最後まで行くのレビュー・感想・評価
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韓国版と比べてみた
※内容のネタバレはありませんが、シーンのネタバレありますm(_ _)m
本作は2014年に日本で公開された韓国映画のリメイク版だそうです。
韓国版を観たことがなかったので、2日前にAmazonプライムで予習をしてから劇場に向かいました。
韓国映画は好きな方でして、今まで韓国映画を観てつまらないと思ったことはないんです。
もちろん本作も非常に面白く、ハラハラドキドキさせられ、あっという間の2時間でした。
韓国映画って、アメリカ映画と似たところがあって、こんな事あり得る?って演出を違和感なく楽しませてくれんですよね。
さて、日本版。
2日前に韓国版を観たばかりだし、予告ではほぼ同じ内容っぽかったから、飽きるかなと思いましたが、いやいやメチャクチャ面白い。
ストーリーが完全にわかっているのに何故かハラハラドキドキ。
また、韓国版では笑うシーンはなかったが、日本版では(ここ笑っていいの?ってところで)3回笑った。
まず岡田君の配役はハマりだなと思いながら韓国版を観てましたが、実際劇場で観た日本版は韓国版の主人公とは少々タイプが違いました。
これも、2日前に観たばかりなのに、飽きない理由のひとつ。
韓国版ではあり得ないようなスピード運転でお母さんのところに向かう主人公が、日本版では豪雨の中で携帯しながらの危険な運転。
日本ではありえないようなカーチェイスも、韓国版ではありましたが、日本版ではなし。
車を爆破させるシーンも、韓国版では「これ誰かに見られない?」って思う場所での爆破シーンが、日本版では絶対に誰も来ないよね、ってところで爆破。
しかも娘が人質になっているので益々ハラハラ。
韓国は土葬、日本は火葬。
あのシーンはどうやって日本版では演出するんだろと…
なるほど納得。
韓国版では何があったかを、死んだ奴の仲間から聞き出すだけだが、日本版では時間を巻き戻して実際に芝居してくれるから、これまた面白い。
若干のシチュエーションや登場人物が違うだけでストーリーはほぼ韓国版と思いきや、なんと最後の結末が全く違う。
アメリカ映画や韓国映画って、ああいうオチあるよねー。
うんうん、日本映画っぽいオチだわねー^_^
結末とラストシーンは日本版の方が好きで下。
綾野剛もサイコ過ぎて怖かったー。
岡田くんも、綾野剛も、広末涼子も、演技上手すぎ!
演出も脚本も凄すぎて!
韓国版に五つ星付けるなら、日本版は六つ星を付けたいです。
これから観られる方、、、
韓国版を予習してからの鑑賞をお勧めします!
あれだけしつこいと最後笑うしかないよね❗️
素行の悪い刑事工藤(岡田准一)が、飛び出してきた男(磯村勇斗)を車で轢いてしまうことから始まるコメディサスペンス。日本ではありえない展開がまさに韓国リメイク版。韓国映画っぽい匂いがぷんぷん。トランクの死体の携帯が鳴る。死体を葬儀所に運ぶのに通気口を通る。間抜けな警備員。トランクの中を見せろと言われて開けるとすでにない。ドライアイスを自ら変えるシーンなど韓国映画ぽい場面が盛りだくさんのコメディの前半から一転、後半はその死体がえらい代物だったことから一気に伏線回収とともに、ハードなサスペンスへと突き進んでいく。本部の監察官矢崎(綾野剛)がある理由でその死体を返せと執拗に追ってくるのである。これがもう狂気というよりほぼターミネーター。本部長の一人娘との政略結婚の立場を守るために手段を選ばない。最終的には本部長を殺し?全ての糸を引いていたヤクザの組長(柄本明)に全てを奪われたので、もう工藤を追う必要がないように思えるのだが、矢崎は工藤を追うのである。最後のカーチェイス。工藤が色々なことが一周回ったのかゲラゲラ笑うシーンが面白い。最終決着を見せずにモヤモヤ感を残す感じも韓国映画っぽい終わり方だなー。クスクスハラハラのあっという間の2時間の作品でした。あっこれ邦画でした😆
まさに最後まで行く
藤井道人監督×岡田准一×綾野剛
期待していたが、それをうわまわる良作
主人公が序盤から大ピンチ
悪徳警官ながら
たたみかけるような不運に慌てふためく姿に
思わず笑ってしまう
岡田准一の骨太かつコミカルな演技はさすが
綾野剛演じる監察官・矢崎の底知れぬ不気味さと狂気 エリートの仮面が剥がれ落ちていく表情や動きとエリートの仮面が剥がれ落ちていく表情や動きが圧巻
それでいてどちらも人間臭さがあり憎めない
脇を固める柄本明、磯村勇斗、広末涼子、他ベテラン勢が隙なく配置されいい味を出している
藤井道人ならではの映像センスに疾走感あふれるテンポにブラックユーモア
オリジナルにはない2人の男の人間くささと特異な関係性を見事に描ききった。
まさに「最後まで行く」
見終わったあと満足感をもってこう思えた。
一番の被害者
この作品で一番の被害者を考えてみた
岡田准一、綾野剛、柄本明、広末涼子、杉本哲太………
岡田准一も綾野剛も、まあ被害者だけど最後は生きてる
柄本明が一番オイシイのを持ってく勝ち組
広末涼子と杉本哲太は巻き込まれ系の被害者
そんな中、一番の被害者は岡田准一の同僚で車ごと潰された人では?
