって行くしかないから
2014年に韓国で上映され、その脚本の面白さによりいろんな国でリメイクされてるらしい同名原作の日本版
愛知県警マル暴だけどもまぁまぁ反社周りとのゴニョゴニョもあるっちゃあるもんだからドキドキしてる杉本哲太刑事と駿河太郎刑事の元に、県警本部バックオフィスの綾野剛監察官が事実確認にやって来る
そんな中、同僚マル暴の岡田准一刑事が、土砂降りの雨の中、道路に飛び出してきた若い男性を車でうっかり撥ねる
適当に上手いことやってきた人達ばかりの中、どうにも適当に上手いこと捌けないような事象が発生して、さぁ、そうなるとそれぞれのエゴが吹き出して全部が歪む、だからもう、フルスロットルで最後まで行くしかないだろ
こういう荒さをみんなで楽しめるといいよね
岡田准一と綾野剛
正義感丸出しの刑事ではなく
本当にいそうな現実的な刑事を演じた岡田准一をはじめ
ストーリーも配役も
リアリティを生んでいて
ぐっと引き込まれました
ただ、綾野剛がゾンビ過ぎて何度でも蘇りすぎかなと思いました
そして、あくまでも冗談ですが
綾野剛を煽ってしまった最近全く話題にならなくなった○ーシーさん
映画の迫力さながらで
追い込まれているなら
そりゃ相手が悪かったかなと思いました
やはり、そこまで行く
タイトルのあまりの潔さに、思わず観てしまいました。オリジナル作品は未見ですが、最初っからアクセル全開の展開で、主人公の刑事の崖っぷちぶりが悲惨を通り越して笑ってしまいます。刑事の悪事を脅迫してくる相手はすぐわかっちゃうんだけど、脅迫犯側の崖っぷちぶりもなかなかのもので、ここからお話しが一気にヒートアップしてきます。一方で,脅迫犯のブチ切れ振りが凄すぎて、なりふり構わなくなってきて、最後はホラー映画みたいになってくるのは痛し痒し。役者では、岡田准一がいつもの精悍なイメージとは打って変わったダメっぷりがよかったです。綾野剛もサイコな感じが、とてもキモかっこよかったたです。
韓国オリジナルを観てから…
日本がリメイクして上映中と知り、韓国オリジナルを観てみたら、オリジナルが良かったので、観てみました。
だいたい大筋は同じだけど、けっこうアレンジで変えてあります。
色々と分かりやすくなってたり、結末も変わってる…
韓国オリジナルの方が当然いいけど、がんばったリメイクだと思う。
日本リメイクは、かなり対決を全面に出してます。
綾野剛さんの演技が素晴らしくて、完全に主役を食ってたと思う。
この映画の真の主役は彼でしょう!!
普段は邦画を観ないので、バラエティのイメージしかなかったんだけど、こんなに演技が上手いとは!!
おみそれ、しました(笑)
ベスト・キャスティングでは?
加瀬亮さんが演じても合うだろうし面白そうだけど(笑)
韓国オリジナルを未観の方には、ぜひオリジナルも観てほしい。
僕は韓国オリジナルの方が好きです。
でも、コッチの日本リメイクも好きです。
もう1回観たい♪
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