最後まで行くのレビュー・感想・評価
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冒頭の掴みからドキドキ
ストーリー展開が実にいい!
下手な映画は相関関係のどこかに無理があったりするけど、この映画はそのバランスが絶妙。
タネ明かしも引っ張り過ぎず、適度に開放されてそこから話を進める気持ちよさ。
一定のオチはついて終わったように見えてが、ラストシーンの不敵な笑い合いが分からなかった。
誰が誰を追い詰めているのか、最後までのお愉しみ
脚本の勝利。未見だが、原作の韓国映画が素晴らしいのだろう。主人公が追い詰めている映画と思いきや、追い詰めている側も追い詰められていると分かる過程が秀逸。エンドロール直前の落とし方もいい。中国やフランスでもリメイクされた理由がよく分かる。誰一人味方できない作風こそ好みではないが、客あしらいに長けたサスペンスの佳作。岡田准一師範のダメ男っぷりも一興。
こてっこてだけど、最後まで爽快
映像のインパクトがすごくて飽きないし、こてっこての展開だけど、それがまた面白いし、もう終わりかなっと思ったら、もういっちょ!それもういっちょ!という感じだから、アクション映画としては面白かった。
負けず劣らず
原作に負けず劣らず面白かった。
岡田くんのパートはコメディ色が強く出てて、
そこは好き嫌い別れるところなのかなと思いました。
アクションシーンもしっかりしてて、
日本が舞台と言う事で、より親近感?を持ってみる事が出来ました。
強いて言えば爆破シーンは原作の方がリアリティーと
迫力があったかなと思います。
綾野剛は悪いやつがハマる。
イライラしてる感じがとても上手かった。
藤井組は役者さんがみんな上手くて安心して観れる
気がします。
かなり良作のリメイクだと思いました。
久々の当たり邦画
韓国の原作見てないけど脚本が面白い。引けに引けなくなってどんどんスケールが大きくなるのが面白い。シリアスとコミカルの塩梅が良い感じ。終盤は割とコミカル寄りの映画。シリアスな映画好きな人は微妙かも。主人公と相手の演技が良かった。心の友が見つかって良かったね
砂漠のトカゲ
砂漠の灼熱の砂に片足を上げ下げしながら、
アチチ!!achichi!!アッチチ!!と・・・
それでもそこを離れない種類の人間!!
(スリルが癖になるとか、有りませんかね?)
警官もヤクザも共通するのは、《スリルがある》事ですかね。
拳銃所持してるだけで、
スリル(緊張感)が有りますよね(違うか?!)
(万が一にも、発砲すれば・・・とかね。)
まして裏金(とか汚職や横領)に手を染めていれば、
スリル・メガMAX!!
《あらすじ=ネタバレです》
警察官の工藤(岡田准一)は、母親が危篤との知らせで、
病院へ向かう途中だった。
工藤は酒気帯び運転中で、
妻(広末涼子)からは「お母さん、危篤よ」と、
続き「今、亡くなりました」の会話。
気が動転して、飛び出した男を轢いてしまう。
しかもトランクにその死体(死体役は全身タトゥーの磯村勇斗)を、
入れたままで、検問を受ける羽目に・・・
日本ならバレれば逮捕そして懲戒免職・・・だけれど、
ご存じの通り、韓国映画のリメイクですし、
ノワール映画ですので、エンタメです。
岡田准一は悪い事は悪いけれど綾野剛ほどではない。
岡田くんは、アクション少なめコミカル寄りですが、
娘の真奈ちゃんに見せる顔に、なんかパパっぽくて
実生活をちょっと覗き見した感じ。
綾野剛は如何にも切れそうなエリート監察官を、
悪そう!!ヤバそう!!怖そう!!
が、実際に、怖い!!悪い!!ヤバイ!!キレッキレ!!
その切り替え・・・すごい演技力でした。
ラストの泣き笑い
(これ、未だかって見た事ない表情(*☻-☻*)
これ脳裏に張り付きましたもん!!
中盤では救世主かも?