という結論に達した
下手したらかなり長期間発見すらされないよね…
とまあ、そんなことを考えた面白いエンタメ映画
藤井監督は今年の日本映画を支えている。
凄まじいクライムアクション
日本リメイク版は、クライムアクションとしてよくできてました。
綾野剛の狂い方と、柄本明の極悪人ぶりが際立っていて、ここまで全員悪人だと主人公がかわいそうになってきて、ちょっと応援したくもなりました。
主人公が岡田准一だからかもですが。
原案となるリメイク元の韓国映画って、観ている間はハラハラしていいんですが……
観終わって時間がたつごとに、「雑に盛り込みすぎ」なのが気になってくるのと、主人公の小悪党っぷりに共感できなくなり、「そんなに面白かったっけ?」と印象が変わっていったのですが。
この日本リメイク版は、筋が通るようにきちんと整理してまとめたことと(その分、原案比では勢いがそがれた印象もなくないが)、どの登場人物もキャラが立っていたから、観やすくてストンと腑に落ちるような内容になっていました。
これは監督・脚本の力量によるものとも言えますし。
主人公が岡田准一だからかもですが(大事なことなので2回書きます)。
「スピード感が好き」
不自然さがちょっと気になる
予告編で見た印象そのままだった。
緊迫感がある場面と笑える場面が混在してまあまあ
面白かったのだが細かい部分で不自然さが気になった。
例えば冒頭、車の中で電話している場面。
雨が上から下へ真っ直ぐ落ちていくから駐車している
のかと思ったら設定の上では結構スピードを出して
走っているらしい。ならば見た目上は雨は前方から
後方に向かっていなければおかしい。あと、時速数十キロ
で人をはねたら車はもっと激しく破損しないか?
その他いろいろ。ご都合主義の脚本と手間を省いた撮影。
岡田准一の役柄には魅力を感じなかったが綾野剛には
凄味を感じて、それだけでも観る価値があった。
二人の対決がクライマックスになるが後半の展開は
ちょっとくどい感じがした。
主演2人の雰囲気が良い
笑いとドキドキ感が満載
コメディタッチのシーンもあればドキドキ感もあり、色々楽しめる映画です。
韓国版をリメイクという事で、火葬の日本では無理のある設定になってたりしますが、ご愛嬌という事で!
尾田(磯村)が矢崎(綾野)の手形を結婚式場で採取したのち、指紋認証を自分の指紋に変えたと思うのですが、その時点でお金を運び出せた(出せばよかった)のではないでしょうか?まあ、あれだけあると全部を2人じゃ無理かもしれませんけど。
まさに狂気の展開
主役2人で最後まで
みんな演じるのが楽しくて仕方なかったんじゃなかろうか
お前らはもう終わりだ
エンタメとしてはなかなか面白かった。
序盤、工藤の誤魔化し方に無理がありすぎるものの、コメディ色強めなので流せてしまう。
笑わせすぎず、サスペンスとのバランスが取れているのも見事でした。
しかし、緊迫感を煽るBGMや演出が安直だったのは残念。
終盤もちょっとやり過ぎかな。
金庫での四つん這いの乱戦でトカゲを想起させるのは上手いものの、長すぎる。
札束の保管方法も、明らかにアクションに活かすために設定されていて違和感が強い。
仙葉の「リークしたのは自分」以降の台詞も蛇足だと思うし、女もグルまでいくとリアリティがない。
(脅されてたならまだしも、何度死んでもおかしくないのに余裕の笑顔だし)
岡田くんも良かったけど、完全に綾野剛が喰ってたし、最終的にはやっぱり柄本明が持っていく。笑
劇中のパワーバランスとしてはあれで丁度よかったのかな。
もう少しスッキリ纏まっていたら快作足り得た。
エンドロールの曲は、作品との相性も含めて最高だったと思います。
一番かわいそうだったのは、事あるごとに「なんだその車」と言われるあの車。笑
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