見逃してやる、矢崎(綾野剛)ですが、
彼はどうしても死体が必要だったのです。
【ネタバレのネタバレですが】
韓国映画では、
死体の胃の中にラストに開ける《扉》の鍵を飲み込んでいた。
日本リメイクでは、その扉は死体役の磯村勇斗の指紋認証が
必要だったのです。
(工藤が死体の指を切断してました)
韓国版のお葬式の喪服はチマチョゴリだったり、
土葬だったりするので、
墓を掘り起こして死体の胃の中から鍵を取り出すシーン、
とかも、ありました。
12月29日に始まり、
12月28日で、実は交通事故の前ぶりがあり、
12月31日の深夜のカウントダウンと花火で、
年が明けても、
ゾンビのように工藤も矢崎も復活して、
(車にダイナマイトで吹っ飛んだのに矢崎はマジ・ゾンビ!!)
完全に違うのはラスト!!
札束と金塊が誰のものになるか興味のある方は、
韓国版をご覧くださいね。
ラスト、
韓国版の、日本のリメイクも一長一短!!
(日本の方が、クスッと笑えるかな!!)
オリジナルは韓国映画
「最後まで行く」は韓国映画がオリジナル、中国版は「ピースブレーカー」で二つともとても面白い。
フランス版は「レストレス」でこれは未見。
さて日本版だがひき逃げする刑事は岡田准一、監察官は綾野剛が演じる。
母親の死に直面し、ひき逃げして死体を隠す刑事は賄賂を取る悪い刑事だった。
運悪く警察署に県警の監査が入り、心配事が二つ取るが、それでは終わらなかった。
韓国映画のノリを踏襲、飽きることなく楽しませてもらった。
パンチングマシーンには表情の良さまでは測定できないという大きな弱点がある。
交通事故の隠蔽をきっかけに裏金の話に巻き込まれる話。
普通の作品。僅かにギャグ。
良い点
・バトルフィールド
・顔
悪い点
・血痕は
・無駄にタフ
その他点
・鍵屋をなめている。もしくは工事費のが安くつく。
最高のエンタメ
笑い止まらないと思ったら、アクションも目が離せない🫣
韓国版はもっとシリアスだったけど、日本版は追い詰められる人を見て思わず笑っちゃう作りになってるのが良い!
エンタメムービーを藤井監督のリメイクで見れる喜び。
ラスト、岡田さんと綾野さんに全部持ってかれたー!!!
人間が一番こわい
綾野剛の最後の笑い顔がめちゃくちゃ怖くて最高
一度人の道を踏み外したら転がり落ちて地獄に真っ逆さまという本来なら殺伐ちしているだろうストーリーが少しコミカルにエンタメに振り切ってスピード展開していって見応えあり。
人の道を歩く人達との対比や、主人公のどこか憎めないキャラクターが良かった
狸が一枚上手だった
韓国文化と日本文化の違いを上手く改変出来ていない違和感
(ネタバレですので鑑賞後にお読み下さい)
※本来の長いレビューを書く時間が最近ないので、短く
今作の映画『最後まで行く』は原作が韓国映画だと思われますが、今作は作品内容が上手く日本文化に対応する形で改変されていないと感じられました。
具体的には、個人的なこれまでの印象では、韓国では血縁や家族関係が(社会関係より)優先され、日本では組織や社会関係が(血縁や家族関係より)優先される違いがあるという改変に関してです。
つまり、映画の中で監察官・矢崎貴之(綾野剛さん)は、結婚して義理の父になった県警本部長(千葉哲也さん)に絶対服従の姿勢を取っていますが、日本の感覚からするとこれは相当な違和感を覚えます。
なぜなら、日本では、組織の論理が血縁や家族の論理より優先されるからです。
例えばかつて問題になった警察の裏金問題も組織優先の論理の典型です。
日本の映画ドラマでは、組織の論理に引っ張られて家族と軋轢が生まれる作品が多く描かれて来ました。
なので、今作映画『最後まで行く』の監察官・矢崎貴之(綾野剛さん)の行動動機は、警察の組織防衛の為と、日本文化に合うように行動動機を改変する必要があったと思われました。
他の警察の人間も、組織を優先するあるいは警察組織が守るべき法律を優先する、の描き方が薄く、映画全体の違和感は相当あったと思われます。
優れた監督であるはずの藤井道人監督と優れた俳優である綾野剛さん岡田准一さんの座組で期待された高い水準の映画からは、致命的な改変ミスだと個人的には残念に思われました。
アクションや爆破シーンなど迫力ある描写も多かっただけに本当に惜しいと思われました。
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